2005年創業の株式会社LITALICOは、幼児教室や障害者支援事業を展開しています。また、「IT×ものづくり」をコンセプトにしたWEBサイトも開設し、さまざまな分野へ進出中です。
今回は、福祉業界で高年収の条件かつ、さまざまな福利厚生ややりがいを提案する同社の魅力をご紹介します。
OJT形式の充実した研修
株式会社LITALICOの平均年収は390万円です。現在はボーナスがなく、インセンティブのみが用意されています。福祉業界内では比較的高年収の部類に入る上、残業代も適正に支給されることが特徴です。社員側の不満はそこまで大きくなく、賞与制度を目指してチャレンジしています。
年齢・経歴を問わず、一般社員は一律の給与から始まります。ベンチャー企業なので増額については人によるという状況ですが、3年間で10万円以上アップしたケースもあるようです。努力次第では収入を得るチャンスは少なくありません。
なお、入社後には1週間の研修があります。本社で実践的な内容を受けることができ、仕事を始めてから「何をしたらよいかわからない」という状況にはなりづらいです。現場ではOJT形式で働けるため、仕事を習得するまでの期間も短い点がメリットだと言えます。
民間企業ならではの社風
株式会社(民間)という性質上、株式会社LITALICOは福祉業界の中でも変わった雰囲気があります。売上ベースで考えなければならないことから社会福祉法人とは大きく違うので、仕事内容について抵抗がある人もいるかもしれません。
具体的には売上について指摘されることも多いように、株式会社ならではの観点を理解することも大切です。成長よりも成果を重視する社風がありますが、民間が運営していることを前提に働くのがよいかもしれません。言い換えると、福祉に関する技術に加えてビジネスに対する知識やノウハウがあると、活躍しやすいのではないでしょうか。
職場での失敗に対して厳しいという意見も見受けられます。こちらも福祉業界の平均から考えると、ハードな印象があるかもしれません。ただし、民間が運営していることが福祉業界内で高年収が目指せる理由だと言えます。
社風とやりがい
株式会社LITALICOは、「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、「多様な人材が活躍できる自由闊達な風土」というメッセージで活動する会社です。創業から10年程度と社歴が浅い会社ですが、一人ひとりが会社を作る主体性に基づいたスタンスと制度構築を重視しています。
半期に一度開催される表彰制度では事業ごとにテーマ設定をしながら、各拠点がプレゼンテーションしてMVPチームを決定します。MVPを獲得したチームは全社で表彰されるため、やりがいはひとしおかもしれません。
社員のモチベーション向上と社内イノベーション促進のため、『TheイノコンIF』という提案イベントも開催しています。社員が経営陣に向けてプレゼンテーションを行い、アイディアコンペを開催します。経営者が優秀賞に選んだ内容は、実際にプロジェクト化されるものです。
さらに、社内で公募・オファー制度で、他部門へのキャリアステップを目指す自主性の高い社員を募集しています。年2回行うことで流動的に人材が移動するとともに、他部署への関心も高くなることがポイントです。
民間運営の福祉系企業
株式会社LITALICOは株式会社が運営する福祉の企業です。そのため、売上に対する意識が大きい代わりに、業界内では年収水準が高いという特徴があります。
1週間程度の充実した本社研修とOJT期間があり、働きやすいのではないかと思います。また、人材の自由な移動ができることから、ベンチャー企業ならではの気概を感じる機会も多いかもしれません。
高年収の福祉業界で働きたいという想いがある人は、ぜひ株式会社LITALICOを選んでみてはいかがでしょうか。
(文/三堂有人)