最近、若い子の間でしばしば行われているパパ活。
あなたはご存知だろうか。
ざっと簡単に説明したい。
パパ活とは、お小遣いがほしい女の子が、肉体関係を構築しないことを前提に、男性とデートに出向いてみたり、食事をおごってもらったり、経済的な支援を受けることを意味するワードだ。
多くの男性としてみれば「なんじゃそりゃ」といった話ではあるが、実際にパパ活でやりくりしている女の子というのも、少なくないという。
冷静に考えてみれば、これって男性にとってはさほどの利点はないように思える。
だって、言ってみればタダ飯をおごったり、これという見返りも求めずにデートをするわけなんだし。
一体どうして、わざわざ金銭的、経済的な支援がメインの関係にメリットを感じる男性がいるのだろうか。
実際に体験者に聞いてみた!パパ活女子の実態
パパ活というものの概要を見ただけでは、なんでこんなものが成り立っているのか。これがよく掴めなかった。
そこでいつものように、パパ活を楽しんでいる男性を探し出して話を聞こうと思ったのだが……残念ながら今回は、その手の男性を見つけ出すことができなかった。
代わりといってはアレだが、パパ活でお小遣いを稼いでいる女の子を発見することはできたので、そちらの声を紹介していきたい。
パパ活経験者のFさんは、現在24歳。フリーターをしていて、毎月の家賃や水道光熱費の足しにするため、パパ活をスタートさせたということだ。
彼女が今お世話になっているパパは40代の経営者ということだが、肉体関係は結んでいないという。
「それは男性として魅力がないからなのか?」と質問してみると、若干のタイムラグとともに、「はい」という返事が。
しかし、Fさんのパパ活相手はそれでも十分満足しているそぶりなのだという。
純粋に、女の子に施しをするのが好きなだけなのかもしれない。
しばしばデートをすることはあるが、周囲の目が気にならないよう、もっぱら遠隔地へのドライブデートなのだそうだ。
Fさんの友達に目撃されて、変に噂にならないように注意しているのかもしれない。
実際彼女は割と魅力的な容姿をしていたので、そんな女性を連れて歩いていること自体に、この男性は優越感を得ているのだろう。
1回のデートで、Fさんは20,000円から40,000円をお小遣いとして渡されるという。
デートの所要時間はせいぜい半日程度なので、割が良いといえばそうかもしれない。
Fさん自身も、「アルバイトよりも効率が良いのがメリット」と話していた。
ところで、パパ活をやる女性のとってはデメリットもいくつかあるはず。これについても質問してみたところ、このような返事が得られた。
「今のパパを見つけるまで、何人かと会ってみましたが、好みじゃない人も多くて大変でした。それに、ホテルに行きたがる人もいたので、怖かったですね。今はそういうことを言わない男性にパパをしてもらっているので、安心です」
ちなみにFさんには彼氏もいて、その彼氏もパパ活のことは承知しているという。
時代は変わっていくんだなぁ。
パパ活の進化系?誰にも会わずにおこづかいをもらう女子
正直、Fさんの話を聞くだけでお腹いっぱいだったが、もっと凄い事例にも出会うことができた。
なんと、パパ活相手と実際に会うこともなく、お小遣いをもらっている女性がいたのだ。
一体どんな魔法を使っているのかと言うと、今や生活に欠かせないネット。
このネットの力をフル活用しているのだ。
個人のSNSに自分の口座を公開して、生活費を募ってみたり、大手通販サイトAmazonの「ほしいものリスト」を公開する。
ぶっちゃけていえばこれだけ。やっていることはこれだけなんだけど、ルックスが可愛い女の子ともなれば、結構これだけでも男性からの救援物資やお小遣いが送られてくるというのだ。
いやはや、凄い時代だなぁ……。
この女性にも詳しい話を聞きたいところだったが、取材費を振り込むことを要求されたので音速で断ったかぎりだ。
若い女性はコンテンツ!自分の容姿を武器にするのも立派な生きる知恵
最初にパパ活という概念を知ったときには、なんだか拍子抜けしてしまったというか、脱力してしまって「そんなのが成り立つわけないじゃん」と感じていた。
しかし、実際にパパ活を満喫しているFさんという事例を見てしまった以上、この考えは改めなければならないだろう。
パパ活をする女性たちは、なんというかたくましいというか、男性が「若い女性に弱い、デートしたい」という願望をしっかりと理解して武器にしている。
そういった意味では、パパ活女子には大きな需要が秘められている。
もっとも男性としては、どうせならパパ活をするより、純粋に恋愛をできる相手を探したほうが、より実りは多いと思うけど……。
ただ、パパ活というアクションにも需要があるのは事実なようだ。
パパ活に邁進する女性たちには、素直に賞賛の拍手を送りたい。