お金に困っている時には、貸金業者からの融資を希望する人が多いかと思います。貸付さえしてくれたら生活が軌道に乗るというような状況では、カードローンやキャッシングなどの方法で切り抜けることもできるでしょう。
しかし、安易な利用により、実は闇金などの違法業者から借入してしまったというケースも多々あります。
闇金からお金を借りてしまうと、ひどい目にあう可能性がありますので、借りないように注意する必要があります。この記事では、闇金に関する情報を紹介した上で、お金の問題の解決策について解説します。
闇金で借りることのデメリット
闇金に申込んでしまうと、返済しても返済しても、いつまでたっても全額返済とならない話しをよく聞きます。また、他にもさまざまなひどい目にあうというケースがありますので、絶対に借りないように注意が必要です。
具体的に多い闇金被害の内容としては
- 「違法な金利に苦しめられる」
- 「恐ろしい取立てに苦しめられる」
- 「情報が漏れて他業者から勧誘される」
などがあります。まずは闇金の恐ろしさをしっかりと知った上で、闇金以外の方法を検討することが大切です。まずは、闇金被害の典型的なパターンから紹介します。
違法な金利に苦しめられる
闇金から借入をしてしまうと、法外な利息に悩まされるケースがあります。通常、銀行カードローンの融資条件では金利は1%台から14%程度、消費者金融などの大手カードローン会社で3.0%~18.0%程度、中小の消費者金融でも20%までの金利です。
しかし、闇金の場合には40%~50%は当たり前で、それ以上の法外な金利を取っていることもあります。融資OKの連絡に喜んだのも束の間で、そこから泥沼の借金生活が始まることになるのです。
また、改正貸金業法によって、他社借入も含めた年収の3分の1以上の融資額はNGという総量規制というルールも、闇金には無関係なので、多重債務がより膨らむこともあります。
恐ろしい取立てに苦しめられる
法律上、取り立てにはルールがあります。たとえば午後9時から午前8時の間に電話をしたり、利用者(債務者)以外の人に借りるよう迫ったり、自宅以外の連絡先に連絡するなどは禁止行為となっています。
ほかにもさまざまな禁止行為が定められていますが、そもそも違法業者である闇金の場合は、法律を無視した取立てをして来ます。
自分以外の身内などに取り立てるケースもあるため、常に対応に追われることとなります。取立てを苦にした自殺もあるほど、厳しいものであると肝に銘じでおく必要があります。
情報が漏れて他業者から勧誘される
闇金を利用したがために、住所や電話番号などの個人情報が漏えいしてしまうケースもあります。これは、闇金が個人情報をどこかに売ったことによる漏えいが考えられ、融資会社以外のところから申し込みを促す連絡が度々入るようになります。
携帯電話に直接かかってくるケースも多いため、毎日勧誘の電話に悩まされることもあるのです。初回の勧誘に断ったとしても、次から次へとかかってくるため、キリがない状態に陥ることもあります。
着信拒否対応を当面の対応策とし、それでも鳴りやまなければ弁護士事務所に相談しましょう。
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こんなところは闇金の可能性あり!
