闇金とは、登録番号を持たない貸金業未登録業者で、法外な金利や苛烈な取り立てを行う違法業者です。もしも闇金から借入してしまうと、地獄のような生活になり、人生を狂わせてしまうことにもなりかねません。
自分は悪徳業者とは無関係だと思っている人たちも、気が付けば闇金被害者となり、ひどい目に遭ってしまうというのはよくある話です。
そこで、この記事では闇金体験談と、闇金に手を出してしまう王道パターンを紹介した上で、そうならないための対策を解説します。
体験談を知ると闇金の怖さが分かる
闇金被害の情報は、さまざまなサイトに掲載されており、その悲惨な状況が目に浮かぶような内容が多数掲載されています。
それらの情報から闇金被害の状況を3つの時系列に分けると、借入を検討している時と、返済をしている時、返済が厳しくなって取立てられている時に分類することができます。
この時系列で体験談を見てみると、被害の流れに起承転結があらかじめ設定されていて、闇金の術中に見事にハマっている様子が伺えます。その時系列ごとに闇金体験談をまとめました。
体験談パターン1.闇金は貸す時は優しい
闇金被害の体験談のパターンとして、お金を借りる前はとても優しく丁寧に対応する業者がほとんどです。チラシなどに掲載されている電話番号に連絡すると、感じの良い担当者が出て来て拍子抜けするほどなのです。
闇金利用者は、資金繰りに悩む経営者や、給料を浪費してしまって家族に内緒で借りたい会社員、生活費に悩む主婦など、それぞれの理由を持っています。お金に困った時に、担当者が親切に対応すると、安心して申込んでしまうというケースがとても多いようです。
体験談パターン2.態度が変わる
実際に申込もうとすると、少しずつ業者の態度が変わります。
たとえば銀行カードローンや消費者金融ではあり得ない利息を設定されたり、少額融資にも関わらず不動産や車など、高額な担保を要求されたり、借りた額と返済額が見合わないなど、あり得ない条件を設定されてしまうようです。
また、勝手に保証人の依頼先に許可も取らず、勝手に保証人の設定をするケースもあります。さらに、返済日に請求して来ないなど、意図的に遅延を起こさせるような方法で債務を増やそうとするなど、あらゆる方法で搾取しようとするようです。
体験談パターン3.取立てが強烈になる
闇金の術中にはまり、返済遅延や滞納をしてしまうと、強烈な取立てが始まります。時間を度外視した電話や訪問をしてきたり、自宅以外の身内の元に取立てに行ったり、勤務先に過剰な電話をかけるなど、さまざまな方法で債務者を苦しめます。
ネット上の体験談で生々しく紹介されているのは、ほとんど取立て被害の実態であり、ありとあらゆる嫌がらせを掛けて厳しく取り立てて来る様子が分かります。
しかし、闇金業者は最初から想定しており、厳しい取立てによって搾取することを前提に貸していることを忘れてはなりません。
自分は闇金被害に遭わないと思うのは甘い
闇金が恐ろしいということは多くの人が知っていることだと思います。にも関わらず、闇金被害に遭ってしまう人がいるのは一体どうしてなのでしょうか?それは、
- 一定の段階を経て闇金へとたどり着くという理由と
- 安易に返せると思って借りてしまう理由
があります。
闇金を利用するまでの王道パターンとしては、最初は銀行や消費者金融を利用し、その後に多重債務化。中小事業者に頼って、最後は闇金という流れがあります。そうならないように、どこかで歯止めをかける必要があるでしょう。
最初は銀行や大手消費者金融から借入
お金に困った場合、個人が無担保無保証人で手軽に借金でいる方法として、銀行カードローンや大手消費者金融カードローンがあります。これらは一定の審査がありますが、安心して利用できるため、利用者の多いサービスです。
計画的な利用の範囲であれば、効果的に生活再建を目指すことが可能です。しかし、誰もが計画的に利用できるとは限りません。借りたお金が返せなくなったり、利用限度額に達したのにお金が足りなくなった場合には、新たな借入をすることになるのです。
だんだん借入が増えて多重債務に
安心で安全な銀行カードローンや消費者金融からの借入れでは足りず、新たな借入をしているうちに、気が付けば複数の業者から借入していることに陥るケースが多々あります。
