自分の学歴や資格がなく、結果が残せない営業マンもいるかもしれません。しかし、今は学歴や資格がなくても成功できる時代に変わりました。
数年前に『バカでも年収1000万円』という書籍が流行しましたが、中卒・高卒でも成功した人が多いことからも明らかです。今回は、年収1000万円を目指す営業マンや個人事業主向けに、稼げる思考パターンの技術をご紹介します。
市場のパイはゼロではない
「因果応報」という言葉がありますが、何事にも原因と結果があります。厳しい言い方になってしまいますが、これまでの人生の行動ひとつひとつが影響し、今のあなたの年収が決まっているのです。
たとえば、「受験勉強を真面目にやらなかった」「就職活動で手を抜いた」「仕事よりも娯楽を優先した」という行動の結果だと言えます。言い換えると、選択肢を変えれば人生はポジティブなものに変化するはずです。
もし、あなたが売れない営業マンだとして、「不況だからモノが売れない」と考えているかもしれません。
しかし、人間が存在する限り、経済活動は行われています。あなたが「売れない」と嘆く間、必死に考え、勉強し、行動に移して成功している人がいます。市場全体のパイが0でない限り、誰のところで買うかを消費者が判断しているだけなのです。
行動量×速度=成功
営業の成否を決める要素とは、どのようなものがあるでしょうか。大別すると2つに分けることができます。
1.潜在顧客が必要とする商材を提供できた
2.営業マンの話術やコンサルティング能力が優れていた
このうちのいずれか、または両方を満たしていることで、営業を獲得できるのです。実は、このどちらの要素にもスピードが関係しています。
潜在顧客にいち早く情報を届ける
まず、1つ目は潜在顧客に対し、必要とする商材を提供できたかどうかです。たとえば、インターネット回線の料金を大幅に下げるプランが登場したとき、消費者からすると、どの代理店から加入しても大きな差はありません。
いち早く情報を届けることで、仕事を獲得できる確率は高くなるでしょう。
ライバルよりも速く行動する
もし、話術やコンサルティングスキルが求められる営業だとしても速さは大切です。営業マンの場合、「あなたしかできない」という仕事は存在しません。だからこそ、同じ程度の営業スキルや問題解決能力を持ったライバルより速く行動し、消費者に出会う必要があります。そして、「あなたに頼みたい」と消費者に言わせることが大切です。
とにかく猛スピードで行動すれば結果は大きく変わります。先行者利益という言葉もありますが、時間が速いだけで得られる利益を意識しましょう。そして、労働時間を増やすのではなく、最短時間で作業する方法を考えられればベストです。
足で、頭で、とにかく行動を続けよう
年収1000万円を達成できる営業マンは、とにかく走り続けることを止めません。ここでは、今すぐできることをご紹介します。
新規開拓営業はたくさん飛びこむ
毎日の訪問件数を増やすことは新規開拓営業の基本です。移動経路の最短ルートを探したり、移動中にメールを処理したりと、稼げる人は細かい部分まで考えています。1件でも多く訪問を続けましょう。
もし、たくさん訪問しても結果が出ないならやり方の問題です。上司に、売れる営業マンの成約率を尋ね、受注率を増やすために自分の行動を見直していきましょう。
ルート営業は素早く顧客のニーズをつかむ
ルート営業の場合、すでにお客様との信頼関係は築けています。しかし、信頼だけではなく、顧客の不満を解決することがビジネスの課題です。いち早く顧客の困り事を察知し、ニーズに応える商材や解決法を提案するようにしましょう。他社に先駆けて行動することがポイントです。
猛スピードで動いて年収1000万円を目指そう
多くの場合、営業が取れない原因は行動量の不足です。まずは行動するだけで結果が出ることは少なくありません。
あなたが「市場や商材のせい」と考えている間、ライバルたちは最短時間で、最適な結果を残す方法を考えています。
あなたも猛スピードで行動し、年収1000万円を狙える営業マンを目指しましょう。
(文/三堂有人)