【この記事の目次】
自分にピッタリの保険探しとは
こんにちは。株式会社トータスウィンズという保険の代理店を経営しております、亀甲来良(かめこう・らいら)と申します。
今回は保険選びや保険の見直しで悩んでいるあなたに、本当に自分にピッタリの保険の探し方についてお伝えしたいと思います。
今、自分が入っている保険に満足していないあなたはもちろん、もう十分に満足しているあなたにも、もう一度保険を見直す価値のある話をしましょう!
がん保険の実状について
わが国では、男女ともにおおよそ2人に1人(男性の約60%、女性の約45%)が一生のうちにがんと診断されています。つまり、もっとも罹患する可能性が高い疾病のひとつです。
がん三大治療法とは?
がんになってしまったときの経済的な対策のひとつとして民間の保険会社が提供するがん保険がありますが、実はがんを含めた医療保険は、医療の実状にあわせて検討する必要があります。
- 手術療法
- 放射線療法
- 化学療法
のことを、がん三大治療法といいますが、近年特に治療の件数が増えているのが、抗がん剤療法やホルモン剤療法といった化学療法です。
抗がん剤療法の実績件数について紹介しましょう。
【抗がん剤療法の実績件数】
平成20年 | 約60,000件 |
平成25年 | 200,000件超 |
ご覧のとおり、6万件から20万件と、実に3倍以上の実績になっています。また、がん罹患患者のうちの8割以上が化学療法を受けたというデータもあります。
がんの入院日数について
がんにかかってしまったら何日間入院する必要があるか、知っていますか?
がんによる入院日数については、平成10年ごろは40日超の入院が多かったのですが、今は全てのがんで20日未満の入院日数が多くなっています。
治癒するのが難しいと言われる肺がんの場合でも、約半数が30日以下の入院となっています。化学療法による通院治療が、がん治療の中心になりつつあるのです。
がんの治療費用について
では次に、がんの治療には一体いくらぐらいお金がかかるのでしょうか。
これはケースバイケースですから一概には言えません。しかし、統計データから平均値を出すことはできます。平成25年の厚生労働省 医療給付実態調査によれば、15歳から64歳の方の悪性新生物(がん)による1入院あたり医療費は約110万円となっています。
実際には上記の医療費は健康保険(3割負担)の対象となり、さらに高額療養費制度も適用されます。
そのため、仮に70歳未満の一般の方に、100万円の医療費が発生した場合の1ヵ月あたりの支払い限度額は、およそ87,000円ほどです。この金額が上限となりますから、あまり大きな負担ではないと感じるかもしれません。
入院のあとの化学療法について
しかし、がんの治療とくに化学療法は数ヶ月以上の長期間に渡る場合があります。半年間の化学療法を受けた場合には、50万円以上の医療費が発生する可能性があります。
もし数年にわたるような長期療養を余儀なくされた場合、働くこと自体が困難になり、医療費だけではなく生活そのものに大きな影響がでることもあるでしょう。
これまでのがん保険の主流は、診断一時金、手術、入院に対する保証が一般的でした。例えば
- がんと診断されたら50万円
- 入院日額5,000円
- 手術10万円
というような保障内容です。このような保険ですと、1回の入院におけるがん医療費はカバーできても、長期にわたる医療費はカバーできない可能性があります。
長期にわたる医療費をどうするか?
長期に渡る医療費をカバーできるようにするには、
- がんと診断された場合の一時金を多めに設定する
- 通院に対する保障を設定する
- 化学療法を受けている期間中はずっと一定額の給付金が支払われるような商品を選ぶ
など、いくつか方法があります。あるいは、病気やケガで働けなくなったときの生活費を補てんしてくれるような保険を組み合わせる手もあります。
考え方によっては、自分で医療費と、当面の生活費をまかなえるだけの貯蓄があれば、民間の保険は不要という判断もありえるでしょう。あなたの生活を考えたときに、どのような保障が最も望ましいかを踏まえて対策をうつべきと思います。
よくある保険見積もり比較サイトについて
商品を購入するときに、インターネットで情報収集をして、金額の比較をすることは私たちにとって今や当たり前の行動になっているでしょう。
生命保険も例外ではなく、多くの情報サイトや見積もりサイトがあります。条件を入力すると具体的な保険会社・商品がランキング形式で表示されるものや、商品の特徴・保険料・クチコミなどが表示されるものなどさまざまです。
正しい情報が広く情報開示され、私たちにとって選択の幅が広がること自体はありがたいことです。しかし、実は生命保険の比較はそれほど簡単なものではありません。
生命保険の比較サイトは何が難しいのか
保険の選び方は、
- 保険の種類
- 保障の額
- 予算
- 保障期間
- 払込期間
- 解約時の戻り金の有無、金額
など、さまざまな条件があります。
あなたのライフスタイルにあった条件を設定したうえで検索しなければ、ぴったりの保険選びができるはずがないのです。
そしてそのようなライフプランの設定を、ファイナンシャルプランナーなどプロの力を借りずに行なうのはとても難しいのです。
多くの見積もりサイトなどでは、専門家による無料相談を実施しています。比較サイトで提供されている情報はあくまで参考程度と捉え、プロのアドバイスを上手に利用したいものです。
極限まで条件を合わせた保険見積もり比較は可能なのか?
