人生には多くのお金が必要です。特に家族がいる場合には、住宅費用や教育費、老後資金などを準備しなければなりません。
やりくりしないと、生活費はまかなえても、必要な貯金額をまかなうことは困難です。
この記事では、賢い主婦の家計管理術を紹介します。
まずは節約の目標を決める!
節約をする上で最初におすすめしたいことが、節約の目標を決めるということです。節約の目標がないと、日々の節約の励みにならず、ただ我慢することになってしまいますし、買い物をする時の目安が分からなくなってしまいます。
収入に見合った範囲で目標を設定し、その目標を目指して節約に励むと良いでしょう。その際には、家計簿を付けて、家計の見える化をすることも重要です。目標通りに節約できているのかをチェックしながら、家計管理を行いましょう。
目標から逆算した予算組み
目標は「いついつまでにいくらの貯金をする」でも良いですし「毎月いくら以上黒字にする」でも良いかと思います。大事なことは、目標から逆算した月々の予算を明確に設定することです。
予算は、家計項目ごとに設定する方法だと明確な行動指針となります。たとえば、食費と日用品に必要なお金を封筒に分けておいたり、1カ月の予算から逆算した生活費を4等分して、1週間分の現金を小分けして封筒に入れるのも良いでしょう。
また、最初から財布に1か月分の生活費を入れておき、その金額で乗り切るなども良いかと思います。いずれにせよ、目標から逆算した予算を確実に守れる工夫が重要です。
浮いた分は貯金箱に入れる
効果的な節約ができると、月によっては目標以上にお金が浮くことがあるでしょう。そんな時は、浮いた分だけ貯金箱に入れましょう。この方法は貯金方法としても優れており、数年経てばかなり多くのお金が貯まっている可能性があります。
そして、この貯金を利用して、家族で旅行に出かけたり、外食に行ったり、共有できる商品を購入するなどの目標を立てると、家族一丸となった貯金術となります。自分だけで貯金するよりも楽しいですし、何よりも節約の励みとなります。ぜひ試していただければと思います。
無駄遣いも予算設定をする
日々節約に勤しんでいると、時にはストレス発散で消費をしたり、衝動買いの欲望に駆られることもあるでしょう。しかし、浪費をしてしまうと、毎日の節約の努力が吹っ飛んでしまい、モチベーションも下がってしまいます。
そのような場合の対策としては、浪費を想定した予算を立てることも大切です。浪費に予算を持たせることで心の余裕もできますし、使わなかった予算分は臨時出費の予算としたり、浮いた分として貯金箱に入れることもできます。節約失敗のためのセイフティーネットとして設定しておきましょう。
項目別の主婦の節約術
家計簿を付けると、家計には多くの項目があることに気が付かれるでしょう。同時に、今まで支出に対する意識が漫然としたものであったことにも気づかされるはずです。中でも食費や日用品は、ちょっとした工夫で節約することができるため、多くの主婦が工夫をしながら買い物をしています。
そこで、多くの家計項目の中から特に節約効果が高い「食費」「外食費」「日用品」の節約術を紹介します。
賢い主婦は食費の節約がウマい!
賢い主婦は食費の節約がウマいという傾向があります。スーパーの特売情報を瞬時に仕入れたり、スーパーごとの特売日や得意分野を把握し、ハシゴして買い物をするなど、お得に食材を仕入れているのです。
また、普段使いのスーパーのポイントカードを揃え、同じ買い物もよりお得にすることで節約していますので、1回の買い物での節約金額は少なくても、長い目で見た時には大きな差となるのです。ぜひ旦那さんは、主婦の知恵と努力の結晶が食費に表れていると思って、文句をいわずに食べましょう。
外食費も予算内なら安心
食費が節約しやすい反面、外食費は浪費しやすい項目です。家族で外食をしたら、食後のスイーツやコーヒーなど、連続的に注文をしてしまいがちです。また、お出かけついでに「今日は食べて帰ろうか」のひと言で外食費用の発生が確定してしまいますので、なるべく自宅で食べる習慣を付けた方が良いでしょう。
とはいうものの、全く外食をしないのも息苦しいかと思いますので、浪費と同様に、外食費用も予算を決めておきましょう。予算に見合ったお店を選ぶとリスクを管理することが可能です。
日用品もちょっと工夫で節約可能
日用品も工夫次第で大きな節約となるでしょう。スーパーやドラッグストアなどを上手く使い分けている主婦の姿をよく見かけます。また、ネット通販を利用してポイントを貯え、現金化したり電子マネー化することもできますので、ネットの利用も効果的です。
さらに、無料サンプルをもらった場合には、オークションサイトやフリマアプリで販売するなど、ちょっとした財テクをしている主婦もいらっしゃいます。日用品は生活の必需品ですので、食費と同様に継続的な節約が長い目での節約効果を発揮します。
固定費の節約を諦めないで!
固定費は毎月決まった金額を支払わなければならないため、節約する術がないと考えている主婦は意外と多いようです。しかし、固定費こそ節約すべきです。なぜなら、1度節約に成功すると、その月以降は毎月支払いを軽減することができるからです。
ここでは、固定費の節約として「住宅ローンの借り換え」「生命保険の見直し」「水道光熱費の支払い方法を変更」について解説します。
住宅ローンの借り換え
住宅ローンを支払っている人は、住宅ローンの借り換えを検討してみましょう。もしも他の銀行に借り換えをすることで月々の負担や返済総額が安くなるのであれば、前向きに検討すべき項目です。もちろん、借り換え手数料がかかりますので、手数料も踏まえて今のままと借り換え後とどちらが安いのか、シュミレーションをしてみると良いでしょう。
生命保険の見直し
生命保険の見直しもぜひ検討してみましょう。住宅は人生で一番高い買い物だといわれますが、生命保険は人生で二番目に高い買い物だといわれています。そんな生命保険も見直すことで保険料が下がる可能性があります。
今まで、自分にマッチしていない保険に入っていたり、ライフスタイルの変化によって、今までの保険が合わなくなっている場合もあるでしょう。節約と将来設計の見直しを同時に行えるかも知れませんので、保険窓口に相談してみると良いでしょう。
水道光熱費の支払い方法を変更
水道代や電気代、ガス代などの光熱費は、支払方法を見直すことで節約できる場合があります。
クレジットカード支払いに変更することで、毎月カードポイントをゲットすることも可能ですし、自動引き落としにすることで料金を値引きしてくれる業者もあります。支払い方法の見直しは盲点となることが多いので、今一度チェックしてみましょう。
まとめ
主婦の節約術は、人によって異なるかも知れません。しかし、原則的なことを心得ておけば、誰でも簡単に節約することが可能です。まずは目標から逆算した予算を設定し、項目別に予算を振り分けることで節約での行動指針となります。
また、浪費してしまいがちな部分に関しては、最初から想定しておけば、モチベーションを維持しやすいため、継続的な節約ができるかと思います。これらを前提として、各項目の節約に励むことが節約の秘訣です。ぜひ試していただければと思います。