借りようと思って借りたわけではなく、正規業者だと思って借りたところが闇金だったということもあります。そのようなことがないように、闇金業者を見つける目はしっかりと持っておく必要があるでしょう。
では、どういうところが闇金業者を疑うべきポイントなのでしょうか?簡単にまとめると
- 「20%を超える金利設定をしている業者」
- 「携帯番号しか掲載していない業者」
- 「登録番号がない業者」
は、闇金の可能性が高いと考えた方が良いでしょう。
もちろん例外もありますが、わざわざこういったところから借りない方が無難です。それぞれの内容をもう少し詳しく見て行きましょう。
20%を超える金利設定をしている
20%以上の金利設定をしている業者は闇金である可能性が非常に高いです。法律上20%以上の金利を定めることは違法であるため、どこの貸金業者も20%以下であるはずです。
金利が大きいと総返済額が膨れ上がり、返済日までに返せないというケースも発生しやすくなりますので、結果的に恐ろしい取立ての餌食となりかねません。
また、露骨に20%以上の金利設定をせず、最初は少額を法定金利で貸したあと、追加融資という形で法外な金利設定をするケースがありますので、金利以外の要素と合わせてチェックする必要があるでしょう。
携帯番号しか掲載していない
携帯番号しか記載していない業者も闇金の可能性が高いです。正規業者であれば固定電話の番号を掲載していることが多いので、携帯番号だけの場合には警戒した方が良いでしょう。
かけてみると、担当者が「他の人を紹介します」というケースもあります。これは運営実態をぼやかして、足が付きにくくする手法なので、他人を紹介するといわれた場合にも注意が必要です。いずれにせよ、連絡先が携帯番号のみである場合には、コンタクトを取らない方が無難です。
登録番号がない
貸金業者は、貸金業登録番号というものが付いています。正規の登録業者であれば、財務局や知事に対して申請して交付されているはずなので、業者のサイトやフライヤーなどに、登録番号が掲載されているかと思います。
もしも、この登録番号がない場合には、闇金の可能性がありますので、気をつける必要があるでしょう。登録番号は大手に限らず、中小の消費者金融も記載しているので、正規業者か闇金かの目安となるでしょう。
お金の問題の解決策
闇金から借りずにお金の問題を解決するためには、どのような方法を取れば良いのでしょうか?安全かつ安心して金策を行うためには「銀行や大手消費者金融を利用する」方法が良いでしょう。
計画的に利用するのであれば、銀行カードローンや消費者金融カードローンは有効な手段と成り得ます。しかし、既に多重債務となっているなど、審査に通過しない可能性もあるでしょう。
そのような場合には、債務整理をすることでお金の問題を解決することができます。
銀行や大手消費者金融を利用する
銀行カードローンや消費者金融カードローンは、手ごろな金利でお金を貸してくれるため、生活を軌道に載せやすい方法です。無担保無保証人で借入が可能な上、早ければ即日口座に振り込んでくれるため、急ぎの人にも頼りになる存在です。
ただし、気軽に借入できる方法であるがゆえに、安易に借りて返済できなくなるケースも増加しています。リスクを背負いながらの借入であることは認識しておく必要があるでしょう。
債務整理をする
すでに多重債務に陥っている場合や、大きな金額の返済を背負っている場合には、債務整理という方法もあります。
この場合には、借金が大幅に軽くなることもあるほか、自己破産であれば借金が帳消しになりますので、生活再建を立てやすい方法です。
弁護士か司法書士に相談するのが一般的ですが、司法書士の場合にはできることに制限が付く場合があるため、最初から弁護士に相談すると良いでしょう。
債務整理のおすすめ法律事務所
債務整理をするとしても、弁護士事務所はたくさんあって、一体どこを選べば良いか分からない人もいらっしゃるかと思います。弁護士事務所によっては「ちゃんと対応してもらえなかった」というマイナス評価もあるため、事前にしっかりとリサーチしておく必要があります。
どこを選べば良いか分からない人のために、おすすめの法律事務所を紹介するならば、「弁護士法人サンク総合法律事務所」がおすすめです。
明るく爽やかな担当者が、親身になって相談に乗ってくれるでしょう。もしもお金の悩みを抱えているのであれば、連絡することで開放されるかも知れませんよ。また、24時間、借金に関する無料相談を受け付けていますので安心して相談できます。
債務整理を弁護士に依頼すると、その時点から借金の督促がストップしますので、毎月の支払いや取り立てにお悩みの方は、いますぐ相談することをおすすめします。
まとめ
闇金からお金を借りると、借金地獄に陥る上、怖い思いをすることになるでしょう。しっかりと闇金を見極め、絶対に借りないようにしましょう。
闇金から借りずにお金の悩みを解決するには、銀行や消費者金融で借りる方法がありますが、既に借金をしている場合には債務整理の検討がおすすめです。
弁護士に相談することで、しっかりと対応してもらえるかと思いますので、悩んでいるよりも相談してしまった方が良いかと思います。