ならば自分にピッタリの保険を探す方法はファイナンシャルプランナーに相談するしか方法はないのか、と言われるとそれだけとは限りません。
私の経営する株式会社トータスウィンズは、20社近くの生命保険会社の商品を扱う代理店ですが、独自のサービスとして膨大な生命保険の保険データをデータベース化して、お客様のライフプランにあった商品を瞬時に検索できる仕組みを持っています。
特約はいったん外して考える?
生命保険は、「主契約」と「特約」から成り立っていますが、これは幹と枝葉の関係のようなもので、特約のみで加入することはできません。
となれば主契約の内容と合理性(あなたに保険が合うか)こそが重要です。特約はいったん無視して主契約のみを切り取り比較することが必要なのです。弊社のサービスは、この点でお客様にとって有利な順のランキングが表示できる仕組みにしているのです。
例えば、35歳の男性が10年間限定の定期保険(保障額5000万円)に入るとすれば、
月額保険料 | 10年間の累計保険料 | |
A社 | 5,550円 | 666,000円 |
B社 | 8,500円 | 1,020,000円 |
C社 | 12,100円 | 1,452,000円 |
というように、同一条件下で主契約の比較ができるようになっています。
このように見てみると、同一条件でもA社とC社を比較すると10年間でなんと約80万円もの違いがあることが分かります。
データ更新は専任が手動で
生命保険も金融商品のひとつですから、金利などさまざまな影響を受けて料率改定や、商品の入れ替わりなどがあります。そういった際にはデータベースのメンテナンスが必要になりますが、弊社はデータベース専門のスタッフが常に最新の状態に維持しています。
保険契約時に対面が必要な理由
このように、私どもはお客様のもっとも合理的かつ納得のいく保険選びのお手伝いをさせて頂いておりますが、コンサルティングの方法は対面に限らせて頂いております。というのも、生命保険契約は「お代は先、納品(保険金や給付金、解約返戻金のお支払い)はずっと後」という特殊性があるからです。
生命保険は短くても数年以上、長い場合は10年以上にも及ぶこともあります。
保険契約は保険会社とお客様の契約ですから、ネット経由で契約しようが対面型で契約しようが同じです。
また、保険には原則値引きがありませんから(団体契約などの特殊な例は除く)、保険会社、被保険者の年齢や性別と契約内容が同じであれば、全国どこで加入しても保険料は同じです。
対面とネット経由との違い
対面型で加入する場合とネット経由で加入する場合と、何が違うのかといいますと、納品のときです。保険事故が発生した際に、保険金受け取りには保険請求のためにどんな書類が必要で、どのように請求したらよいものか、すぐにお分かりになりますでしょうか?
これがネット経由の契約であれば、自分で書類を取り寄せをして手続しなければなりません。しかし、弊社のような対面型であれば、専門家に相談ができますし、請求書類の取り寄せなどのサポートも無料で受けられます。
きめ細やかさでは対面が勝る
持病を持っていて、過去に保険加入を断られたことがある方が再度保険を検討したい場合なども、対面型であれば「A社なら比較的とおりやすい」「医師の診断結果を詳細に書いたほうが良い」など経験上の情報を持っているケースも大いにあります。決してネットによる販売を否定するものではありませんが、対面は対面ならではのきめ細やかな対応ができるのです。
保険は住宅の次に高い買い物
家の次に大きな契約といわれる生命保険ですから、われわれのようなプロを味方につけて、どんな細かいことでも何でも相談して納得してから加入することが、結果的によい買い物につながると思います。
(文・亀甲来良)
【連絡先】 株式会社トータス・ウィンズ |