年収を上げたい 政治・社会

保育士が今よりも給料を上げるために、知っておきたいこと

投稿日:2018年1月5日 更新日:


昨今の待機児童問題について、解決策の一つとして挙げられているのが、「保育士の給料を上げる」ということです。

しかし実際には、未だに保育士の給料は上がっていません。

いつ上がるかわからない保育士の給料。そこで重要となるのが、自分から給料を上げるために行動を起こすことです。

今回は、保育士が今よりも給料を上げるために、知っておくべきことを、お伝えしていきます!

保育士の給料は

保育士の給料は、世間一般の職業に比べてどれほどの水準となっているのでしょうか。

給料を上げる方法を探るためにも、まずは保育士の給料について、様々な点から考えていきます。

保育士の平均給与は

実際に、保育士の平均給与は、他の職種に比べてどれほどの水準なのでしょうか?

厚生労働省による「平成27年度 賃金構造基本統計調査」によると、保育士の給料は全国平均で年収約323万円となっています。

これは、全ての職種における平均年収である約489万円にくらべると約150万円も低くなっています。

また、「保育士 手取り」とネット上での意見を見てみると、「手取りが20万円に届かない」という保育士の声が多く、中には「保育士の手取りは平均15万円」と紹介されているところもあるほどです。

これらの情報から見ても、「保育士の給料は他職種に比べて低い」と言わざるを得ない状況となっています。

離職率と平均勤続年数

待機児童問題解決に向け、厚生労働省は2015年に「保育士等確保対策検討会」を立ち上げ、保育の担い手である保育士について、質の向上と人数の確保を目的とし、様々な調査を粉っています。

保育士等確保対策検討会が平成27年に提示した資料では、保育士の離職率についても触れられており、それによると、保育士の離職率は10.3%となっています。

つまり、保育士として働いている人の10人に1人が、保育士を辞めている、ということになります。

また、厚生労働省による「平成25年度 保育士資格を有しながら保育士としての就職を希望しない求職者に対する意識調査」によると、保育士の平均勤続年数は約7.6年となっています。

先ほどご紹介した「平成27年度 賃金構造基本統計調査」にて、保育士の平均年齢は約35.0歳でしたが、全産業における平均年齢は約42.3歳となっています。

これらから、保育士は他の職種に比べて離職率が高く、平均勤続年数は低い、ということがわかります。

なぜ、離職率が高く、平均勤続年数は低いのか。その原因の一つとして、「給料の安さ」があげられているのです。

労働と平均賃金

また、保育士の賃金については、こんな声も多く聞かれます。それは、「労働と賃金が見合っていない」という点です。

保育園の多くは、朝7時から18時まで開園しているほか、保護者の都合によって最大22時まで延長保育を行っていることもあります。

仕事内容も、園児たちの保育はもちろんのこと、連絡帳の記入やお遊戯会の準備、保護者への対応など多岐にわたり、保育中になんらかのハプニングが起こってしまうと、それだけで他のすべての仕事に影響が出てしまいます。

保育士は重労働であるにも関わらず、賃金は他職種に比べて安いという現状から、保育士の離職率は高く、平均勤続年数も少なくなっている、と考えられます。

保育士給与改善は本当?

他の職種に比べて安いとされていた保育士の給与ですが、近年国や自治体が中心となり、保育士の給与について改善が勧められています。

では実際に、どれくらいの改善がみられているのでしょうか?

国が「保育士給与改善」に動いた理由

国が保育士の給与改善に動いた理由、それはなんといっても「待機児童問題の解決」です。

保育士不足が全国的に深刻である中、保育士の高い離職率や平均勤続年数の短い原因に「給与の低さ」があげられるとして、国全体で保育士の給与を改善するための取り組みが行われています。

国が具体的に示した保育士の給与改善。それは、「月の給与を6000円引き上げる」というものです。

しかしこの引き上げも年間にすると7万2000円にしかならず、他職種との間にできた約150万円の差を埋めるには遠くおよばない結果となっています。

待機児童問題で、保育士の給料は上がる?

一方で、待機児童問題解消に向け、自治体によっては独自に保育士確保のために様々な対策を取っています。

例えば、千葉県船橋市では、通常の賃金に加えて、年額にして45万780円もの「ふなばし手当」を支給する他、家賃も月8万2000円までの補助が受けられます。

手取りとしての給与額は少なくとも、こういった補助があれば、それだけ手元に残る金額も多くなります。

このように、待機児童問題解消に向けて、給与から改善を目指している自治体もあるので、全国的には給与が低いとされている保育士において、「どの地域で保育士として働くか」という点は、大きなポイントとなります。

保育士の給料は本当に上がるの?

先ほど、「保育士確保のために手厚い対策を取っている自治体を選ぶ」ことを上げましたが、他にも保育士の給料を上げるために、どういった対策を取ればいいのでしょうか?

今からできる、給料を引き上げるためのポイントついて、ご紹介します。

違法労働の有無は重要!

給料を上げるにあたり、重要となる点の一つに「違法労働の有無」があります。

保育士の場合、まじめに仕事をこなしていたとしても、子供や保護者の対応により、終業時間が過ぎてしまうことが多々あります。

しかしそういった時間をきちんと申請できず、結果としてサービス残業となってしまうケースが多くみられています。

保育士として給料を上げるポイントとして、まずこのサービス残業を減らすとともに、残業した分はきっちり賃金として請求することが大切です。

残業代がきちんと支払わられるようになることで、手取り額は大きく変わるはずです。

公立保育園での就職を目指す!

給与を引き上げるもう一つのポイントとして、「公立保育園での就職を目指すこと」があげられます。

公立保育園では、私立保育園に比べて公務員であることから、給与は高く設定されていることが多く、中には、全ての職種における平均年収を上回るほど、年収が良くなるケースもあります。

また、公務員は勤続年数に応じて年収も上がるため、「長く働けば働くほど、給料は上がる」という安心感と、充実した福利厚生から、勤続年数も私立保育園に比べ長くなっています。

給料を上げるため、そしてより長く保育士として働くためにも、公立保育園への転職を検討するというのも、給料を上げるための一つの方法といえます。

まとめ

保育士の給与は全国平均に比べると安くなっていますが、より良い条件を提示している保育園もたくさんあります。

自分にあった保育園を探し出し、より給与条件のあった保育園で長く働くことを目指しましょう!

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