会社員にっとってボーナスの季節は最も期待が膨らむ時期で、ボーナス関連記事がネットを賑わわせる時期でもあります。
日経新聞が民間企業に対して行った調査情報よると、2017年の夏のボーナスの平均支給額は平均83万9560円だったそうです。
この平均額を見て、こんなにもらってないと思った人や、意外に平均金額は少ないと思った人など、さまざまな感想を持たれるかと思います。そして、使い道もさまざまです。
「住宅ローン返済で終わりだよ」という人や「子供の教育費に回す」という人、「独身時代の賞与は自由に使っていたけど、今は妻に全て任せている」という人など、いろいろなケースがあるでしょう。
この記事では、ボーナスの効果的な使い方や注意点について紹介しますので、ぜひ実践していただければと思います。朝礼ネタにもおすすめですよ。
ボーナスの使い道で最も多いのは実はコレ
80万円以上の平均支給金額であるボーナスですが、一体周りの人はどのような使いみちをとっているのでしょうか?マイナビニュースがとったアンケートのランキングが発表されていました。
- 最も多かった回答は「貯金」で全体の51.8%、
- 次いで「旅行」が10.7%
- 3位が「生活費」で8.9%
という結果となっておりました。
- 4位が「両親へプレゼント」の5.4%
- 5位が「洋服」
などのファッション関連への消費で、全体的には貯金をしている人が過半数を超える結果となっています。
ボーナスの賢い貯金の仕方をご紹介
ボーナスの使い道では、貯金をすることが多数派であるため、賢く貯金をする方法を紹介したいと思います。
ひと口に貯金といってもその手法はさまざまです。毎月節約をしながらコンスタントに貯金をして、ボーナスの月は多めに貯金をするという人や、月々の給与はすべて生活費に充てて、貯金はボーナスだけでしているという人もいらっしゃるようです。
いずれにしても、しっかりと貯金をしていると、一定の貯金額にはなるでしょう。
また、定期預金や投資信託をしている人もいらっしゃいます。ここでは、それらを活用しながら、より効果的な貯金を実現する方法を解説します。
金利の良い普通預金
ボーナスを貯金する方法として、普通預金の活用する方法があります。普通預金はいつでも出し入れができるので、流動性に富んだ貯金の方法です。ただし、ここまでなら当たり前の方法だと思われるかも知れません。
そこで、少しでもお金が貯まりやすくなる普通預金を紹介します。ひと言でいうと、金利が高い普通預金を選ぶということなのですが、その場合には、イオン銀行がおすすめです。
イオンカードセレクトを持っていると、普通預金の金利が0.12%となるため、定期預金の水準で普通預金に預けることが可能です。
条件の良い金利で預金したいけれど、お金の出し入れの必要がある場合に特におすすめです。
ボーナス時期から定期預金を始める
もしもお金の出し入れの予定がない場合には定期預金もおすすめです。そういうと「定期預金はボーナス月に関係なく毎月するものじゃないの?」と考える人もいらっしゃるでしょう。
実は、そうではなく、ボーナスの時期に定期預金を始めることがコツなのです。ボーナスの時期は定期預金の金利が上昇する傾向がありますので、この時期から始めるとお得なのです。
投資信託を普段より多めに積み立てる
投資信託とは、プロが資産運用をしてうれる金融商品のことをいいます。自分で投資の勉強をして運用するのが難しい人でも効果的に投資を行うことが可能です。
ボーナスが出たタイミングで投資信託をしてみるのも良いでしょう。
また、投資信託には元本を積み立てて増やしながら運用する積立投資信託もあります。この場合は、ボーナス月に普段よりも多めに投資をすると、効率よく元本を増やしていくことができるでしょう。
ボーナスの使い道で注意すべきこと
ボーナスが出た時にはどのようなことに気を付けなければならないのでしょうか?
せっかくボーナスをもらったのに、その使い方によって後悔をしてしまう人も少なからずいらっしゃいます。そうならないための注意点を紹介します。
ボーナスをあてにした家計にしない
ボーナスをあてにした家計のやりくりはあまり好ましくありません。たとえば毎月の家計の赤字を、ボーナス月に解消するというような家計となっている場合には、万一ボーナスがカットされた時に慌てなければなりません。
収入を増やすか、節約して支出を抑えるなどの対策をして、仮にボーナスがなかったとしても成り立つ家計となるようにしましょう。
ボーナス前やボーナス時の浪費に注意
ボーナスをもらうと、普段の給料月よりも多くのお金を手にすることとなり、つい気が大きくなって浪費に走ってしまう人もいらっしゃいます。
自分へのご褒美と称して大きな買い物をしたり、贅沢なものを食べに行ったりしてしまいがちな時期でもありますので、浪費には十分気を付けましょう。
ボーナス前にカード払いをして、ボーナスで清算したり、ボーナスが出たと同時に派手に買い物をするなど、人によってそのスタイルはさまざまですが、計画的な利用を前提としておくことが重要です。
計画性があるのでしたら、自分へのご褒美もマイナス要因ではありません。
こんな使い方もアリ?ボーナスを生き金にする使い方
ボーナスが出た時に貯金するのも良いことだと思いますが、上手に使う術を知っていると、より有意義なお金にすることができるでしょう。
では、ボーナスを使うことによって生き金とするにはどのような使い方が良いのでしょうか?おすすめの方法を提案します。
高額セミナーへの参加
自分が学びたいことへのセミナーに参加することは、ボーナスの使い方としておすすめの方法です。特に、普段はなかなか手が出ない高額セミナーへはボーナス月がチャンスです。
もちろん高額だから良いセミナーとは限りませんので、慎重に選択する必要はありますが、ボーナスを学びに変えることで自分への投資となります。
結果的にボーナスの金額よりも大きな見返りがあるかも知れませんので、生きたお金の使い方だといえるでしょう。
資格試験にチャレンジ
資格試験にチャレンジするのも良いかと思います。資格試験は受講料を合わせると高額なものもあります。高額なものだと支払いにくい場合がありますので、ボーナスのタイミングで資格獲得を目指しても良いでしょう。
資格を得ることによって給料が上がるケースや、転職に有利となるケースがありますので、費用対効果が良い資格も多いようです。
普段より積極的な投資
普段よりも積極的な投資というのも面白いかも知れません。本当は買いたい金融商品や銘柄があったとしても、資金的な事情で買えない場合もあります。
しかし、ボーナスが出たことによって購入できることもあるため、普段よりも強気で投資をすることができます。
もしも、投資により損失がでたとしても、それは教材費だと考えれば後悔することはないでしょう。ボーナスの時期にしかできない投資法もあり得るかと思います。
まとめ
会社員にとってボーナスは、仕事の励みになる嬉しいものだと思います。しかし、無駄に使ってしまっては、せっかくのボーナスがもったいないので、効果的に使うように心がけましょう。多くの人は貯金に回しているようですが、積極的に使っても問題ありません。いずれにしても、計画性を持つことが大切だと思います。