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ラブライブ!のμ'sのように活動したい!声優になる方法の網羅的まとめ!

投稿日:2017年12月8日 更新日:


ラブライブ!という言葉をご存知ですか。アニメやアイドル好きなオタクの間ではすでに常識以前の常識ですが、しかし一般社会においても大きな社会現象を生み出し、かつ新しいメディアミックスの可能性まで提示した、新機軸のアイドルのあり方なのです。

まだここまで読んでも意味はよく分からないと思いますが、まずは以下の記事を読んでみて下さい。新しいアイドルのあり方、新しいメディアのあり方、新しいエンターテイメント分野のあり方の片りんが感じられるはずです。

ラブライブ!とは?代表的な2.5次元アイドル!

今やリアルとバーチャルの融合は当たり前

まずラブライブ!の紹介の前に、現在のITの大きなトレンドの話です。直近で「ポケモンGO」というゲームが世の中を席巻したことはまだ記憶に新しいところです。あの、スマホというバーチャルな画面で、リアルの場所を巡ってモンスターを集めていく、というゲームの形は衝撃的でした。しかし今やあの、リアルとバーチャルが融合していくことこそが、IT分野の大きなトレンドなのです。

これはゲームに限ったことではありません。たとえばVR(バーチャルリアリティー)という技術があります。一時3D映画が流行しましたがそのさらに詳細な立体映像を使ったIT技術です。具体的にはゴーグルをつけるとそこに目の前には存在しない人間や物体があたかもいるかのように立体的に迫ってくる、というものです。これはそれこそAV女優がサービスしてくれるエッチな動画から、飛行機の操縦士の操縦訓練まで非常に幅広く用いられているほど、一部のITオタクのものではない、まるで冷蔵庫などの家電並みの一般化が大変なスピードで進んでいます。

この流れがまずあるということを理解してください。この文脈の中でラブライブ!は生まれていると言っても過言ではないのです。

そのアイドル界での具現化が2.5次元アイドル「ラブライブ!」

もったいぶった言い方をしましたが、ではラブライブ!とは何かという紹介をします。一言でいうとラブライブ!は2.5次元アイドルです。また新しい言葉ができてきたかもしれませんが、2.5次元アイドルとは、アニメのキャラクターなどの2次元アイドルと、実在する3次元の人間のアイドルの中間領域の存在です。これも少しわかりにくいですが、この先駆的な存在がまさにラブライブ!ですから、その活動内容を通じて、2.5次元アイドルとはどういうものなのかをご理解ください。

ラブライブ!は2010年に「電撃G'sマガジン」で最初は雑誌上の漫画としてスタートしたものです。内容は9人の少女がアイドル活動をすることによって自分が通う高校の廃校を回避しようとする青春アイドル物語です。ここまでであればただの2次元アイドルですが、ラブライブ!の場合は、この9人にそれぞれ声優がキャストとしてつき、実際に9人の少女が歌い発売したという名目で、リアルのアイドルと同じようにCDを発売させたのです。これもここまでであればまだ過去あった事例ですが、さらにラブライブ!の場合はその9人の声優が、マンガの登場人物になりきって、リアルライブを行って歌を歌い、踊り、あるいはインターネットTVやインターネットラジオに、そのラブライブ!のキャラクターとして登場して自分の番組としての活動をしたのです。つまり3次元の声優が、2次元のマンガキャラクターになりきってパフォーマンスをする、という部分が2.5次元なのです。

もう少し具体的に説明すると、まずこの9人組には名前がなかったところに、ファンの公募で「μ's(ミューズ)」と言う名前がつきました。そして9人のリアルの声優のユニットもそのまま「μ's」として、デビューCDの「僕らのLIVE 君とのLIFE」を発売したのです。この展開はまだ一部のマンガファンの間でしか知られていませんでしたが、それでもオリコンランキング167位とこの分野の楽曲としては異例の売上となりました。

この勢いの中で2012年にはμ’sの声優たちがラブライブ!のキャラクターになりきって行うファーストライブが開催されました。それは毎回人気が高まり、2015年初冬の5thワンマンライブはさいたまスーパーアリーナで2日間開催され、延べ7万人以上を動員するなど、完全に大人気のアイドルグループと同じだけの集客力があることを見せつけました。

さらに継続的に発売したCDは2013年の「No brand girls/START:DASH!!」がオリコンランキングで最高5位まで上がり、以降10作連続で5位以内に入りました。2015年のベストアルバム「μ's Best Album Best Live! Collection II」は初登場1位、5月の月間ランキングでも1位になりました。

