最近、外食やコンビニばかりの食生活になっていませんか? 外食は手軽で美味しいですし、私も無性に「レストランで美味しいご飯が食べたい!」と思うことは多々あります。
しかし、外食が増えれば増えるほど、お金がかかってしまうものです。今回は、実際に外食ばかりをしていると、どれくらいお金がかかるのかを計算し、月30,000円までに抑えるべき理由と、私イチオシの節約レシピを考えてみました。
社会人と学生で大きく変わる夕食コスト
外食は、自炊と比べると高くなりがちです。ここでは、仮に夕食を外で食べたときにかかる平均的な費用を紹介しましょう。
大学生の場合
まずは大学生を例に見てみましょう。あるアンケートによると、男子大学生は平均793円、女性大生は平均962円を外食に費やしていると言われています。
女子大生の方が多く外食にお金を費やしているという結果が出ましたが、ランチにかかる費用を見ても、女性の方が外食に多くお金がかかっているようです。
社会人の場合
社会人の外食費は全世代平均で2,467円、20代男性で2,035円、20代女性で2,291円でした。大学生と比べると、外食にかかる費用が高額になります。
社会人としてもらっているお給料は学生よりも多く、お付き合いやお酒を覚えるといった理由があるからか、金額は一気に大きくなるようです。
外食をするのが月に数回であれば許容範囲ですが、しょっちゅう外食したと考えるとどうでしょうか?極端な話ですが、社会人が毎晩夕食を外食すると74,010円かかってしまう計算です。日ごろから意識せず外食を食べていると、毎月使っているお金の多さがちょっと怖くなってしまいますよね。
ちなみに、自炊の場合、やりくり上手か否かで大きく変わります。ただし、1か月の全部の食費で月10,000円台に収めるツワモノも。単純計算すると、夕食を月5,000円以内にすることも可能なので、自炊の手間を惜しまないという意識が大切かもしれません。
上手にやりくりするコツは、自炊の食材を安く済ませることです。
例えば、同じスーパーでも曜日ごとに価格は変わります。私は、鶏肉をまとめ買いするためにお肉が安いスーパーへ行くことがよくありますが、お目当ての鶏もも肉は普段は100gで88円。しかし、特売日は79円と、普段よりも9円、500gなら45円安くなります。
食材の節約はこの繰り返しです。常にチラシで特売情報をチェックし、安い食材を狙って購入しましょう。
健康にも悪い?外食の不安
外食やコンビニの魅力は、料理をする必要がない手軽さ、そして美味しさではないでしょうか?しかし、人工的に作られた添加物や保存料がたくさん入っていますし、味付けも濃くて塩分が多く含まれています。野菜不足にもなりやすいので、外食中心の食生活を続けていると体調が悪くなってしまうのは予想できるでしょう。
食事で楽をしようと思った結果、体調を崩してしまうと医療費がかさんでしまいます。すると、外食費に加えて多くのお金を払わなければなりません。だからこそ、健康的な食生活を意識し、栄養バランスを考えた食事を摂るようにしましょう。
お付き合いを意識するなら夕食代は月3万円まで!
お財布や健康を考えつつ、お付き合いや娯楽と考えるなら週1~2回程度の外食がおすすめです。もし、忙しくて自炊ができないときやお付き合いが増えてしまったときは、外食のメニュー選びで栄養バランスを工夫してみるとよいでしょう。
私がおすすめする夕食の金額は最大でも月3万円まで。自炊は一食300円、外食費は1回2,500円とするなら、以下の計算式が成り立つからです。
【夕食を30,000円までに抑える理由】
- 自炊…300円×22日=6,000円
- 外食…2,500円×8日=20,000円
26,000円あると、お付き合いや友人とのコミュニケーションを楽しみながら、1か月の夕食代を抑えることができます。少し高く感じるかもしれませんが、社会人として活躍している方は、「夕食代には30,000円まで使ってよい」と考えると、気持ちの余裕が生まれると思います。
調理師志望の私が伝授!おいしい・簡単な節約レシピ
あまり自炊をしない人は食費を抑えるのが難しいかもしれません。そこで、調理師の卵である私から、料理が苦手な人に向けて簡単に作れる節約レシピを1つご紹介します。
【鶏むね肉をおいしく食べるレシピ】
- 片栗粉とお酒を混ぜる
- 鶏むね肉を「1」に1時間ほど漬け込む
- 漬け込み終わった鶏むね肉をフライパンで焼く
- 味噌、はちみつ、マヨネーズ、醤油、水を混ぜた調味料と煮詰める
鶏むね肉は鶏もも肉よりも安いですが、食感がパサパサしているので苦手な人もいます。今回のレシピは鶏むね肉をしっとり仕上げるので、おいしく召し上がっていただけるはず。上手に活用すれば、食費もぐっと抑えられます♪
健康のためにも、お金を無駄遣いしないためにも、毎月食費にかかる金額を見直してみてはいかがでしょうか?もし、30,000円よりも食費を抑えられるなら、そのお金を使って好きな物を買ったり貯金をしたりするのもステキかもしれませんね。
(文/マオ)