増え続ける貯金ゼロの30代…将来迎える悲惨な実情とは?

節約・貯めたい        2016年06月16日

(この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。)


  • 20代は貯金がなくてもなんとかなっていたものが、30代になると貯金や金融資産がないことで焦りを感じてしまうこともあります。実際に30代の独身男性の3人に1人は貯金がゼロという調査結果もあり、こういった人たちは今後の将来を考える上で大きなハンデとなるのではないでしょうか?

    未婚30代の貯金事情とは?

    単身者の場合

    日本銀行が発表する資金循環統計を参考にみてみると、単身世帯の場合、貯蓄がゼロという世帯は年々増加しており、なんと3割近くの人が貯金がない状態です。

    本来であれば、家族などの生活費を賄う必要のないのが単身者ですから、資産は増えてもいいはずなのにゼロという数字は驚異ではないのでしょうか。

    また、これに対して単身世帯の平均貯蓄額は1274万円となっているので、貯蓄がある人とない人の格差が大きく開いていることがわかります。

    30代の貯金事情とは

    不景気が続く日本では収入がなかなかアップしない状況です。そんな中で貯蓄額も年々減少傾向にあるのですが、貯金がゼロというのはやはり問題です。

    貯金、節約を目的にして生きていくのは、なんとなくつまらない気もしますが、貯金がないことで必要以上にカードローンなどの借金を重ねることにもなり、今は特に大きな問題がなくても将来結婚をして家庭を持つ、病気になる、仕事がなくなるなどを考えるとやはり不安なものです。

    貯金ゼロは何が悲惨なのか?

    給料日前に銀行の口座の残高が数百円、つまり3桁になる人はいませんか?こういった人たちを無貯金族と言い、年々増えています。場合によっては「ちょっと数万だけ」と消費者金融に頼ってしまう人もいます。まずは貯金がゼロという状態ではどんな恐ろしいことが起こるかを具体的に見てみましょう。

    大型の出費に対応できない

    貯金がゼロということは大型の出費に対応することができないということです。特に女性であれば、お金がないという理由でタイミングを逃してしまうと、取り返しのつかない人生となってしまうこともありえます。例えば引越しや結婚、出産や住宅の購入、車の購入や子供の教育資金など、どれを取ってもある程度まとまったお金が必要になります。これらを全てローンで賄う人生を歩むのでしょうか?

    全てをローンで賄えたとしても、ひたすら借金を返済していくために働き続ける人生になってしまいます。その場しのぎのカード払いや消費者金融の利用を続ければ、次月はさらに苦しくなり、厳しい状況になってしまう事を忘れてはいけません。このような状態で働くことができなくなった場合には、生活資金が枯渇し、自己破産という結末が訪れます。

    老後の年金生活が苦しくなる

    老後は退職金があるし、年金がもらえるから、それでなんとか生活していくことができるだろうと考えている人もいるでしょう。ですが、退職金が思った金額より少ないことも十分あり得ます。また、国からもらえる年金額=生活水準となることを考えておかなくてはなりません。ニュースなどでも年金収入だけでは暮らしていけないと、今の時代でも言われているのに、これが30年後、40年後となればさらに減る可能性があり、もしかしたら年金自体がなくなる可能性だってあります。

    年金でもらえる範囲で暮らしていくしかないということになれば、最低限しかお金を使うことができず、交際費や旅行費用、外食費などはもってのほか、ということなります。また年金受給では基本的にローンを組むことができないのでさらに大型の支出に対応することは難しくなります。

    以上2点を見てもやはり貯金ゼロというのは、近い将来に悲惨な生活が待っているというのがわかります。

    理想は30歳までに貯金ゼロを脱出

    貯金ができないという人生がどれほど悲惨なものになるのかを考え、すぐにでも貯金を始めることが大切です。30歳までに貯金ゼロを脱出するのが理想ですが、すでに30代に入ってしまっているからと言って遅いというわけではありません。また、高度成長期のように右肩上がりに年収が上がるわけではないので、勤務年数がたてば貯金できるようになっているという保証もありません。今からすぐにでも始めて貯金ゼロを脱出しましょう。

    貯金ゼロの人の共通点とおすすめ貯蓄術

    貯金ゼロの人の共通点としては「年収に比例して支出も増えてしまう」「家計管理がズボラで貯蓄に対する意識が低い」「余った分を貯蓄しようと考えている」「自制心がない」などの理由があげられます。

    そんな方たちに、一番簡単な方法は「自動的に貯蓄を作る」仕掛けをつくることです。会社の財形貯蓄制度を利用したり、銀行にいって積立貯金を契約してみましょう。「自動的に」「決まった日に」「決まったお金」を、先取りで口座から引き落とす仕組みを設定するだけ、後は勝手にお金が貯まっていくのです。1000円単位で預けられる金融商品や、金利の高めなネット銀行もおすすめです。

    貯められる人になろう

    不安を解消するためにお金を貯めようと思った時に家計簿をつけてみたり、節約をしてみたり、確かに貯金額を増やすためには必要なことですが、ただ家計簿をつけるだけでは貯金は増えませんし、むやみやたらに節約をするだけでは逆にストレスが溜まってしまい、反動で衝動買いなど増えてしまいます。

    大切なのは不安だけのためにお金を貯めるのではなく、楽しいことのためにお金を貯めるという意識です。楽しいことはお金を貯める目標にもなり、目標が決まったら自分の全ての資産を計算してスタート地点を確認しましょう。結婚や家の購入などのライフイベントを視野に入れ、目標や目的を持って貯蓄していきましょう。

    もちろんゴールまでの道のりは長いのですが、貯金がゼロという人の場合はスタート地点でお金を貯め始めるというのが貯金では一番難しく、実際に貯め始めてしまえばいつのまにか貯金ができていたなんてこともあります。はじめは小さな金額でも、確実に貯めていく方法をおすすめします。10万円、20万円を確実に貯められる成功体験を経れば、100万円単位の貯蓄は格段にしやすくなります。

    「しなければいけない」ではなく、やってみようの精神で貯金を習慣付けて貯金ゼロを脱出しましょう。

    (文/中村葵)

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    中村葵
    中村葵
    主婦をしながらライター業に勤しむ福岡県在住の主婦。小学1年生の息子との時間を最優先にするために在宅で仕事を続けている。人生山あり谷ありをリアルに体験したことが幸いしてなのか様々なジャンルで記事が書けるようになる。得意なことは毎週日曜日に一週間分の献立を立てて買い出しに行き材料を一週間で使い切ること。趣味は愛兎を撫でること。

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