確実に貯金をする方法として、銀行で自動積立をしている人は多いのではないでしょうか?筆者も収入は大変少ないながら、ちょっとずつでも貯められたらいいかな…、と思い、自動積立をしています。
仮に3,000円程度の少額でも、自動積立しておくといつの間にかある程度まとまった貯金額になっています。貯めておけばいざというときに役立ちますよね?
【この記事の目次】
投資信託のシミュレーションの意義
当面使う予定のない預金はどうしたら有効活用できるでしょうか?すでにある程度の余裕資金があるのなら、投資信託の積み立てをすることでお金を増やすことができるかもしれません。
もちろん元本割れのリスクも隠れているため、あくまでも余裕資金があれば、の話ですが…。
そこで、投資信託を始めた場合、どれくらいの期間積み立てて、分配金がどれくらいならいくら溜まるのかをシミュレーションしてみようと思いました。
そして検索したところ、投資信託のシミュレーションが簡単にできるサイトを見つけました。楽天証券の「積立かんたんシミュレーション」というサイトです。このサイトを実際に使ってシミュレーションしてみます。
「楽天証券:積立かんたんシミュレーション」を使ってみた
入力するのは、「毎月の積立額」、「積立期間」、「リターン(予想)」です。
入力してから「計算」をクリックすると、「積立期間」が満了した時点での最終積立金額が表示されます。
仮に…
- 積立期間を10年
- 積立金額を2万円
- 運用リターン5%
と想定して「計算」してみると…。最終積立金額は3,105,646円と出てきました。
元本は240万円なので、その差は70万5646円。これが利益ということです。
あくまでシミュレーションですが、積み立てておくだけで10年後に70万円も増えるなんていいですよね。期待してしまいます。
目標金額を設定して逆算することもできる
このサイトの特徴は、最終的に増やしたい目標金額を設定して、毎月の積立額を逆算できることです。また、目標金額達成のための積立期間や希望リターン額も逆算できます。
本気で投資信託を考えるなら、ファンドを選ぶに当たってこのサイトを活用できるかもしれませんね。
検索していたら、楽天証券のサイト以外にもシミュレーションできるサイトを見つけました。さわかみ投信株式会社の「複利効果シミュレーション」というサイトです。このサイトのいいところは、初期投資額を設定できることですね。
「さわかみ投信株式会社:福利効果シミュレーション」を使ってみた
では、実際に「さわかみ投信株式会社の複利効果シミュレーション」を使ってみたいと思います。
初期投資を20万円とし、以降毎月2万円投資する、と仮定したいと思います。
- 運用年数を10年
- 想定利回りを5%
として計算すると…。
- 投資総額は260万円
- 試算結果は342万円
つまり、10年後には82万円資産が増えることが分かりました。
ただし、サイトの注意書きにもありますが、この表示金額は課税分が考慮されていないとのこと。年間の利益が20万円を上回ると20%課税されます。
年間30万円の利益が発生したら、その内6万円が税金として徴収されるということです。それが10年つづけば60万円ですから、けっこう大きな金額になりますよね?自動シミュレーションのサイトでは、そこのところは反映されないので注意しておきたいです。
あくまでもシミュレーションだが期待が膨らむ
ここでご紹介したサイトは、あくまでもシミュレーション。予測リターンも、自分で仮設定する数字です。実際にはそれほど利益が出ない可能性もありますが、具体的な数字を入力して予測できると期待が膨らみますね。
または、逆に予想額を上回る可能性もありますね。余裕資金があるなら、そのまま銀行に貯金しておくのではなく、投資に回すのもいいのではないでしょうか?
(文/河原まり)