年収を上げたい

国内ベスト3に入る自動車メーカー、ホンダの年収事情

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ホンダといえば、国内ベスト3に入る有名な自動車メーカーですね。そんなホンダに就職できたら、さぞかし高い年収が稼げるのでは……?と思いませんか?

ここでは、ホンダの年収事情について調べてみます。

ホンダの平均年収は?

いろいろな企業の平均年収がまとめられている「平均年収.JP」というサイトでホンダの平均年収について調べてみます。すると、以下のようになっていました。

  • 平成27年・・・773万円
  • 平成26年・・・768万円
  • 平成25年・・・766万円
  • 平成24年・・・721万円
  • 平成23年・・・747万円

平成27年のホンダの平均年収は773万円でした。過去5年を振り返ってみると、一番低くても721万円。年収はここ数年700万円代をキープしていることが分かりました。

日本国民の会社員平均年収は400万円代なので、それと比較するとホンダはやはり高めだと言えます。

年齢別の平均年収は?

ところで、平均年収が高めのホンダでも、入りたての20代はそれほどでもないのではないでしょうか?また逆に、年齢が上がったら平均年収はどれくらい高くなるのでしょうか?

年齢別の平均年収を、また同じサイト「平均年収.JP」で調べてみます。すると以下のようになっていました。

  • 20~24歳・・・438.3万円
  • 25~29歳・・・546.0万円
  • 30~34歳・・・599.8万円
  • 35~39歳・・・684.4万円
  • 40~44歳・・・769.0万円
  • 45~49歳・・・861.3万円
  • 50~54歳・・・922.8万円
  • 55~59歳・・・915.1万円
  • 60~65歳・・・622.9万円

こうして見てみると、いくらホンダでも20代の入りたてのころは、働く国民の平均年収とほとんど変わらないことが分かります。

とはいっても、国民の20代の平均年収は349万円といわれていますから、やはり、同年代の人たちと比較すると高い給料をもらっていることになりますね。

年齢を追ってさらに見て行くと、年功序列制なのか、出世と共に年収も上がっていくことが分かります。

年収が最も高い年齢層は50~54歳で922.8万円。年収1000万円とまではいきませんが、これでも十分に高いですね。

ホンダの同期年収格差の実態は?

企業によっては、同期同士の年収格差が大きいところもありますが、ホンダはどうなのでしょうか?

世界最大の自動車メーカーであるトヨタの場合、同期の年収格差はとても大きいようです。

トヨタは海外進出しているため、海外勤務をする社員もいます。そこのところで同期同士の年収に大きな差が出てくるようです。それと比較してホンダの場合、それほどの格差はないようです。

とある取材によれば、ホンダの50歳のトップ部長クラスの年収は1400万円。同じく50歳の組合員の場合1100万円なので、その差は300万円ほどに収まっているそうです。

トヨタのように、同期でも海外勤務をしたか、出世できたか、などの違いで年収に1000万円ほどの差が出てしまう企業よりかは、格差は少ないと言えます。

ワークライフバランスが良いので人気

ホンダの年収事情について一通り調べたところで、ホンダのワークライフバランスについて少し触れておきたいと思います。ホンダはワークライフバランスが良いので社員から喜ばれています。

社員は、労働組合への活発な参加により定時退社日が設けられていたり、有給休暇は100%取得できたりするようです。

管理職に就いてしまうとこうした優遇はないようで、逆にもっと忙しくなってしまうため、あえて昇進を選ばない社員さんもいるのだとか…。何はともあれ、働きやすい環境というのはいいですね。

ベンチャー魂は健在

ホンダの創立は1948年。そこから新発想を重ね、ここまで成長してきました。それでもホンダはとどまることを知らず、創造的技術を生み出し続けています。

ホンダのベンチャー魂は健在といえそうですね。これからの発展も楽しみです。

(文/河原まり 写真/Ken Wolter / Shutterstock.com

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