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ビットコインはハードフォーク問題という危機に直面している!

投稿日:2017年6月27日 更新日:


仮想通貨として知られているビットコインは、資産運用の手段の一つとして多くの人から指示を集めています。

そんなビットコインはハードフォークという問題を抱えており、利用者や開発者を中心に、多くの人が防止策や解決策などの対策について、さまざまなネットコミュニティで情報を共有している状況です。

この記事では、ちょっと複雑なビットコインハードフォーク問題を初心者でも理解できるように分かりやすく解説します。

知らないと恥ずかしい?ビットコインの現在

ビットコインという言葉自体は、テレビや新聞などのメディアのほか、インターネットの記事などで目にすることがあるかと思います。

しかし、ビットコインがどういうものなのかはよく分からないという人も多いのではないでしょうか?まずはビットコインが具体的にどういうものなのかから理解しておきましょう。

今さら聞けない基礎知識!ビットコインとは?

ビットコインとはインターネット上で取引する通貨のことを指します。

通常お金には紙幣や硬貨があります。外国為替の場合は日本円とドルなどと取引を、取引所や証券会社を介して行い、その都度価格が変わりますが、取引所自体は通貨取引をしているため、実態のあるお金での取引となります。

しかし、ビットコインの場合は紙幣や硬貨がなく、あくまでもネット上で取引をするデジタル通貨です。そのため、ビットコインのことを仮想通貨と呼んだりするのです。

一般のお金はそれぞれの国に依存しているため、政治状況や経済状況によって貨幣価値が変わりますが、ビットコインの場合は銀行のような特定の管理者がおらず、取引内容が世界中に公開されています。

そのため、かえって不正をしずらいという特徴があります。

ビットコインの特徴をもう少し詳しく

ビットコインは仮想通貨取引所で入手することが可能です。ビットコインの取引所はいくつもありますが、初心者が取引しやすいおすすめの取引所は「coincheck」です。

coincheckは、0.01ビットコインからの少額購入が可能な上、取引手数料が無料、ユーザー登録も手軽で取引画面も見やすいため、多くの利用者から支持されています。

「日本で一番簡単にビットコインを買える取引所」と自負しているだけのことはあるでしょう。

ビットコインは発行以来ずいぶん価値が上がっています。もちろん、取引ですから下がる可能性もありますが、普及とともにまだまだ価格があがると予想している人も多いのです。

それは、ビットコインの発行量が約2,100万ビットコインまでというふうに、システムの仕様で決まっているため、最大取引量も決まってきます。

ただし、取引はあくまでもリスクとリターンのバランスが重要なので、自分にとって無理のない範囲で行うことが大切です。

ビットコインの仕組みを分かりやすく教えて!

ハードフォーク問題の説明のまえに、ビットコインの具体的な仕組みについて理解しておきましょう。この仕組みを理解しておかないと、現在ビットコインが直面している危機であるハードフォークのことを理解するのは難しいのです。

ビットコインの仕組みは

  • ブロックチェーン
  • プルーフオブワークシステム
  • マイニング

というもので成り立っています。何となく難しく思われる方もいらっしゃるかも知れませんので、それぞれのイメージをつかんでおきましょう。

ビットコインの仕組みの特徴であるブロックチェーン

ビットコインはブロックチェーンという仕組みで成り立っています。ブロックチェーンが何のことかといいますと、取引の管理台帳のようなものだと理解していただければ良いかと思います。

取引が行われると、それが記録されていくのですが、その記録は1つのブロックと呼ばれるデータの束に保管されていきます。アナログの方法でたとえるなら、1冊のノートに取引履歴を記入しているようなものでしょうか。

そして、一定期間が経つと、次のブロックにデータを保管して行くこととなります。時間が経てば2冊目のノートに変えて取引履歴を記入するようなものです。これを、次のブロック、また次のブロックと繰り返して行くことをブロックチェーンといい、ノートでいえば3冊目、4冊目と繰り返して行くことと同様です。

しかし、ここで1つのポイントがあります。実は直前のブロックの情報はハッシュ値という暗号化されたデータによって、新しいブロックに書き加えることとなります。ノートのたとえでいうと、前の1冊のノートの取引内容を暗号化して、次のノートに書き加えるというイメージです。

これによって、取引の連続性をチェーンのように保っているため、ブロックチェーンと呼ばれているのです。

改ざんできない仕組みのプルーフオブワークシステム

ビットコインのブロックのデータは、銀行のような1つ所で保管しているわけではなく、ピアツーピア(P2P)という技術でさまざまな場所にあるコンピューター(ノード)に分散して記録されています。

ブロックチェーンの技術と分散型のシステムによって、取引記録はものすごい多くの計算処理をしなければなりません。このシステムのことをプルーフオブワークシステムといいます。

このシステムのメリットは、仮に1台のコンピューターが故障しても取引履歴は消えませんし、改ざんがとても困難であるため、非常に安全性が高いのです。

一見複雑であるかのように見えるシステムですが、通貨を扱う場合にはより安全性の高いシステムが求められているため、とても理にかなったシステムとなっています。

報酬としてビットコインをもらうマイニング

プルーフオブワークシステムは、ビットコインを発行するためのテスト問題的な役割も担っています。

ほかのコンピューターよりも演算問題をいち早く解いた場合には、取引記録を保存している仕組みに参画することが可能で、その報酬にビットコインをもらうことが可能です。

ちょっとイメージするのが難解だと思いますので、ひとことで要約すると「システムに参画することによって、報酬としてビットコインをもらえる」ということだけ何となく知っていただければ十分です。

ビットコインは上限が決まっていますが、その内全てが発行されているわけではなく、この方法により新たにビットコインをもらう(発行する)ことをマイニング(採掘)と呼んでいます。

ちょっと複雑だと思いますので、ビットコインは一定条件によってもらうこともできるんだという程度におさえておきましょう。

ビットコインが直面する危機!ハードフォークとは?

さて、いよいよ本題と結論を一緒に書きたいと思います。実はビットコインはハードフォーク問題に直面しています。ビットコインのブロックサイズは最大でも1MBという容量なのですが、世界中で取引量が増えると、容量が足りなくなる可能性があるのです

そうすると、ブロックに書き込まれない取引が出てしまったり、ほったらかしにされてしまうものも出てくる可能性があり、複雑な仕組みで勝ち取って来た信頼性を失う可能性がでてきます。

そこで、ブロックチェーンを分裂(これがハードフォーク)させて、新しいビットコインを出現させようという動きがでており、今後の展開に注目が集まっているのです。

ハードフォークが起きたらどうなるの?

もしもハードフォークが起きてしまった場合、ビットコインコア(BTC)とビットコインアンリミテッド(BTU)に分裂するといわれています。

その場合はビットコインの価値も分かれることとなる上、別々の通貨を同時に保有しなければならなくなり、管理が煩雑になります。

さらに、取引所などが分裂した通貨に対応するかどうかも不明であるため、場合によっては資産を失ってしまう可能性もあります。

そのため、ビットコインを保有する場合には、ハードフォークの動向はしっかりと理解して、早めに現金化するなどの対策を考慮しておく必要があります。

まとめ

ビットコインは新たな投資の方法として注目を集めています。仮想通貨で取引を行うという特性上、複雑なシステムとなっており、初心者には理解が難しいかも知れません。

しかし、しっかりと理解すれば安全な取引であることが分かります。

ただし、ビットコインはハードフォーク問題をかかえており、今後の動向に注目が集まっています。初心者が取引を行う上では、今後の展開に目途がついてからの方が良いかも知れませんね。

(文/田中英哉)

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