近年は副業ブームと言われるほどたくさんの人が副業を始めています。今までは「副業は禁止されているからできない」という認識でしたが、就業規則で副業を禁止できないことが広まったのも追い風になったのでしょう。
とはいえ、あくまで副業は副業。本業ほどの儲けは期待できませんし、なにより費やす時間の量が違いますからね。しかしそれをわかっていても副業を始める人が多いのは、少しでも収入を増やしたいからです。
つまり副業には確率の低い大きな稼ぎよりも、堅実な小さな稼ぎが求められていると言えるでしょう。
堅実ではない副業とは
では、まず逆に堅実ではない副業を紹介しましょう。現在一般的な副業で堅実さに欠けるものは以下の通りです。
- FX
- 株取引
- せどり
このあたりの副業は収入に不安定な面があり、稼ぎよりも確実さに重点を置く人にはお勧めしません。これらの副業の共通点はマイナスがあり得ることです。
副業は大きく分けるとマイナスになる可能性があるものとプラスにしかならないものに分けられます。つまりギャンブル性があるかどうかです。
株取引などは知識のあるプロからしたらギャンブル性も低いのかもしれませんが、素人が手を出してマイナスにならない保証はありません。そのためこれらの副業を始めるのであれば、相応の覚悟が必要でしょう。
確実に稼げる副業はコレ
では次に堅実な副業を挙げてみましょう。言い換えればギャンブル性がない副業ですね。堅実な副業として知られているのは以下の通りです。
- モニター
- ポイントサイト
- クラウドソーシング(データ入力、ライターなど)
- 代行業
これらの共通点はどれもプラスにしかならないものです。つまり自分の時間や作品をお金に換えるタイプの副業ですね。
マイナスになることがあり得ないので、基本的に費やした労力の分だけ稼げます。稼げる額は本人次第ですけどね。
アフィリエイトのハードルは高い
ちなみにアフィリエイトがどちらにも含まれていないのは、今のところ運要素や知識面のハードルが高いためです。
2014年の調査によればアフィリエイトをやっている人の約93%が1万円未満の収入です。つまり副業として成り立つほど稼げるのはごくごく一部ということです。
また、近年ネット広告規制の議論が活発化しています。
Googleも全画面広告を使用しているサイトのランクを下げるとの話ですし、過剰な広告はユーザーからも避けられるようになり始めています。
そのため、今後アフィリエイトで稼ぐのはより難しくなることが予想されます。
ゼロから稼げる副業とは
堅実な副業はスキルや時間が必須となります。たとえば誰でもできるモニターなどは相応の時間が必要になり、誰でもできるが故に報酬も微々たるものです。
また、利用者が急増しているクラウドソーシングにはデザインやデータ入力、ライターや翻訳など様々なジャンルの仕事がありますが、どれも実績やスキルがなければ応募しても断られることがほとんどです。
そのため、スキルを必要としない副業で稼ぎたいのであればポイントサイトやモニターなどの低報酬のものを地道に続けることが正解でしょう。
逆にもし副業のために勉強や努力できるのであればクラウドソーシングがお勧めです。
一度身についたスキルは今後の役に立つことは間違いありませんし、なにより実績が積み重なることで報酬が段違いに増えます。つまり長い時間をかけて着実に稼ぎを増やせる、まさに堅実な副業と言えるでしょう。
自分に何かひとつスキルがあれば副業に
最近はクラウドソーシングを扱うWebサイトもかなり増えました。
クラウドワークスやシュフティ、ランサーズなど信頼できるサービスも登場しているので、始めるには良いタイミングなのかもしれません。自分のスキルを商品として売りに出すココナラなんかもおもしろいですね。
これを機に自分の興味のあるものや、かつて諦めたものなどを副業として始めてみてはいかがでしょうか。
(文・kaztel)