節約・貯めたい

貯金はどれくらい必要?3人家族の家計で考えたいこと

投稿日:2016年7月29日 更新日:


両親が共働きのご家庭では、お子様がいても保育園で預かってもらうよりほかに術がありません。

しかし、最近は保育園を探そうにも見つからないという状況が続き、どちらかが仕事を諦めることもあります。このようなご家庭では貯金がなかなか出来ず、将来設計の面でもお悩みのはずです。

さてそれでは、共働きをしていない3人家族の場合、必要な貯金額はいくらになるのでしょうか。

手取り月収20万円では生活不可能?

総務省「平成28年度2月 家計調査報告」によると、3人家族の場合、毎月の生活費は約31万円となっています。しかし、一般的な生活から見て極端に大きな差があるわけではありません。具体的な数値を見てみましょう。

住居費 88,327円
食費 22,314円
水道光熱費 21,669円
日用品費 13,721円
被服費 12,099円
保険医療費 14,834円
通信費・交通費 36,474円
教育費 8,726円
娯楽費 31,137円
その他支出 68,953円

家賃は実家暮らしと賃貸が混ざっているため、実態とは大きく離れているかと思います。また、食費は少し高いと感じるかもしれませんが、友人との外食にかかる費用などを考えると、これくらいかかっていても不思議ではありません。
また、電気代などの水道光熱費は平均的な金額と言えるでしょう。

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貯金がなくても生活出来る給付金制度

ご家庭によって節約の方法は異なりますが、基本的には固定費より変動費を抑えるほうが簡単です。しかし、食費や水道光熱費を節約するのは限界があります。
「水道代がかさむから」「ガス代が高いから」「電気代がもったいない」などと子どもや夫にめくじらたてているとストレスもたまり毎月続けているうち、いずれは息切れしてしまうはずです。

また、保険料が高いからと言って生命保険や学資保険などの保険を打ち切ってしまうのもあまりお勧めしません。
その分貯蓄に回せたとしても怪我などした場合、医療費の保障もありませんし教育費の補てんもままなりません。
また、節約したからと言って理想の貯金額になるとは限りません。交通費や通信費、趣味に使うお金など、さまざまなお金を抑えたのに赤字になってしまうこともあります。理想の貯金額を目指せず、節約そのものを止めたくなる時もあるでしょう。

そこで、最初に考えたいのは国や自治体の制度を利用して補助金を受けることです。また、会社の福利厚生制度を利用し、育児休暇などを利用しながら仕事と子育てを両立する手も考えられます。

最近では、自治体ごとに保育園児や義務教育中の給付金制度や学費免除制度が登場しているため、こちらを調べてみるのもよいかもしれません。

たとえば、日給の3分の2がもらえる出産手当、お給料の約半分がもらえる育児休業給付金などがあり、これらの制度を活用し、育児休暇中の収入を増やしましょう。収入にもよりますが、これなら向こう1年間は貯金が0円でも生活出来るはずです。
このように世帯年収が少なくとも助成が受けられる制度はたくさんあります。
インターネット上でもそれらの情報は公開されていますので心当たりのある人は一度、しっかりと調べてみてはいかがでしょうか。

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在宅ワークなら200万円を貯金しよう

給付金や補助金を利用しても貯金をするほどの余裕がないかもしれません。そこで、仕事を退職する場合、在宅ワークで収入を得るのもひとつの手段です。たとえば、今流行しているクラウドソーシングを活用してみてはいかがでしょうか。
参考までにこのクラウドソーシングはパソコンやスマホなどを使って行うお仕事あっせんのウェブサイトのサービスで、管理費や料金などは一切かかりません。
ここで行った仕事の合計金額は月に1度か2度、手数料を差し引かれあなたの口座に振り込まれます。

クラウドソーシングには、アンケートに回答する仕事やデータ入力のような軽微な作業のほか、ライターとして記事を書いたり、デザイナーとしてチラシやホームページをデザインしたりする仕事があります。
また、ブログなど親しみやすい仕事もあるため、すでにネットでアメブロなどを開設している人には手軽な仕事も出来ると思います。

クラウドソーシングでは今までのようなお給料は望めないかもしれません。しかし、手取り収入と月々の支出のギャップを埋めるという意味では、十分な収入を得ることは可能です。
このようなことから夫の収入だけの専業主婦の小遣い稼ぎなど、多くの人がクラウドソーシングに参加しています。
中には夫婦そろってデザイナーでクラウドソーシングから得る年収は一般家庭の平均生活費を大きく上回り、節約生活どころか余裕を持ってレジャー費や交際費にあてている人もいるそうです。
デザイナーと言う専門家だから出来る事ですが、日本の生活スタイルも随分と変わったものです。

在宅ワークの場合、子供を保育園に預ける必要がなくなります。自宅で子供の面倒を見ながら仕事が出来るため、特に0歳から幼稚園や保育園に預け入れる3歳までは、貯金を少しだけ切り崩しながら在宅ワークで収入を補うのがおすすめです。
ただ、やみくもに在宅ワークで収入を得てみようと考えるのではなく、収入の目標を立てる方がメリハリがつくはずです。
例えば保険会社に払う保険代は確実に在宅ワークで稼ごう、月々の携帯代は在宅ワークで稼ごう、住宅ローンと車のローンは在宅ワークで賄おうなどと、内訳を定めておけば仕事に励みも出ますし、やりくりも楽しくなるのではないでしょうか。

もし、子供の手がかからない年齢になったときは、在宅ワークからパート・アルバイトへ切り替えるのもよいかもしれません。

もし3年間で約200万円の貯金があれば、貯金を切り崩しながらの在宅ワークで稼げます。

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300万円ほどを見込もう

出産直後の3人家族が必要な貯金額は200万円とお話ししました。おむつ代や生活雑貨などのいわゆる子供費は娯楽費やこづかいを少しがまんすれば日常生活はなんとかやっていけます。しかし、旦那さんの会社が倒産し給与が出ない、転職期間で仕事を止めたりすることも考えられます。そこで、3か月分の生活費としてもう100万円用意しておけば確実です
節約術のポイントやコツはまだまだたくさんありますが、まずは300万円程度を貯金し、十分に安心出来る状況を作っておきましょう。

(文/三堂有人)

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