【この記事の目次】
あなたを支えてくれるのは「自信」である
こんにちは!冨田賢です。今日もあなたが「まずは年収1000万円を目指すためには」について一緒に考えて行きましょう。
前回の「結果を出すことに執着する」の回(参照リンク)はいかがでしたか?目標を達成するために、今日あなたがすべきことは明確になりましたか?
さて、連載3回目の今回ですが、あなたの日々の努力を支えてくれる「自信」についてお話したいと思います。
今回は連載の中でも特に大事な話ですので、あなたも自分の言葉で話せるようになるくらいまできちんと咀嚼して理解してほしいと思います。
では、準備は良いですか?今回も始めることとしましょう。
「自信」は「小さな成功体験」によって作られる!
ではまず質問させてください。あなたは何に「自信」を持っていますか?
いや、自分にはそんな大きなこと言える自信がない……と思われたあなた、諦めるのはまだ早いです。ここで言う「自信」は、何も大きな自信でなくてもまったく構いません。「いつも誰にでも挨拶をしている」とか「タイピングのスピードは誰よりも速い」とか「他人の話を聞くことは何よりも得意」とかいう身近なことでも全然構わないんです。
例えば営業のアポイントを電話で取るのでも、最初は話をまったく聞いてもらえずにすぐに電話を切られてしまうものです。
そこで試行錯誤して、「今まではいきなり商品の話をしていたけれども、今度は相手の会社に『何かお困りのことはありませんか』と聞くことから始めてみよう」と、アプローチの仕方を変えてみたら、少しは話を聞いてくれるようになった、そこから今度は「買ってくださいと言うのではなく、『提案させてください』と言ってみよう」とやってみたらアポイント獲得率が上がった、というのも「自分で試行錯誤した結果、成果を上げることができた」という「小さな自信」につながっているのです。
いかがですか?「小さな自信」を得ることは、実はさまざまな場合において可能なのです。
あなたが「大したことない」と思っている小さな自信でも、実は長い年月かけて築かれたあなただけの「強み」だったりもします。物ごとや人の特性は、必ず二面性がありますので、どんな人でも必ず強みはあると言えます。
あなたも子どものころに「小さな成功体験」を重ねている
人間は生まれたときから自信を持っている人はいません。自信とは後天的に身につくものです。あなたが持っているその自信は、あなた自身がかつて努力したことによって培われたもの以外の何物でもありません。
私の話になりますが、私は小学校の何100回ものテストで、ほとんど満点以外取ったことがありません。「嘘でしょ?」と思われそうですが、本当の話です。なぜなら、前回の記事(参照リンク)にもつながりますが、私は子どものころだって、常に満点を取るという「結果に執着」したからです。
テストで満点を取れるためには何を押さえれば良いのか、それらを戦略を立てて逆算し、対策を練ってきました。そうしてテストでどんな問題が出題されたとしても100%回答できるように子どもながらに完璧に準備して臨んでいたのです。そうして満点を取り続けるという「小さな成功体験」を積み重ねてきたわけです。
これはあくまで私の場合ですが、子どものころのどんな経験だって良いんです。算数だけは成績が良かった、遅刻や欠席だけはしなかった、文化祭の委員は毎年必ず引き受けていた、とかそんなことで良いんです。
なぜなら、「小さな成功体験」や「自信」の中には、あなたの「強み」が秘められているからなんです!
「強み」で勝負すると「自信」が得やすい!
くり返しますが、「小さな成功体験」によって培われた「強み」はあなたの「自信」に直結しています。
例えば電話営業を1日100件続けて、最初は100件中1件にしか話を聞いてもらえなかったのが、3ヵ月後には1日5件まで話を聞いてもらえるようになった、それは「お客様の立場が分かるようになった」というあなたの強みだと言えるでしょう。
そうして得た1日5件の商談を取れるようになった、という結果は、あなたの「自信」となって、その後さらに前向きに仕事に取り組めるという意欲につながるのです。
あなたの強みって何ですか?日本人は遠慮してなかなか自分の強みを堂々と言えないですが、年収1000万円を達成したければ、いつでも誰にでも言えるあなたの「強み」は必須要素です。自分の強みが活かせるところで頑張ると、成功体験を積みやすくなり、結果として自信を付けやすくなります。
ここではあなたの「強み」を知るためのメソッドだけを簡単に列挙します。詳しく知りたい方は拙書「これから10年活躍するための新規開拓営業の教科書」をぜひ読んでみてください。
【強みの見つけ方】
(冨田賢著・「これから10年活躍するための新規開拓営業の教科書」より) |
「自信」がつくと仕事に前向きになれる!
「自信」を得るためのプロセスについて、説明してきました。仕事を進めるうえで、なぜ「自信」が大切なのか。それは簡単です。あなたが「仕事に前向きになれる」からです。
前回の記事(参照リンク)からの内容をようやくここにまとめさせていただきますが、「結果を出す」ことによって、それが「小さな成功体験」となり、その体験によってあなたに「自信」がつきます。自信がつけば「仕事に前向きになれる」わけです。そうして仕事に前向きになれれば、また結果を出すことができます。
これを繰り返すことによって、あなたの仕事ににプラスのスパイラルができあがってくるのです!
こうして言葉と図にしてしまうと簡単に見えてしまうかもしれませんが、そう思ったあなたはもう一度この連載2回目(参照リンク)とこの記事を読み返してみましょう。
「結果を出す」ためには結果に執着し、大きな目標を達成するために、あなたの行動を月単位、日単位に分解する必要があったのですよね?
そうして分解された日々の仕事をこなすことによって、あなたは「今日のゴール(目標)を達成できた」ということで「自信」がつくわけです。
こうして「目標を達成する」→「自信がつく」を繰り返して行くことで「仕事に前向きになる」ことができる、というのが、あなたが踏むべきプロセスです。
どうでしょう。できそうですか?一度コツをつかんでこのプラスのスパイラルにさえ乗れれば、あなたもすぐに年収1000万円プレーヤーになれると思います!
しかし、それはあなたがこれを「実践」した場合の話です。次回はあなたがこのプラスのスパイラルを実行できるようになるための「実行力」についてお話したいと思います。また、お会いしましょう!
【連載】冨田賢・直伝!まずは年収1000万円目指せ!【第1回】将来のお金の不安など「自分で稼げる力」さえあれば何も怖くない! 【第2回】年収が上がらないのは「努力のやり方」が間違っているからだ! 【第3回】小さな「成功体験」が大きな「自信」につながる! |
(監修・冨田賢/文・HOW MATCH編集部)