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独身のマンション購入のメリット・デメリットを解説!

投稿日:2017年6月2日 更新日:


人生のステージに応じて不動産の購入をする場面が人には訪れると思います。ご結婚をされている方の場合は、ファミリー向けのマンションなどを購入されるかもしれません。

晩婚化が進み、生涯独身でいる人も増加傾向にある今の世の中では、単身者でもマンションを買うという傾向が増えてきています。

今回この記事では単身者のマンション購入にスポットを当ててお話を進めて行きたいと思います。

単身者のマンション購入

晩婚化や非婚化が進む現代の傾向としては、単身者のマンションの購入が自然なものとなってきています。

30代に差し掛かる頃に、不動産を購入される方がいるようですね。一般的には住宅ローンを組んで購入されるケースが多く見受けられます。

住宅ローンを組んで不動産を購入する際には、一般的に約2割の自己資金と約1割の諸経費(登記手数料や引っ越し資金など)を準備できると良いとされています。

自己資金のある方が金融機関の融資がおりやすくなりますし、トータルで見ると支払いも楽になりますので、ある程度余裕をもっていきたいものですね。

マンション購入のメリットはあるのか?

単身者がマンションを購入する事のメリットは何かというと、恐らくマンションの購入を検討される方は30代以降の方が多いと思うのですが、住宅ローンの支払い期間に余裕を持つ事ができますね

一般的に住宅ローンは30年ほどの期間で組む方が多いと思いますが、30代前半頃に組む事ができれば仕事を定年で引退と同時に支払いを終える事や、引退後数年間で払い終える事が可能です。

その他に考えられるのは、不動産の価値が上がった際に売却益(キャピタルゲイン)を狙える事です

賃貸物件を使用している場合にはこういった不動産の権利を売却して利益を得るという事を狙えませんが、タイミングよく立地の良い不動産を購入する事に成功すれば、価値の上昇と共に不動産の買い替えをして得ができるケースもあるようですね。

逆にデメリットはあるのか?

単身者のマンション購入のデメリットは、何といっても今後家族構成が変わってしまうかもしれないという点にあります。

結婚をすれば自分一人ではなく配偶者の方も増えます。更にお子様が出来た場合には、それに応じた部屋数が必要になります。

ここからは例え話ですが、地価が高いけれども仕事場から近い東京エリアで物件を購入したとしましょう。東京の不動産は価値が高いので値上がり益などを狙えますし、値崩れがしにくいので人気があります。

しかし、その分広い部屋に住むのは難しくなってきます。

30代前半で結婚の予定がないからという理由で単身者向けの部屋数が多くない東京のマンションを購入したものの、途中で配偶者が出来てお子様が出来た場合は不動産の買い替えをする必要性が出てきますよね。

その他に不動産の価値が下がる可能性も勿論あります。現代は一部の人気エリアを除いて不動産が余っている傾向にあります。価値が上がるかもしれないという事で購入した不動産の価値が結果的に大幅に下がってしまう事もあるようですね。

特に、こういった事は都市部から外れたエリアで近年は問題になっていますね。

老後になる頃に不動産の価値が大幅に下がってしまったので人生設計が狂ってしまったというテーマの本は沢山出版されているので目を通しても良いかもしれません。

単身者のマンション選びのポイント

不動産を選ぶ際にどういったポイントで選べば良いかと気になるかもしれません。最も重視した方が良いのは価値が落ちにくい物件、できれば価値が上がる物件を購入する事です。

価値が下降傾向にある不動産とはどういった不動産でしょうか?逆に価値が上昇傾向にある不動産とはどういった不動産だと思いますか?これは、シンプルに考えれば良いと思います。

  • 自分が住みたいと思う人気の街の不動産
  • 利便性が高いと思う不動産
  • 立地が良い不動産

こういったものは価値が比較的下がりにくいでしょう。

人気のある街の不動産で、周辺に便利な商業施設などがあり、大きな駅から徒歩10分圏内の物件などがあったら、それは価値が高いと思います。そういった不動産は価値があるので、皆住みたがります。

価値がある不動産というものは提供する側としても狙い目の物件なので、積極的に買取りをしようという動きも見られます。ある程度、立地が良いとされる不動産は業者も仕入れて売ればお金になるので積極的に購入する傾向にあるようです。

価値が低い不動産の場合は業者も敬遠しますし、購入したいと思う方も多いのでいざ現金化したい時に思い通りの値段がつかないケースもあります。

よって、不動産を購入する場合は、間取りのみならず

  • 自分が住みたい街か?
  • 立地は良いか?

など様々な要因を考慮して購入を検討すると良いでしょう。その他にもそのエリアで何か大規模な施設が作られたりする場合も、将来性を見て不動産を購入するのも十分ありです。

周辺施設が充実すると、不動産の価値が上がる場合もあります。

その他には、やや狭めのリーズナブルなワンルームなどの部屋を一括で購入すれば、家賃を払わないで済み、トータルで見ると賃貸物件を借りるよりも支払金額が安く済むというケースもあるようですね。

そうした場合は先述しましたが、いざという時に手放せるような立地・条件の不動産を狙っていくのがお勧めです。

まとめ

単身者のマンション購入は、時代の流れや社会の傾向から言って誰もが考える事になるでしょう。その際に考慮したいのは、いざという時や家族構成が変化した際に現金化できるかどうかという事に注目したいですね。

今後の不動産業界の動向としては、不動産は人気のある都市部を除くと部屋余りの状況になります。それだけ、競争が激しくなってきているという事ですね。

地方都市などで住宅ローンを組んで購入したものの、いざ手放そうとしたら資産価値が低くなってしまって、手放そうにも手放せないという状況が訪れるかもしれません。

また、都市部やその他の人気のある地域の中でも立地や条件が悪い不動産というものには住みたいという人が少なくて、結果的に購入金額に比べて価値が無い場合があります。不動産を購入する場合には、それなりに目利きができるように多くの物件を見る習慣をつけると良いでしょう。

例えば、自分の住んでいる身の回りの不動産を見ていて、マンションやアパートなどを見る事です。部屋が殆ど満室状態になるケースと、部屋が半分くらいしか埋まっていないケースがあります。

何故この建物は埋まらないのか?価値が低いのか?それを何故だろうと疑問に思い考える習慣をつける事です。

私の住んでいる地域に半分くらいしか部屋が埋まっていないアパートがあります。コンビニが真裏にある物件です。一見、とても便利そうに見える物件ですが、深夜に色々な車や地元のガラの悪い若者が広い駐車スペースに溜まっていて物騒です。そして、音もなかなかうるさそうです。

このように物件を日頃から見る癖をつけていると、いざ不動産を買おうという時に表示されている情報以外の暗黙知の部分を探る事ができます。そういった習慣をつける事です。

不動産の購入に関する事ですが、今のご時世ですと都市部や利便性がある地域、人気のある地域を除くとあまり購入するメリットは無いのではないかと思います。

人口の減少と不動産の増加により、部屋が余れば結果的に需要と供給のバランスで余っている物の価値が下がります。そういった点を踏まえて不動産の購入に関しては考えて頂けたらなと思います。

(文/KOMI∞)

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