こうなればテレビも放っておくわけはなく、2015年にはテレビ朝日系列「ミュージックステーション」にμ's声優8人が出演、さらにその年の第66回NHK紅白歌合戦にも出場しました。まさに超一流のアイドルミュージシャン状態です。

そしてテレビアニメもさかのぼって2012年に「μ's First LoveLive!」でシリーズ化され、以降続編が作られ、2015年には映画版の「ラブライブ!!The School Idol Movie」が封切られました。

もちろん3次元媒体だけではなく、小説として「ラブライブ!! School idol diary」、電撃G'sコミックではその漫画版が連載され平面媒体での活動も行われました。

さらには音楽活動以外にも、インターネットテレビでは「ラブライ部 ニコ生課外活動」が動画配信サイト「ニコニコ生放送」で月1回放送され、インターネットラジオでは「ラブライ部 ラジオ課外活動」がランティスウェブラジオで月1回配信され、さらには地上波ラジオの文化放送でも「RADIOアニメロミックス ラブライブ!!」が放送されました。すべて声優がラブライブ!のキャラクターとして出演しています。

このようにラブライブ!は、マンガ、アニメ、映画、だけではなく、リアルの姿を見せるCDやライブ、イベントあるいはテレビやラジオに進出し、まさにメディアミックスの理想形を実現したのです。これが2.5次元アイドルです。さらにこの後続々と生まれた2.5次元アイドルたちはゲームともコラボレーションしてメディアミックス化を加速させています。

リアルのファンを巻き込んだ活動もAKB並み

ラブライブ!の場合は、制作側が一方通行で情報発信するのではなく、まるでAKBの総選挙のようにリアルに存在するファンをバーチャルの世界に巻き込んだ展開も行いました。具体的には、トップになったキャラクターに次回シングルのセンターポジションが与えられる、まさにAKBばりの人気投票のほか、展開に関わる様々な決定にユーザー投票が利用されているのです。投票権はCDやDVD、「電撃G'sマガジン」購入者に与えられるというところもAKBそっくりです。

ラブライブ!のストーリーと主な登場人物

ではラブライブ!の2.5次元アイドルとしての「あり方」の説明は以上にして、ラブライブ!そのものの内容をご紹介します。

ストーリー

東京都千代田区の「音ノ木坂学院(おとのきざかがくいん)」は3年後に学校の統廃合で廃校になることが決まっていました。その時生徒である9人の女子高生が立ち上がり、アイドルとして活動することで学校を有名にし、入学希望者を増やして学校を存続させようとします。そしてμ'sの活動の結果、音ノ木坂学院への入学希望者が増え、存続が決定したのです。

この舞台設定は東京都の秋葉原、神田、神保町一帯で、秋葉原周辺の実在の場所も数多く登場します。その中でも「神田明神」や主人公高坂穂乃果の実家のモデルである甘味処の「竹むら」などはラブライバーと呼ばれるファンの間では聖地になりました。ここでも2.5次元化が起こっているわけです。

主な登場人物

高坂 穂乃果(こうさか ほのか) 担当声優:新田恵海
主人公でμ'sの発起人。笑顔と行動力の女の子。

絢瀬 絵里(あやせ えり) 担当声優:南條愛乃
才色兼備の生徒会長。

南 ことり(みなみ ことり) 担当声優:内田彩
穂乃果の幼少期からの友だち。

園田 海未(そのだ うみ) 担当声優:三森すずこ
穂乃果の幼少期からの友だち。文武両道の和風美人。

星空 凛(ほしぞら りん) 担当声優:飯田里穂
明朗快活。スポーツ少女。

西木野 真姫(にしきの まき) 担当声優:Pile
音楽が得意なお嬢様。父は西木野総合病院医院長。

東條 希(とうじょう のぞみ) 担当声優:楠田亜衣奈
関西弁が特徴の生徒会副会長。

小泉 花陽(こいずみ はなよ) 担当声優:久保ユリカ
星空凛の幼少期からの友だち。人見知りで奥ゆかしい。

矢澤 にこ(やざわ にこ) 担当声優:徳井青空
「にっこにっこにー」が口癖のアイドル大好き少女。

ラブライブ!のような活動ができる声優になるためには?