体験談を精査していると、自分では多重債務者となっている意識がなく、ただ複数の借入をしているに過ぎないと感じていることが多いようです。しかし、なす術もなく状況が悪化し、次第に融資してくれる銀行や大手消費者金融もなくなってしまいます。
中小事業者から借入を始める
大手消費者金融の借入が厳しくなると、中小の消費者金融に相談することになります。銀行カードローンが2%~14%程度、大手消費者金融が3%~18%の金利であることに対し、中小事業者は15%~20%としている業者が多く、割高な金利負担を強いられます。
たとえ借りることができたとしても、結果的に利息総額が増え、借金のスパイラルに陥ってしまうのです。最終的にどこも貸してくれない状況となり、いよいよ闇金の入り口に立ってしまうのです。
最後に行きつくのが闇金
体験談を見ていると、闇金を利用する際には怖いイメージを持っている人が多いのです。しかし、お金に困った状況から抜け出すために、とにかく借りたいという気持ちが先行し、闇金に連絡してしまいます。
怖い対応を想像していたのに、意外と優しい対応だったために、安心して借りてしまうのは先ほど紹介した通りです。その時の判断が、後の地獄の分岐点となることに、この時はまだ気が付かないのです。
もしも闇金でお金を借りてしまったら…
万が一、闇金からお金を借りてしまった場合は、早めに専門家に相談して解決しておくことが重要です。ただし、注意点もあります。闇金問題には相談に乗ってくれない弁護士事務所や司法書士事務所も多く、闇金からの借金にも対応してくれる弁護士事務所や司法書士事務所を探す必要があります。
闇金問題解決専門の「ウイズユー司法書士事務所」は、全国対応、365日24時間無料相談を受け付けています。費用に関しても後払い・分割払いも可能で、闇金問題をスピーディーに解決してくれます。闇金業者から借り入れてしまい、取立て等で悩んでいる方は今すぐに相談することをおすすめします。
闇金を利用する前にすべきこと
闇金を利用しなければどうしようもないと途方に暮れた時、もしもさらに状況が悪化することが真に分かっていれば借り入れをするでしょうか?もちろん借りないと思います。
しかし、頭ではリスクを把握していても、本当の意味では分かっていないため、その後の地獄を呼び寄せてしまうのです。逆に、闇金しかないと思った時に、お金の問題を解決する術を知っていれば、借りる人はいないと思います。闇金に借りようと思った時にすべきことを紹介します。
返済計画を真剣に立てる
闇金から借りる人の大半がしていないことが「返済計画を立てる」ということです。
自分の収入と、毎月返さなくてはならないお金、それに伴った生活水準を打ち出し、資金繰りと家計簿を連動させた計画表を付けると、自分がすべきことが具体的に分かります。
すると、実は何とかやりくりすれば返せることが分かったり、逆に絶対に返せないということが判明します。
返せることが分かった場合は、その計画通り地道に返して行けば精神的負担もないですし、返せないことが分かった場合には別の対策を取る必要があるでしょう。いずれにせよ、状況を可視化すると客観的な対策を打ち出すことが可能です。
債務整理をする
状況の可視化によって、このままでは返せないことが分かった場合には、弁護士などの専門家に相談して、債務整理をしてしまいましょう。債務整理は借金問題を早期解決する効果的な方法です。
今までお金に悩んでいたことは何だったんだろう?と思えるくらいスッキリしますので、早めの相談がおすすめです。
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債務整理を弁護士に依頼すると、その時点から借金の督促がストップしますので、毎月の支払いや取り立てにお悩みの方は、こちらからすぐに相談することをおすすめします。
まとめ
闇金体験談を見ていると、被害に遭うべくして遭っている様子がよく分かります。それはあらかじめ闇金が設定したシナリオ通りに進むことのなるため、途中で脱出することは困難です。
お金の問題を根本解決するためには、専門家に相談することが最良の方法です。もし今、お金の問題に悩んでいるのであれば、すぐにでも相談しましょう。