梅雨明けまであともう少しですね。梅雨が明けたら誰しも分かるように夏本番です。夏の楽しさとは、薄着でおもいっきり体を動かせる開放感にあるのではないでしょうか。
とか言いながらも私はもう15年近くもデスクワークを続けていますので、いい加減にビーチでトロピカルジュースでも飲みながら優雅にノマドワークとかしてみたいものです。
ということで海です!海の醍醐味はやっぱり砂浜ビーチでの海遊び。しかしみなさん、江の島や鎌倉だけがビーチじゃありません。
しかも海はプールと違って入場料がかかりません。タダです!食事代や駐車場代、交通費はもちろんかかってしまいますが。ただ、私は申し上げたい。水着で海に入れるこの貴重な時期に海に入らないっていうのは実にもったいないです。
今回はきたるべき7月20日の海の日に備えて、私が仕事抜きでも心底おすすめしたい、首都圏からギリギリ日帰りも不可能ではない、穴場的海水浴場を紹介します。カップルでも、ご家族とでも、お友達とでも、もちろんおひとりでも楽しめますよ。
江の島・鵠沼海岸のとなり、辻堂海水浴場
首都圏の人々が日帰りで行く海の代表格といえばやはり湘南でしょう。そこで湘南で一番有名なビーチは何でしょうか?と聞かれれば、だいたい皆さん鵠沼になるのではないでしょうか。それから由比ヶ浜や材木座などの鎌倉周辺になるのでしょう。
たしかに鵠沼は海の家も充実していますし、ちょっと歩けばマクドナルドやモスカフェもあったりして非常に利便性の高いビーチです。
しかし、そのように利便性の高いビーチだからこそ、週末は大勢の人が押し寄せて優雅に海水浴どころではありません。
そんな鵠沼から富士山側の西へ少し進んだ場所にあるのが辻堂海水浴場です。
海の家は1軒ほどしかなく、その点はちょっとさみしいですが、駐車場は合計で約800台ほど収容できるほどあり、夏のど真ん中であろうと早めに到着さえすれば十分駐車できます。
ビーチから少し歩けば辻堂海浜公園もありますので、午後はここで遊ぶのもありでしょう。
何より辻堂海水浴場は鵠沼に比べて圧倒的に人が空いているのです。ホームセンターで売っているような日よけテントをはって、周りに気兼ねせずに泳ぎたいときに泳ぎ、寝たいときに寝て、食べたいときに食べる、そんな究極の贅沢がきっと味わえるでしょう。
千葉・勝浦の秘境、鵜原海水浴場
ところ変わって今度は千葉に行ってみましょう。
千葉の海の代名詞といっても過言ではないのが九十九里浜でしょう。千葉の北は飯岡から南は太東まで、弓なりに南北60kmにわたる長大な海岸です。
九十九里浜は首都圏からもアクセスがいいこともあって、片貝海岸や一宮海岸などは海水浴シーズンにはどうしても混雑してしまいます。
また、九十九里浜は外洋に面している外海ですので、全体的に波が荒く、特にお子様連れの海水浴においては不安もあることかと思われます。
ここはひとつ、あと1時間と少々南下して、勝浦方面に行ってみましょう。この勝浦方面まできて、まず最初に分かるのが海水の色が黒色からブルーに変わることです。この美しさを目の当たりにするだけでも、ここまで南下してよかったときっと思うことでしょう。
勝浦方面の海水浴場は御宿(おんじゅく)が有名ですが、やはり有名なりに混雑しますので、ここはもう少し南下して鵜原(うばら)海水浴場へ行ってみましょう。
御宿から国道128号線をさらに南下してしばらく進みますと、案内表示が出ますのでそこから細い路地に気をつけながら進むと最後に写真のようなきれいなビーチがあなたを出迎えてくれます。この秘境感が私は何より好きだったりします。
この鵜原海水浴場は湾内にありますので、波がそれほど強くなく、落ち着いた雰囲気で白砂と青いビーチで遊ぶことができますよ。丸一日かけて行く価値は絶対にあります。
快水浴場百選にも選ばれた、波崎海水浴場
最後に紹介したいのは、茨城の波崎海水浴場です。
「え?茨城って遠くね?」と思われそうですが、この波崎海水浴場は茨城の最南端と言ってもいい場所に位置しておりますので、首都圏からでも十分日帰り圏内で行くことができます。
ここは夏とはいえどもあくまで茨城ではありますので、行くなら8月の猛暑極まる時期の方がいいでしょう。湘南よりもちょっぴりひんやりした海水でほてった体を冷やすのはなかなか気持ちのよいものです。
この波崎海水浴場も駐車場が600台ほどありますので、よっぽど遅れて行かないかぎり、満車で入れないこともないでしょう。
何よりここは水質や利便性などのよさから、環境省認定の「快水浴場百選」にも選ばれています。勝浦ほど白砂ではありませんが、実際に海に入ってみると海水が想像以上に透き通っているのに感動することでしょう。
空いているビーチでこそ味わえる、やすらぎの海水浴
今回私が紹介させていただいたビーチ以外にももちろん素敵なビーチはいっぱいありますが、私が今回特にこだわったのが、「人が混雑していないビーチ」ということです。
私自身が混雑している場所が嫌いという理由もありますが、平日は満員電車にもまれ、街を歩けば混雑にもまれ、人だらけの世界にどっぷり浸かってしまっている私たちにとって、人の少ない場所でゆったりと癒やされる時間を確保するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
これらの情報を参考に、あなたもぜひ一度だけでも空いているビーチでこそあじわえる、やすらぎの海水浴を体験してみてください。もう混雑しているビーチには行きたくなくなるかもしれません。
(文/HOW MATCH編集部)