本当に今の会社は安心なのか?
2015年5月、超巨大企業として知られるシャープが資本金を1億円へ大幅に減らすことで、中小企業になるかもしれないというニュースは多くの人々に衝撃を与えました。誰もが知っている有名企業ですが、経営は赤字続き、とにかく経営を立て直そうと従業員の約13%に当たる約3,200人のリストラにも踏み切りました。
このように誰もが知っている大企業が大きなリストラに踏み切る例は少なくありません。2014年9月には東芝も900人のリストラを発表していますし、2013年にはグリーも200人以上が解雇されています。
大企業に就職したから安心、そんな時代は昔の話であり、現在では「いかに自分1人で稼ぐ能力を身につけるか」ということが重要になってきています。会社に貢献しているから大丈夫だ!という人も、ふと立ち止まって解雇されたときのことを考えてみると、すぐに再就職先が見つかるほどのスキルを持ち合わせているでしょうか。
今は企業に頼る一方で、自分1人で稼ぎだす力も非常に重視されています。そのような力があって始めて本当の安心を手に入れることができるでしょう。
せどりってどんなビジネス?
だからといっていきなり言われても自分にはどうしようもないと思われるでしょう。何も経験をしたことがないのであれば、思い切って本業の他にもう一つビジネスをやってみてはいかがでしょうか。ここで提案させていただくのがせどりというビジネスです。
せどりとは簡単にいうと安く商品を仕入れて高く売るということ。フリマアプリやヤフオクといったサービスが一般的になってきたからこそできる、今流行のネットビジネスなのです。
ぶっちゃけせどりって稼げるの?
せどりで稼げるかどうかというのは、せどりに利用できる資金に大きく依存します。実際に商品を購入して、Amazonやフリマアプリといった販売サイトで売ることになるので、利用できる資金が多ければ、それだけ多くの商品を仕入れることができ、大きく稼ぐことができるでしょう。
では月に1万円稼ぎ出すためには、いくら必要なのでしょうか。もし、安定して毎月1万円を稼ぎだそうと思えば、最低5万円は用意するべきだと考えます。
なぜ5万円なのかというと、せどり初心者は、20%は利益が取れる商品を仕入れるラインと考えると始めやすいです。つまり1,000円で購入すれば手数料別で1,200円は自分の手元に残る商品を仕入れるのです。つまり、毎月使用できるお金が5万円あれば、20%の1万円を利益として考えることができるのです。
せどり初心者が最初に扱うべき商品とは?
では実際にせどり初心者が扱いやすい商品は一体何なのでしょうか?
答えは本のせどりです。様々なサイトやせどりの本を読んでいただくとわかりますが、確実に始めやすいジャンルであることは間違いないでしょう。というのも本のせどりには次の3つのメリットがあるからです。
その3つのメリットとは、
- 単価が安い
- 売れ残りにくい
- 自己出品でも売れやすい
ということです。まず本のせどりは他のせどりに比べて圧倒的に単価が安いです。DVDせどりやCDせどりは価格が安いものもありますが、本の安さには敵いません。投資金が少なくて済むのはリスクも小さいので確実にメリットと言えるでしょう。
次に本は比較的売れ残りにくいというこです。ゲームやCDだと流行り廃りがあります。流行りのものだと飛ぶように売れていきますが、廃ったものは全くと言っていいほど売れません。その点、本せどりはある程度新しい本であれば、ほとんど確実に売ることができるので在庫が捌けやすいのです。
最後にAmazonには自己出品とFBAというサービスがあります。FBAは簡単に言うと、Amazonが梱包や配送を全てしてくれるサービスなので、FBA商品は自己出品商品に比べて売れやすく、高価格商品であるほど売り上げに顕著に影響します。
しかし、本に関してはFBA商品であるよりも状態がきれいかどうかというのが大きく影響しているように感じます。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、できるだけ仕入れには綺麗な本を仕入れるようにしましょう。
商品の仕入れ先は?
最後に仕入先のことについて説明しますが、仕入先は実店舗ならばブックオフ、オンラインであればヤフオクから始めるのがいいのではないでしょうか。
ブックオフは多くのせどらーが最初にせどりを始める場所です。つまり、比較的商品が見つかりやすい場所ということです。もし、オンラインでやるのであればヤフオクがいいでしょう。ヤフオクにも数多く利益の取れる商品が眠っているので非常におすすめです。
楽しくせどりを始めてまずは月に1万円を目指しましょう!
(文/河崎鷹大)