三菱重工は、日本最大の機械メーカーとして有名ですね。三菱グループといえば、他に三菱東京UFJ銀行や三菱商事などが思い浮かびます。
三菱重工は、これらと並ぶ「三菱御三家」の一角。商品数がダントツ多いという特徴があります。それもあってか、毎日生活の様々なシーンで三菱重工のマークを見かける気がします。
そんな有名な三菱重工ですが、もしもここに就職した場合に仕事のやりがいはどうなのか、年収は何円くらいもらえるのかなど、気になる方も多いのではないかと思います。さっそく調査してみましょう。
三菱重工の概要について
三菱重工の設立は昭和25年。本社は港区にあり、港区と品川区をまたぐ「品川グランドコモンズ」の一角にあります。
三菱重工は製品数が多いことで有名。その製品数は700を超えます。その中でも主力になっている製品には
- 船舶・エネルギー関連機器
- 産業機器
- 航空機やロケットエンジン
などがあります。その他、鉄道車両やエアコン、大型冷凍機なども主力製品となっています。電気機器に興味のある方にとっては、三菱重工はあこがれの職場なのではないでしょうか?
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三菱重工の年収は?
企業の平均年収がまとめられているサイト「平均年収.JP」というサイトで三菱重工の平均年収を調べてみます。三菱重工の平均年収は778万円だということです。さすがに高めですね。ここ数円の平均年収の推移についても見てみましょう。
- 平成27年・・・827万円
- 平成26年・・・802万円
- 平成25年・・・771万円
- 平成24年・・・754万円
- 平成23年・・・736万円
ということで、ここ数年の平均年収は700万円代~800万円代で推移しているようです。次に、年齢別に見た三菱重工の平均年収についてみていきましょう。
20代前半の平均年収は443万円。全国的に見た20代前半の平均年収は246万円なので、それと比較すると、三菱重工に勤めている20代前半の会社員は平均よりも200万円近く多い年収をもらえているということになりますね。
さらに、三菱重工の平均年収は
- 20代後半・・・552万円
- 30代前半・・・606万円
- 30代後半・・・692万円
と上がっていき、平均年収が一番高くなる年齢は50代前半で933万円。課長や部長になると年収は1,000万円を超えます。さすが、大手の機械メーカーの年収だといえます。
ちなみに、40代の年収は9位で、トヨタよりも高いそうです。
2013年の人気ランキングは41位
求人情報・転職サイトDODAの2013年の統計によれば、三菱重工は転職人気ランキングで41位。全部で300位まで掲載されているので、41位というのは人気が高い方であるといえます。
その人気の理由を見てみます。一番多いのは「やりがいのある仕事ができそうだから」という理由。確かに、自分たちが手掛けた製品(機械)が社会で頻繁に使われていることを思えば、大変やりがいを感じることができますね。
次に多いのは「給料・待遇がよさそうだから」という理由。同じ時間仕事をするなら、やはりお給料が高い方がいいというのはうなずけます。さらに、「将来性がありそう」、「企業の知名度が高いから」、「働く環境がよさそう」という理由も挙げられていました。
三菱重工は大きくて有名な企業なだけに、競争率も高そうです。
三菱重工で働いている先輩たちの声
三菱重工のHPの中に、先輩社員の紹介というページがあります。三菱重工への転職や就職をお考え中なら、先輩たちの声はとても参考になりますね。
三菱重工へ転職するとしたら、もっとも多い職種は
- 事務系
- 技術系
- 技能系
でしょうか。これらの職種で働いている先輩たちの声を参考にしてみましょう。以下、まとめてみます。
事務系
扱っている製品は飛行機のエンジンやロケットのエンジンなどにも及ぶので、事務職であってもこうした器機とかかわることができます。飽きずに続けていけるお仕事です。
技術系
電気、電子、情報系の知識を生かしたいなら三菱重工は理想的な仕事場になります。自分が手掛けたエンジンを搭載した飛行機やロケットが飛ぶのを見るのは感動です。
技能系
やはり一番感動するのは、自分が携わったロケットの打ち上げが成功したときだそうです。こうした大きなことに関われるのも三菱重工ならではですね。
社会に大きく貢献する三菱重工
ここまでで三菱重工について調べましたが、筆者が感じたのは三菱重工が社会に大きく貢献していることです。そこで働いている社員は、確実にやりがいが実感できるのでは?と思いました。
(文/河原まり 写真/Radoslaw Maciejewski / Shutterstock.com)