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20代で年収400万円ってどう?職業のステータスや割合を公開

投稿日:2017年4月9日 更新日:


年収400万円というのは多くの女性が結婚相手に「最低でもそれくらいは欲しい」と望んでいるラインです。

しかし、結婚適齢期である20代男性にとって年収400万円というのはけっして楽々と実現できるものではありません。どのような職業ならば可能なのか等、詳しく調べてみました。

年収400万円で初めて結婚対象になる

20代女性の57.1%、30代女性の65%が結婚相手に年収400万円以上を希望しているというデータがあります。年収400万円というのは日本人の平均値でもあり、これを若くして実現するというのはなかなか難しいものです。

もちろん、都心部の大企業正社員の中には20代で年収400万円という人もいるでしょう。しかし、地方や中小・零細企業で働く20代では、年収300万円の壁でさえなかなか越えられないものです。

20代はおろか30代前半でも年収400万円は厳しいのが現実ではないでしょうか。

年収400万円の割合

実際に20代で年収400万円以上という人は、どれぐらいいるのでしょうか。

転職サービスDODAの2014年度調査によれば、20代で年収400万円を越えている人は20代全体の31%ということです。その中で年収500万円以上の人も11%とのことで、頑張って探せばどうにか出会うことができる程度には存在していることがわかります。

総務省統計局調査によれば日本の20代の労働人口は約800万人で、そのうち年収400万台の人はおよそ160万人いることが明らかになっています。ただし、さらに年齢を細かく見ていくと、

  • 22歳では4%
  • 24歳では13%

となり、20代前半で年収400万円以上の人というのはかなりレアな存在であることがわかります。一方、29歳にもなるとおよそ半数の年収が400万円を越え、20代後半で初めて結婚を意識するという男性も少なくありません。

年収400万円・20代の職業

20代後半で約半数の男性が年収400万円を突破してはいますが、それは、もう半分は年収400万円を乗り越えることに失敗しているということです。いったい、何が明暗を分けているのでしょうか。

20代で年収400万円を見込める職業としては、

  • 金融
  • 広告
  • IT
  • 商社
  • 不動産

などの大手企業の正社員というのが一般的なところでしょう。それぞれの業種について詳しく見てみたいと思います。

金融

大手金融機関ならば20代で年収400万円というケースも少なくありません。なかでも投信、投資顧問関係ならば600万円近くになることもあります。

広告

大手広告代理店こそ20代で年収400万円もめずらしくありませんが、中小・零細規模の広告会社はどうしても年収も低めです。その割には多忙を極めるなど苦労しています。

IT

IT関連企業は会社自体が成長期というところも多く、20代でも400万円以上の年収を期待できます。若い社員も多く活力のある雰囲気の中で働くことができます。

商社

商社と一口に言っても様々ですが、20代で年収400万円を希望するならば大手商社を狙うしかありません。結婚相手として人気の「商社マン」も、実は「有名商社マン」なのです。

不動産

不動産関連の中でも大手ディベロッパーならば20代で年収400万円を実現できます。東京オリンピックに向けた特需も見込まれる中、不動産関連会社の活躍もますます期待されています。

年収400万円・20代の職種

どのような業界で働いているかにかかわらず、20代で年収400万円を期待できる職種もあります。ただし、いずれの職種でも高いスキルが求められるのは言うまでもありません。

営業

営業はインセンティブ比率の高い職種です。営業成績が良ければ20代でも年収400万円以上を稼ぐことはけっして不可能ではありません。

エンジニア

高いスキルを持つエンジニアならば、相応額の年収を見込めます。会社員だけではなく、フリーランスでも20代で年収400万円を実現できる職種でもあります。

プログラマ

エンジニア同様にフリーでも20代で年収400万円を見込める職種です。ただし「30歳定年説」もあるので、年齢に負けず新しいプログラミング知識を獲得していこうという気概も大事です。

コンサルタント

コンサルタントは高給取りが多い職種です。特に大手コンサルティングファームならば20代で年収500万円を越える人もいます。

人事

給与、人事制度、福利厚生、社会保険、採用など人事の仕事はどのような企業にも欠かせません。業界を問わず求人がありますが、大手企業ならば20代で年収400万円、30代で1,000万円越えも少なくないのです。

年収400万円の生活

  • 年収400万円の生活は、都内なら家賃は6~8万円の物件が妥当と言えます。
  • 食費は外食中心で5~6万円といったところでしょうか。
  • 水道光熱費や通信費などで3万円程度は必要です。

合計月額14~17万円ほどかかる計算になりますが、手取りは20万円ほどなので多少の余裕はあるでしょう。

自炊して節約して貯金に回すか、嗜好品などに回すなど、それぞれ好きに使ってもかまわないでしょう。

月5万円の一部を投資に回してみよう

以上のように20代で年収400万円を目指すならば、ある程度業界や業種を絞り込む必要があります。希望の仕事に就くことができたとして、そこにはどんな生活が待っているのでしょうか。

まず、住居ですが、家賃は給与の25~30%が適切と言われています。年収400万円ならば月収25万円ということになるので、6.25~7.5万円の物件に住むことになるでしょう。

東京23区内でこの家賃の部屋となると、小さめのワンルームになってしまうかもしれませんが、20代の単身者が住むのには十分とも言えるでしょう。もし、結婚して住宅ローンでマンションを購入するとなったら、2,000万円台の物件が妥当なところです。

さすがにこの価格帯でのファミリータイプとなると東京23区内ではむずかしく、東京郊外、千葉、埼玉、神奈川などを検討する必要があるでしょう。

また、食費に関しては、独身者はどうしても外食が中心になりがちなので月に5~6万円は必要でしょう。光熱費、通信費が合わせて3万円としても、毎月8~11万円は手元に残る計算です。

趣味のための出費、アルコールや煙草などの嗜好品、交際費などを節約すれば、毎月5万円程度を貯蓄に回し、その上で海外旅行や車のローンを組むことも不可能ではないでしょう。

ただし、結婚して子どももいるとなると、食費、教育費もかさみ、生活はギリギリと言わざるを得ません。年収400万円の20代男性と結婚しても、いきなり贅沢な生活ができるわけではないという点は覚悟しておかなければいけません。

しかし、20代で年収400万円を稼ぐ力があるということは、今後さらに年収アップすると大いに期待できる人物である証とも言えます。若い時代を、力をあわせて乗り切れば、豊かな未来が待っているのではないでしょうか。

やはり、20代で年収400万円というのを結婚の一つの条件にするというのは意味ある選択なのです。

そして、20代のうちから給料以外の収入口を作っておくと、将来の資産形成にさらなるプラスになるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。20代で年収400万円を得るためには、まず、それなりの企業に就職することが第一歩です。

しかし、フリーランスでも能力に応じた高給をゲットすることが可能な職種もあります。万が一、就職試験で満足できる結果を得ることができなくても、あきらめずに努力を続けることも大事です。たゆまぬ頑張りで年収400万円を獲得した男性ならば、よりたくさんの女性からの需要もあることでしょう。

20代で年収400万円のボーダーを軽々と越えている魅力的な女性との出会いもあるかもしれません。もし、男性に年収400万円を結婚の条件として求めるならば、女性自身もまたそれなりの甲斐性を持っていたいものです。

特に都会で子育てをしていこうとなったら、2人で年収800万円でも足りない場合もあるということを忘れずにおきましょう。

(文/木野きのこ)

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