このように2.5次元アイドルは今後もどんどん日本のエンターテイメントシーンでのメインストリームになっていくはずですが、その流れに乗って今人気なのが声優という職業です。かつては「裏方」のイメージでしたが、今やアニメ雑誌から一般男性誌まで、ほかの本業アイドルと同じようにグラビアに登場するなど、完全に「表方」になりました。ですから今や声優も狭き門なのです。

その狭き門を潜り抜けて、ラブライブ!のような活動ができる声優になるにはどうしたらよいのでしょうか。以下に基本的な道筋をご紹介します。

まずは声優の養成所か専門スクールで学ぶ

声優を目指す道は1本ではありませんが、ほとんどの場合はプロダクション付属の声優養成所、劇団付属の声優養成所、専門スクールに入って基本的なアフレコ技術などを学びます。

その理由は声優はアイドル化しているとはいっても「アフレコ技術」があってこそのものですから、その技術をみっちりと学ぶ必要があることと、そして何より声優の活動のためには「声優プロダクション」に所属しなければならず、そして声優プロダクションは声優養成所や声優の専門スクールの卒業生しかほぼ採用しないからです。

ですからまずは養成所か専門スクールで声優としての技術を身につけ、卒業後にプロダクションへ所属するという道を考えましょう。

養成所と専門スクールの違い

では入るのであれば養成所と専門スクールのどちらがいいのか、ということですが、まず養成所は入るためにオーディションがあるのでそれに合格する必要があります。専門スクールはそれがないので基本は誰でも入れます。そういう点では専門スクールの方が入りやすいと言えます。

しかし、専門スクールの場合はバックに声優プロダクションがありませんから、卒業後はそのオーディションを受けて合格しなければなりません。一方、養成所はバックのプロダクションに養成員として入れます。したがってどちらにしてもどこかでオーディションは受けることになるのです。

また専門スクールでは1日みっちりと授業があるので、集中的に技術が習得できます。しかしアルバイトなどは無理でしょう。一方養成所は週に数回の授業しかありませんから、自分でそれを補う練習をしないと力はつきません。ただし、アルバイトと両立しながら学べます。

さらに養成所の場合は、限られた授業数を生かすため実践的な演習が中心です。そのため例えば、地方出身者向けのイントネーション矯正などの授業はないことが多いです。そのあたりも自分で努力しなければ置いて行かれます。一方、専門スクールはイントネーションから発声練習までの基礎訓練をみっちり学べます。

卒業後は先ほど書いたように、養成所は声優プロダクションとつながっているので、養成所の段階で目立てば即デビューということもあり得ます。専門スクールは、自分で声優プロダクションのオーディションを受けて回る必要がありますが、しかし考えようによっては自分の行きたいプロダクションを選ぶことができるとも言えます。

声優プロダクションのオーディションを受けて所属する

養成所や専門スクールを卒業したら、声優プロダクションに入ることを目指します。フリーで活動する方法もありますが、バックがなければ仕事のオーディションも受けられない場合が圧倒的に多いです。そもそも仕事の案件情報自体が、プロダクション経由でしか流れてきません。ですから、まずはプロダクションに入りましょう。

入る方法は2つです。

  • 専門スクールを卒業して声優プロダクションのオーディションを受ける
  • プロダクション付属養成所から入所オーディションを受ける

この場合の注意点は、専門スクールからオーディションを受けて合格したとしても再度プロダクション付属の養成所に入り直さないとならない場合があることです。またプロダクション付属養成所からの入所オーディションは、すでに力量が分かっている場合が多いので、実力があればフリーパスのような形にもなります。

プロダクションに入所してもオーディションに受からないと仕事はない

声優プロダクションに入るとまずは「ジュニア」「仮所属」という扱いになり、仕事をすれば新人としてのギャラが支給されます。そしてさまざまな仕事を経験して実績を作ると「正所属」という扱いになり、ここで1人前の「声優」になったといえます。

しかし正所属だからどんどん仕事が来るかというとそうではありません。制作会社から指名があるような安定して仕事がある人はほんのひと握りです。基本は、仕事の案件が入るたびにそのオーディションを受けるのです。そしてそこで合格しなければ仕事は得られません。何回もオーディションを受け、最初は不合格ばかりでもだんだん経験を積み、実力をつけ、合格する確率が上ってきてやっと安定して仕事を得ることができるようになります。

まとめ

いかがでしたか。

ラブライブ!に代表される2.5次元アイドルのように、今や声優の活躍するフィールドはかつてに比べるとメディアミックス化して格段に広くなっています。ですから単純に映画のアフレコがしたいと言って声優を目指すのではなく、ライブをしたいと言って声優を目指す人もいるほどです。

しかし声優への道は何度もオーディションを受ける必要があるなど狭き門であるのも事実です。ですから声優で生活していくためには、人よりも何倍も努力すること、そして場合によってはアイドルとして通用するルックスを備えていることも今の時代では必要です。それらを踏まえて、声優を目指す人は頑張りましょう。

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