なにかとお金のかかる大学生活――。それを支えるのが、学業やサークル活動の合間に行われるアルバイトです。
バイトの定番といえば、居酒屋やカフェ、アパレルショップなどでしょう。私が学生だったのはもう10年以上前ですが、そのころも同じようにこうした職種が人気でした。
しかし、これらのバイトには大きな欠点があります。
- 後からシフトをずらせない
- 出勤日はそれ以外のことが何もできない
- プライベートと両立が難しい
急に誘われた魅力的な飲み会……でもその日はバイト……と涙をのんだ経験がある方も多いのではないでしょうか。外に働きに行くということは、自分の時間を切り売りするということです。だからこそお金を貰えるわけですが、せっかくの学生時代、プライベートの時間も大切にしたいですよね。
そこでお勧めなのが、「在宅で働く」というスタイルです。
在宅ワークには様々な種類があります。それぞれの特徴や必要なスキル、そして、実際にどのくらい稼げるのか? ということについてご説明しましょう。
WEBライティング
インターネット上には、たくさんの文字が溢れています。ニュースやコラム、雑学記事、宣伝記事などなど……。こうした文章の多くは、WEBライター達の手によって書かれています。
必要なもの
インターネット環境、PC
必要なスキル
日本語能力(作文ができればOK!)、タイピング速度、検索能力
向いている人
文章を書くのが苦にならない人、調べものが好きな人
仕事量
募集している媒体も多く、思い立ったその日に仕事を見つけることも可能
仕事内容
「○○についての△△文字以上のコラム1本××円」といった形での募集が多い。企業との間にパイプができれば、継続して仕事がもらえることも。
稼げる額
スキルや仕事先によって大きく異なる。1000文字150円~1000円程度がボリュームゾーンだが、中には2,000字20,000円などの高額案件もアリ。
アフィリエイト
必要なもの
インターネット環境、PC(スマホでも可能)
必要なスキル
ある程度のパソコン知識、集客力。ブログやホームページを開設する必要があるため、ある程度のインターネット知識とこつこつとした記事更新が必要です。
向いている人
毎日コツコツブログを更新できる人、売れる品物を見つけられる人
仕事量
仕事量も自分の采配で決められるので、多くも少なくもできる
仕事内容
大きく分けて、
- ブログで紹介した商品が購入されると売上の○%が還元される(事前にアフィリエイト登録が必要)
- ブログに広告をはり、リンク先に飛んだ人や閲覧した人の人数によって広告料が支払われる(事前登録が必要)
- ブログにポイントサイトの広告をはり、そこからサイトに登録した人の人数や利用状況に応じてポイント還元される(登録用URLを発行してもらってそれをはる)
の3つ。
稼げる額
ブログの注目度や集客力によって大きく異なる。ひと月がんばったのに10円程度にしかならないこともあれば、毎月コンスタントに10万円、20万円を手にできるケースも。
データ入力、タイピング
必要なもの
インターネット環境、PC
必要なスキル
タイピングの速度と正確性
向いている人
単純作業が好きな人
仕事量
募集はそれほど多くないが一定数ある
仕事内容
アンケートや入会申込書、名刺などのPDFデータを規則にそってデータ化する、録音テープを文字に起こすなど。
稼げる額
金額はあまり高くないのが一般的。時給に換算すると300円程度ということも。中には時給換算1500円以上稼ぐ人もいるが、運良く良い仕事が取れて入力速度も速い場合だけだと思っておいた方が良い。
長いスパンでコツコツと
在宅副業の一番の魅力は、時間に縛られずに自分のペースで働けることです。勉強やプライベートの時間をしっかり確保しながらお金を稼ぎたい人は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
ただし、どのくらい稼げるかは個人の能力や運、頑張りによるところが多いので、一攫千金を狙うよりは、長いスパンでコツコツ取り組みたいという人にお勧めです。
(文/平野恵子)