貧乏人と呼ばれる人たちは、共通する生活習慣があります。その生活スタイルを変えない限り、たとえ一時世帯収入が上がったとしても、すぐに所得が減ってしまうことになるでしょう。この記事では、貧乏人の習慣と、貧乏脱出の方法を紹介します。
貧乏人にありがちな悪習慣
貧乏な人達には、貧乏特有の考え方や行動、習慣があります。その習慣を改めない限り、一時的に年収が増えても、お金持ちになる可能性は低いといわざるを得ません。
しかし、貧乏人は、その習慣や思考に気が付いていないことがほとんどです。ほんの小さな差が、時間の経過とともに大きな差となりますので、まずは貧乏な人の習慣を知っておきましょう。
時間にルーズ
貧乏人は時間にルーズな人が多いという話しをよく聞きます。時間にルーズな人は、相手から信頼されにくいため、ビジネスで成功する可能性は低いでしょう。仕事上の付き合いで、会社関係の人とランチやディナーに行く時も、時間にルーズだと損をします。
せっかく自分自身にとって良い情報を持っている相手との会食だとしても、相手は信頼できない人にその情報を教えてくれることはありません。結果的に成功できず、貧乏から抜け出しにくいのです。
意識した時間を過ごしていない
意識した時間を過ごしていない人も貧乏人にありがちな特徴です。たとえば見たい番組があるわけでもないのに、家でゴロゴロとテレビを見ながら、チャンネル選択を繰り返す人は貧乏人か隠れ貧乏の可能性があります。
ネットサーフィンも同様に、意識した時間ではありません。あらかじめ決めた時間に、決めたことをするように心がけましょう。時間は貴重な資産であるという意識が大切です。
将来ビジョンがない
貧乏人は将来ビジョンがない人が大半です。将来ビジョンがないために、場当たり的な生活をしているのです。お金に関していえば、ライフプランに合わせて貯金をすることなどは重要ですので、しっかりと備えておかなければずっと貧乏で居続けなければならないでしょう。
いつまでにいくら貯めるという目標を持っておきましょう。もちろん、そのためには明確な人生の目標を検討する必要があります。
マネープランがない
マネープランは、ライフプランと一緒に考えると良いでしょう。結婚するのが何歳ごろなのか?子どもは何人欲しいのか?マイホームはいつごろ購入するのか?老後資金はいつから貯めるのか?など、お金がかかる局面の予定をしっかりと把握しておく必要があります。
その時に必要な資金から逆算して、貯金や保険、投資などをしておくと、具体的なマネープランを立てることが可能です。しかし、貧乏人はマネープランを持っていないため、いざという時に慌てなくてはならないのです。
ギャンブルが好き
ギャンブルが好きというのも貧乏人の特徴です。ギャンブルは胴元が儲かる仕組みとなっているため、負ける確率の方が圧倒的に高いのです。また、もしも勝った場合には、ギャンブルで儲けたお金で食事に行ったり、お酒を飲んだりすることが多いようです。
その際、喫煙者はいつも以上にタバコを吸うことにもなりますので、その分出費も増えます。ギャンブルは負けた時だけでなく、勝った時も出費が増える傾向がありますので、貧乏のスパイラルに陥りやすいといえるでしょう。
運動をしない
貧乏人の中には運動をしない人も多いようです。運動をすれば健康が得られ、病院代が少なくて済みます。運動は健康への大切な投資となりますので、無理のない範囲で習慣化することをおすすめします。
また、ジョギングやウォーキングなど、適度な運動は脳の前頭葉を活性化するため、仕事や作業の能率が上がりますし、閃き力や集中力が上がることも期待できます。結果的に収入アップにつながる可能性もありますので、毎日適度な運動をしましょう。
貧乏人に陥るリスクの高い行動
今は貧乏じゃなかったとしても、場合によっては貧乏に陥ることもあるでしょう。貧乏人に陥るリスクの高い行動としては、「無理な住宅ローンでマイホームを買う」「とりあえず車を買う」「返すあてのない借金をする」などが典型的です。
思わぬ貧乏生活を招かないために、これらの内容をしっかりと把握しておきましょう。1つずつ説明したいと思います。
無理な住宅ローンでマイホームを買う
住宅ローンを組んでマイホームを購入すると、貧乏人への道をたどる可能性があります。住宅ローンを組むということは、毎月の生活費に加えて、借金の返済を強いられることになります。
金利によって借りた分よりも多くの金額を返済しなければならないという理由で、知らないうちに余分なお金を払っていることになるのです。少子化で空き家が増えている今の時代、住宅が資産となりにくいため、住宅ローンを組むことは慎重になった方が賢明です。
とりあえず車を買う
移動手段として車を購入している人は多いと思いますが、交通アクセスが良いところに住んでいるにも関わらず、とりあえず車を購入するという人もいらっしゃいっます。
車は自動車税や点検代、車検代や保険代と、かなりの維持費がかかりますので、タクシーを使った方が安い可能性もあります。車を購入する場合には、購入代金と維持費を計算し、1回乗車当たりの金額を計算してみることをおすすめします。
返すあてのない借金をする
お金に困ったことによって、借金をする人がいらっしゃるかと思います。銀行カードローンや消費者金融カードローンは、個人に対して無担保無保証人で融資してくれるため、気軽に借金できてしまうのです。
しかし、借金には利息がかかるため、計画的に行わないと痛い目にあうでしょう。一時的な金策に囚われて安易に借金をしてしまうのは控えた方が良いでしょう。
貧乏人から脱出する具体策
貧乏な人の中には「自分は貧乏育ちだから」と諦めている人もいらっしゃいますが、誰でも貧乏から抜け出すことは可能です。貧乏から抜け出す方法にはさまざまなものがありますが、特に簡単で効果的な方法が「家計簿を付ける」「自己投資をする」「自分のビジネスをする」の3つです。ぜひ、すぐにでも実践していただければと思います。
家計簿を付ける
貧乏から抜け出すためのシンプルな方法に、家計簿を付けるという方法があります。家計簿を付けると、収入と支出の内容が浮き彫りになり、現状の問題点が把握できます。
問題点が分かることで、節約の必要性や副業の必要性などの対策も明確化するため、貧乏から抜け出すための行動に移りやすいのです。貧乏生活を余儀なくされている場合は、今日から早速家計簿を付けてみましょう。
自己投資をする
自己投資も貧乏から抜け出す手段として有効です。読書をしたり、オーディオブックを聞いたり、セミナーに参加するなど、安価に自分に投資する方法はいくらでもあります。
自分の知識やノウハウは収入に変えることができますので、後から帰ってくるでしょう。すぐに貧乏から抜け出す方法ではありませんが、時間差で利益をもたらす方法なので、少しでも早い段階から多くを学びましょう。
自分のビジネスをする
自分のビジネスをすることもおすすめです。最近はソーシャルワーキングによって、誰でも手軽に自分の仕事を持つことができます。自分の仕事を持つと経営者視点を養うことができて、万一失職しても生きていくスキルを養うことが可能です。
本業でも経営者視点を持って仕事に取り組む姿勢は重要であるため、優秀な人材になる大きな糧となるでしょう。
まとめ
貧乏人には貧乏人特有の習慣があります。ここで紹介した習慣は典型的なものですので、1つでも当てはまるのであれば、今すぐ是正する必要があるでしょう。
貧乏生活から抜け出す取組も、今日からすぐに実践し、お金持ちへの第一歩とすると良いでしょう。ぜひ実践し、継続していただければと思います。