昨年末、彼女と神社にお参りに出向く機会があった。なんでも、そこには面白いおみくじがあるというので気になったのだ。
場所は千葉県にある検見川神社。JR新検見川駅からほど近い場所にあり、1200年前から氏子を見守ってきた、由緒ある神社である。
歴史に明るい人にとっては、日本の国家「君が代」の歌詞に登場する、さざれ石。このさざれ石が安置されている神社としておなじみだという。
実際僕は現地で、結構普通に置かれているさざれ石を見て面食らった。
国家に登場する重要な石が、ものすごい身近にあるというのは不思議な気持ちになる。
根付が当たる面白いくじ、中には金運上昇するものも
ここからが本題。件の面白いおみくじについての話だ。
検見川神社には、8種類の根付が封入されている、ちょっと変わったおみくじが用意されている。
それぞれに無病息災、交通安全などのお守りが封入されており、そのなかに金運アップを意味するものがあるのだ。
そこで、早速2人してこのおみくじをやってみたところ、僕が引いたものはおかめの顔を模した根付だった。
説明を読むと、これは家内安全のお守りだという。
一方、彼女が引いたのは、めでたそうな鯛の根付。これが金運上昇、商売繁盛を意味するものだ。
どっちかといえば僕は鯛が良かったけど、おみくじなので交換するわけにもいかない。
さてさて、現金で性急な話だが、こうなるとおみくじの効果を知りたくなってしまうもの。
僕も彼女もパチンコをたしなみ程度にやるので、ちょっとその足でホールに向かってみた次第だ。
おみくじ1回300円、パチンコ屋で得た勝利は10万円
結論から書くと、この日僕は36,000円やられた。
いつもなら、こんなに突っ込む前にさっさと退散してしまうんだけど、この日は事情が違った。
そう、彼女が閉店まで出しっぱなしだったのだ。
その勝ち金額、およそ110,000円。
あまり爆発力のないマシンで遊んでいたにも関わらず、色々と薄いところを引いたため、閉店ギリギリまでずっと当たりが続いていた。
検見川神社の根付おみくじは、1回300円。
直後に110,000円も手にしてしまうと、金運上昇のおみくじの効果ではないかと、ついついそう考えてしまう。
残念なことに、現在彼女はどちらかといえばパチンコ屋では苦戦続きのようなので、おみくじの霊験もさほど強くはないということかもしれないけど、そもそもおみくじというのは行動の指針として参考にするもの。
あまり無理を言ってもしょうがない。
ついでに購入した年末ジャンボも…
ちなみに、彼女はおみくじをした帰りに年末ジャンボをバラ、連番それぞれ10枚ずつ購入していた。
6,000円の投資をしていたというわけだが、果たして抽選日よりほどなくして、僕の携帯には「外れてた」との連絡が入った。
年末ジャンボなんてそうそう当選するもんじゃないけど、投資6,000円に対しての回収は600円ぽっちだったとのこと。
もうちょっと、こう、なにか手心的なものがあれば嬉しかったんだけどなぁ……。