糖質ダイエットが流行している。
糖質の含まれた食物を食べず、カロリー摂取量を念頭に日々の食事を行うだけで、いつのまにか痩せるというのが、糖質ダイエットの特徴だ。
僕も32歳。太りやすくなってきたし、代謝も落ちて脂肪がつきやすくなった。
そこで個人的にやってみたが、これが本当に効果絶大だったので、ちょっと今回は糖質ダイエットのすすめを書いてみたい。
糖質を絶つのは難しいが不可能じゃない
そもそも糖質とは、何に含まれているかと言えば、炭水化物全般である。
たとえば米、パン、じゃがいものなどなど、私たちの主食に挙げられるものには、糖質がたっぷりと含まれている。
身体を維持するために必要なエネルギーである糖質だが、糖質制限で痩せるということは、この必須エネルギーを減らすということ。
だからくれぐれも無理をしてはいけない。
ただし、米やパンを食べないだけで、本当に痩せる。
僕の場合、ダイエット開始前は身長168センチに対して体重が64キロ、体脂肪率は22%以上あった。
これ、成人男性の肥満気味の範疇に入る体型だということで、実際下っ腹がだらしなく張っていたため、どうにかしようという思いはあった。
ダイエットの方法は単純で、極力糖質を摂取しないことにある。
成人男性の一般的な毎日の摂取カロリーは2,000キロカロリーであるが、この摂取カロリー自体はあまり気にしていなかった。
肉でも何でも食べて食べまくって、米やパンを食べられない代わりにおなかの中に詰め込んだ形だ。
結果はすぐに出る!1ヶ月で体脂肪率17%台に
糖質ダイエットの秘訣。
それはひたすら糖質を摂らないこと。これしかない。
人間、想像以上に体のエネルギー源として糖質を必要としているようで、これが摂取できないだけで、備蓄されていた脂肪は見る見る消費され、痩せていく。
1ヶ月こういう食生活を続けてみたが、終わってみれば体重60キロ、体脂肪率は17.5%になっていた。
この後も意識して糖質摂取を抑える日々を送っているが、9月3日時点では体重58.1キロ、体脂肪率は15.5%であった。
厳密にはパンこそ食べなくなったが、米はどうしても食べたいので、2日に1回は口に入れている。
それでもなおじわじわ痩せていくのだから、糖質制限はダイエットの手法としてはかなりお手軽だろう。
ただし、米もパンも旨いし、腹持ちがいい。
代替食品を探すのは本当に苦労した。
僕が見出した絶好の代替食品は春雨だ。春雨はローカロリーだし、沢山食べればおなかもいっぱいになる。
春雨を馬鹿みたいに食べる日々であった。
食費まで浮く最高のダイエット!ただし……
米も消費しないし、食費も抑えられるし、おまけに体重まで減る。
糖質ダイエットは本当に魅力的なダイエット方法だ。
ただし、このダイエットは、体に大切なエネルギーを摂取せず、体が温存していたエネルギーである脂肪を燃焼させてしまうものなので、多用は禁物。
糖質そのものは、私たちが日々の活動を精力的にこなすために、どうしても欠かせないものだ。
糖質を完全にシャットアウトしてしまえば、身体はいたるところから不調のサインを発し、歩くことすらままならなくなる。
実際、調子に乗って糖質をほぼ摂取しない日々を10日ほど続けた僕は、めまいと尋常ではない発汗に見舞われた。
欲を見た自分の自業自得である。あれは反省した。
もしも糖質制限をするなら、インターバル期間を設け、5日に1日の割合で、糖質を補充する時間を用意しておこう。
(文/松本ミゾレ)