副業でWebライターを始めるとき、収入を増やしたいと考える方もいると思います。しかし、コピーコンテンツのルールや著作権について知らないと、収入増加どころか罰金や損害賠償を支払わされるリスクがあります。トラブルにならないよう、Webライターに求められるコンテンツのルールを簡単に覚えておきましょう。
【この記事の目次】
著作権違反で罰金1000万円
著作権は、写真や音楽、文章の制作者を守るための法律です。もし、著作権法に違反した場合、「十年以下の懲役もしくは一千万円以下の罰金」(著作権法第119条)と、法律で定められています。
Webサイトへ掲載されている文章も著作権で守られています。Webライターとして依頼を受けたとき、他のサイトからコピー&ペーストしたり、書籍から丸移ししたりすると、著作権違反になってしまいます。
Webサイト運営者に大きなダメージを与える著作権違反
Webライターはお客様に記事を納品し、Webサイトで利用してもらいます。このとき、著作権に違反するとお客様に迷惑がかかるので注意が必要です。
まず、著作権違反の記事を見つけたクリエイターは、お客様に対して「自分の記事である」と指摘します。その後、お客様から「著作権違反と指摘を受けた」と、Webライターへ連絡します。
お客様は著作権違反で訴えられてしまうかもしれません。トラブルが起きたとき、お客様だけでなく、Webライター側にも責任が生まれてしまうのです。
検索順位にも悪影響を与える
Webライターの仕事は、お客様のWebサイトの読者数を増やすことです。しかし、著作権違反をしていると、Webサイトの読者数を減らしてしまう可能性があります。
検索エンジンのGoogleは、コピーコンテンツが見つかったサイトを「低品質サイト」とみなし、検索順位を下げると言います。もし、検索結果の1ページ目に表示されていたサイトの順位が下がったら、大きなトラブルになってしまうのです。
実は、検索順位1位のサイトは20%のクリック数があるのに対し、4位以下は10%しかクリックされず、11位以下はほとんどクリックされなくなります。すると、サイト運営者は売上が落ちてしまい、ビジネスに悪影響を与えてしまいます。最悪の場合、コピーコンテンツが原因で損害賠償を請求されたケースもあるというウワサもあるのです。
無料のコピーチェックツールを利用しよう
もし、Webライターとして収入を得るなら、コピーコンテンツを作成しないように注意すべきです。
まずは複数のWebサイトや書籍を情報源にし、読者に対して新たな情報を提供します。次に、情報を自分の言葉に直して書きましょう。
コピーコンテンツかどうか心配な方は、無料のコピーチェックツールを利用するのもよいかもしれません。例えば、以下のように無料でコピーチェックできるサイトがあります。
- 剽窃チェッカー(http://plagiarism.strud.net/)
- コピーコンテンツチェックツール(https://tool.ferret-plus.com/textchk)
- こぴらん(http://copyrun.net/)
記事を納品するとき、事前に確認できれば著作権違反トラブルを防ぐことが可能です。
事前のコピーチェックは記事作成サービスの務め
多くの記事作成会社は、自社でコピーチェックツールを使っています。お客様とのトラブル防止や作業してくれるWebライターさんの負担を減らしたいからです。実は、私たち株式会社エストリンクスでもコピーチェックツールを開発しました。
初めてWebライターにチャレンジする方の場合、どうすればコピーコンテンツにならないか分からず、コピーコンテンツでトラブルになってしまった方もいるようです。弊社では記事作成マニュアルを用意し、リライトとコピーコンテンツの違いを規定し、Webライターさんへ周知しています。
インターネットの世界ではコピーコンテンツは厳禁です。著作権違反で多大な損失を生みださないよう、お客様へ納品するときはセルフチェックを欠かさないようにしましょう。