(※この記事は2015年の10月17日に掲載されたものです。)
2015年度のオータムジャンボ宝くじは、9月28日から発売がスタートし、10月16日までの期間、全国の宝くじ売り場で購入することができた。
その抽選日は10月23日。
今回の宝くじを購入したという方にとっては、緊張と希望の溢れる日になるに違いない。
さて、宝くじは通常、バラで購入するか連番で何枚か購入するか選ぶことができる。
購入金額が同じなら、どちらにしても当選確率そのものは変わらないものの、それぞれにメリットが存在しているものだ。
僕はいつもバラで10枚購入するのが定番なんだけど、今まで当選した最高額は100万円。
下手にこういう実績があるため、験担ぎの意味もあって今後もきっとバラでの購入を続けるだろうと思っている。
しかし、ある人物の話を聞くと、連番で購入するのも、まんざら悪いものでもないような気がしてきた。
この人物、毎回ジャンボ宝くじを連番で300,000円分購入して、これまで何度も高額当選してきたという。
今回はこの人物、金さん(仮名)に話を伺うことができた。
宝くじを買うには、バラと連番、どちらが良いのだろうか。
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連番で攻めるジンクス!
そもそもバラと連番とでは、ある条件を設定した際の還元率に差が出てくる。
連番なら10枚購入すれば5等300円はまず返ってくる。10枚3,000円だから、実質的には2,700円の出費というわけだ。
金さんは毎度毎度300,000円分するから、そのうち5等で返ってくるのが10%にあたる30,000円となる。
彼いわく、同じ枚数をバラで購入すれば、30,000円以上返ってくる可能性もあるけど、ここは敢えてリスクを抑えることを選んでいるということだ。
それに、連番で購入する1番の目的は、前後賞狙いでもあるという。
実際に1等に当選したことがあるかは明言を避けたが、彼はやたらこの前後賞の存在を強調していた。
左手に煌くフランクミュラーは、恐らく僕では到底購入できない逸品だろう。
取材場所にやってきた金さんの乗るあの車、恐らく僕は一生乗ることのない車種だろう。
「あ、コイツ当ててやがるな」と、直感的に思ってしまったものである。
金さんは言う。
「今回のオータムジャンボ、1等前後賞がもしも揃って連番購入してれば5億円になるね。あの興奮、癖になるんだよなぁ」
確かに、連番であれば1等だけじゃなく、前後賞も総ナメできる。
億万長者になる夢も見ることができる。
しかし、それなら300,000円といわず、もっとたくさん購入すればいいのに。
「散財し過ぎたのも悪いんだけど、現状ジャンボ宝くじの際に毎度300,000円用意するだけでも結構苦しいんだ」
いったん億万長者になって生活水準が上がってしまうと、なかなか生活レベルを落とすことができないというが、だとすると金さん、結構可哀想だなぁ……。
まあ、本人は最後まで幾ら当選したのか、明言は避けてるけど。
天文学的数値から当たりを的中させる!バラこそ宝くじの王道
金さんのような人の話を聞くと、やっぱり多少連番もアリかなと思えてくる。
けど、やっぱりバラで見事的中させるのも快感で、これこそがギャンブルの醍醐味という思いは拭えない。
下手な鉄砲数撃ちゃ当たるというように、やっぱり連番が10枚買えば最低限6等が当選するという安定志向なら、バラでの購入は波乱の勝負が楽しめる。
これぞギャンブル!
しかも当選番号を確認する際に、連番なら割とすぐにハズレが分かってしまうけど、バラなら1枚ずつドキドキしながら発表結果を見ることができる。
このドキドキこそ、宝くじの魅力だ。
結局、バラでも連番でも当選確率は変わらない
安定して投資額の何割かでも回収したい!そしてあわよくば1等当選の暁には前後賞もゲットしたい!そういう安定を求めつつ野心も持つ人には、連番での購入が。
1枚ずつ当選結果に一喜一憂したいというギャンブラーなら、バラでの購入が、ジャンボ宝くじを楽しむ上での分岐点となるだろう。
どっちの方法でも当たるときは高額当選する。1枚あたりの当選確率が変わることはない。
あなたは連番とバラ、どちらで宝くじを楽しみたいだろうか。
(文/松本ミゾレ)
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