老後の貯蓄

節約・貯めたい

50代の貯蓄平均は約1114万円!果たして1000万円で老後の貯蓄は足りるのか?

投稿日:2016年4月26日 更新日:


一般的に老後のために必要な貯金額は1000万円と言われています。その一方で少なく見積もっても2000万円、あるいは3000万円必要だという人もいます。果たして、リタイアまでにいくら貯める必要があるのでしょうか?

国民年金のみでは難しい

平成27年度、国民年金の満額支給額は年間78万円となっています。月に直すと65,000円程度。これだけの収入で生活するのはさすがに厳しいでしょう。

これに加えて会社員なら厚生年金、公務員なら共済年金が上乗せされます。上乗せ額は現役時代の給与水準によって変わってくるため、一概にいくらとは言えません。だいたいの支給額の予測は「ねんきん定期便」で、確認することができます。「年金加入期間」「加入実績に応じた年金額」「これまでの納付金額」などの情報も見ることができます。毎年誕生日前後に送られてくるので、しっかりチェックしておきましょう。

個人事業主や会社経営者の方は、厚生年金や退職金がありません。公的年金以外に、個人年金保険や個人型確定拠出年金に加入して、自分で対策する必要があります。

1000万円を貯めるには

老後資金の最低条件と言われる1000万円。50代でも1000万円貯蓄している人は全体の3分の1程度と言われています。1000万円を貯めるためには、平均月30,000円貯蓄するとしておよそ28年かかります。65歳までに貯めると仮定すると、37歳から始めなくてはなりません。

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1000万円をどう使う?

この1000万円がクリアできたとして、どのように使っていけばよいのかという問題が生じます。夫婦二人の国民年金と厚生年金の支給額を20万円、生活費を25万円とすると、月々50,000円の不足となります

1000万円から毎月50,000円ずつ切り崩していくと200ヶ月分ですから、16年と8ヶ月分ということになります。65歳からなら81歳まで続けられるということですね。しかし、定年退職から支給開始までに期間がある場合には、その間の生活費についても考えなくてはなりません。受給開始年齢の65歳前に定年退職し、無職になると、65 歳までは年金がないため無収入になってしまうケースが生じるというわけです。

月々の生活費には個人差がある

問題はこの生活費25万円を高いと見るか安いと見るかです。25万円ではとても暮らせないという家庭もあれば、25万円あれば十分という家庭もあるでしょう。必要生活費は、各家庭によって違ってきます。現役時代から生活水準を落とし、つつましやかに暮らしていくのであればなんとかなりそうな額ではあります。

夫婦二人世帯をモデルケースとして考えましたが、一人暮らしの方も少なくないでしょう。一人暮らしなら食費などの支出は減りますが、住居費はあまり変わらないケースが多いです。ワンルームのほうが家賃が安いといっても、二人用マンションと比べて半額になるとは限りません。持ち家であっても固定資産税やメンテナンス費用はかかってきます。それで年金収入は一人分ですから、さらなる対策を講じる必要があるでしょう。特に女性は男性より平均寿命が長い上、年金支給額が少ない傾向があるため、年金の不足額を補う「自分年金」づくりを意識する必要があります。

老後資金3000万円説

このように、厚生年金が毎月20万円、月々の生活費が25万円であれば1000万円の貯蓄でやりくりできそうです。しかし、年金が下がるという説は根強く、将来自分が年金生活になったときに、20万円もらえるかどうかわかりません。

そのギャップを埋めるため、3000万円の貯蓄が必要だという意見もあります。想定した月々50,000円の3倍、15万円が上乗せできるため、毎月の生活費として35万円が使えることになります。支給額が15万円に下がったとしても、生活費として30万円が確保できる計算です。

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長生きのリスク

寿命は老後の必要額を大きく左右します。70歳まで生きる人と90歳まで生きる人とでは必要額が異なることがわかるでしょう。とは言え、いつ死ぬかを自由にコントロールするわけにはいきません。平均寿命は年々延びていますし、高齢になると医療費もかかってきます。あらゆる状況を想定して、できる限り貯蓄を増やしていきたいものです。

老後貯金1000万円で暮らせないことはありません。しかし、必要な額は人によってまちまち。年金額もあやふやとなっている現在、お金がいくらあったら安心という基準は存在しないのです。準備は早ければ早いほど幅も広がり、ゆとりある老後を過ごすことができます。定年は必ず来るので、現役世代の時に少しずつ年金生活時の資金計画を練りましょう。具体的な金額はわからなくても、老後資金がたくさんあるに越したことはありません。ひとまず1000万円を目標に貯めてみてはいかがでしょうか?

(文/宮島ムー)

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