年収を上げたい

年収を上げる資格5選!資格試験と取得難易度・費用対効果を検証!

投稿日:2017年9月18日 更新日:


最近の会社は、業務能力そのものを給料評価の対象としているところが多く、入社後にスキルアップすることを前提に、就職や転職をするケースがあります。

学歴や資格がなくても、仕事探しには不利となりにくいのです。しかし、専門知識や専門技術が必要な企業では、資格取得を推奨し、収入アップ制度を導入しているところもあります。

そこでこの記事では、年収を上げる人気の資格をピックアップし、試験の難易度や費用対効果について解説します。「自分は資格によってキャリアアップしたい」と思っている人は、ぜひ参考にして下さい。

ファイナンシャル・プランニング技能士

ファイナンシャル・プランニング技能士(※以下FP技能士)は、家計管理や保険、税金や投資など、お金に関するさまざまな知識を幅広く学ぶことができる国家試験です。

3級、2級、1級と難易度が上がり、2級合格者が受験できるAFP資格や、AFPの上級資格のCFPが存在します。

取得するためには、スクールでの講座や独学で勉強することができますが、FP1級は1年以上の実務経験が受験資格に含まれているので注意が必要です。

金融関係の仕事やファイナンシャルプランナーを目指す場合に取っておきたい資格です。

FP技能士の難易度

FP技能士の合格率は、

  • 3級が50%~70%程度
  • 2級が40%~50%程度
  • 1級が5%~15%程度

となっています。2級まではしっかりと勉強していればスンナリ取れる人が多いようですが、1級は格段に難易度が上がります。

FP技能士の費用対効果

FP技能士の資格試験の費用は6,000円から9,000円程度で受けることができます。

FPの年収は、就職先がどんな業界かによって大きく差がでます。たとえば年金事務所で働く場合には年収200万円程度といわれていますが、

  • 保険業界の場合は300万円
  • 銀行業界の場合は400万円
  • 不動産業界の場合は650万円程度

となります。

公認会計士

公認会計士は、会計に関わる資格の最高峰といわれており、会計業務のプロフェッショナルとして活躍しています。具体的な業務内容は、監査や財務、経理など幅広く、ニーズの高い職業です。

公認会計士の難易度

公認会計士資格の受験者はたくさんいらっしゃいますが、合格するのはたった9%ほどという極めて狭き門です。しっかりと勉強してから受験しないと、合格する可能性は低いといわざるをえません。

ただし、その分だけ資格を持っている場合には有利となり、年収アップ方法として検討したい資格です。

公認会計士の費用対効果

公認会計士の年収は800万円程度です。その高い専門性から、一般企業で働くよりも高収入を得ることが可能なのです。

実力のある公認会計士の場合は、年収1,000万円を超えることも珍しくないため、稼げる資格だといわれています。

中小企業診断士

中小企業診断士は、その名の通り中小企業の経営に関する問題や課題を解決に向けてアドバイスする存在です。具体的には経営コンサルや、企業と公的機関のパイプ役、企業と専門家のパイプ役も担っています。

また、セミナーや執筆を行うこともあり、幅広く活躍している人がいらっしゃいます。その分、経営に関する幅広い知識や、それを伝えるための卓越したコミニケーションスキルが必要となります。

中小企業診断士の難易度

中小企業診断士は、税理士ほど難しくはありませんが、社会保険労務士と同程度といわれており、高い難易度となっています。

社会保険労務士は法律の暗記を徹底しなければなりませんが、中小企業診断士はしっかりと理解していることが求められます。

試験は1次試験と2次試験があり、両方合格した上で実務補講を受けることで、中小企業診断士登録がなされます。1次試験も2次試験も20%程度の合格率であるため、しっかりと勉強しなければなりません。

中小企業診断士の費用対効果

中小企業診断士の年収は600万円から800万円程度だといわれています。専門知識や専門スキルが高い分、年収も高い傾向にあります。また、副業として中小企業診断士の業務をしている人もいらっしゃいます。

最初は会社勤めをしながら顧客を増やし、軌道に載った段階で独立するというケースもあるのです。

顧客を増やす方法は紹介や営業、ホームページなどがあり、これらの活用を工夫することで顧客獲得を目指します。つまり、企業にアドバイスする前に、自分自身が実践する必要があるのです。

一級建築士

一級建築士は、毎年1度だけ行われる建築士の試験に合格し、国土交通大臣や都道府県知事から免許を交付された人のことで、建築物の設計や工事の管理を行う仕事です。

男性が多い仕事ではありますが、時々女性の建築士も見かけます。

建築設計は、建築物の根幹を成し得るものなので、その仕事は責任がのしかかります。その分、建築物が顧客に引き渡された時の達成感は高く、誇りを持って仕事に取り組むことができるでしょう。

一級建築士の難易度

一級建築士の資格試験難易度は高いと覚悟しておく必要があります。二級建築士の試験でも約20%、一級建築士の試験となると約12%の合格率となり、狭き門をくぐらなければなりません。

一級建築士の試験は、学科と設計製図の2つの種類があり、学科試験に合格した人だけが設計構造試験を受験することができます。

その難易度から、何年もチャレンジし続けている人もいらっしゃるため、合格するには本気で勉強する必要があります。

一級建築士の費用対効果

一級建築士の平均年収は約650万円だといわれています。一般的に年収が高いとされる職業のランキングでは、常に上位に顔を出す存在であるため、しっかりと勉強した甲斐がある資格だといえるでしょう。

旅行業務取扱管理者

旅行業務取扱管理者とは、旅行の取次を行っている営業所が、最低1人は有資格者を配置していなければならない義務がある資格ですので、ニーズが多い資格だともいえます。

旅行業務取扱管理者の資格の種類は2種類で、国内旅行業務取扱管理者と、総合旅行業務取扱管理者が存在します。

国内旅行業務取扱管理者は国内旅行のみの取り扱いが範囲とされ、総合旅行業う取扱管理者は海外旅行の取り扱いもできます。

これらの資格をもっていると、旅行代理店へ就職する場合に有利となりますので、人気の資格として知られています。

旅行業務取扱管理者の難易度

旅行業務取扱管理者の資格は、国家資格であるため、しっかりと勉強して試験に望まないと受かりません。

国内旅行業務取扱管理者の合格率は約30%、総合旅行業う取扱管理者の合格率は約12%となっており、いずれも低い合格率となっています。

旅行業務取扱管理者の費用対効果

旅行業務取扱管理者の平均年収は、およそ300万円から400万円だといわれています。

企業にもよりますが、有資格者に手当が付く旅行代理店が多く、その手当は月に5,000円から1万円程度とされています。

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まとめ

資格がなくてもしっかりと稼ぐことはできますが、資格があった方が採用に有利となったり、手当がもらえる企業は数多く存在します。専門的な仕事内容の場合には、必置資格となっているものもありますので、そういった職業に就きたい場合には、しっかりと学んで資格をゲットしましょう。

職種ごとに年収も変わりますので、どの職種に就きたいかによって収入も変わります。その中でも人気の高いものを紹介させていただきましたので、参考にしていただければと思います。

年収をどうにかあげたいという方は、「転職で年収って本当にあがる!?転職成功者の年収アップ体験談」を読んでみてください。悩む前に、自分の年収アップ可能性を探ってみましょう!

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