預金ではなく、保険で1000万円を資産運用できるのか?

節約・貯めたい        2016年06月29日

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家計簿

(この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。)

  • 超低金利の今、資産運用について改めて考えさせられます。そんな中、ローリスクで運用したいと思っている人に人気があるのが保険商品での資産運用です。貯蓄型の保険商品で資産を運用すると設定した満期日に保険料以上のお金が戻ってきます。

    掛け捨て型の保険商品よりも保険料は高いものの、満期を迎えるとお金が返ってきて、その期間中万が一何かあっても保障されるため、資産運用を考えている人にとても人気が出てきているのです。

    保険で資産運用

    稼いだお金の管理方法は銀行が圧倒的に多いですが、いまの日本の銀行は超低金利で利息は多くても0.2%です。つまり100万円を1年間預けても2,000円の利息しかありません。

    そのため今では株、為替、債券などで資産運用を行う人も増えていますが、損が出そうな資産運用は怖い、抵抗がある、と思う人も多く、いまだ銀行に預けている人が多いです。

    ここまで読んで「その通り」と思った人、そして銀行で資産をただ保存している人におすすめしたいのは保険を利用した資産運用です。保険を利用して資産運用をすると、貯蓄だけでなく万が一のときには保障を受けることができます。そのため銀行預金よりも得られる利益が大きいと感じる人が増えています。そのような保険商品もいまは増えています。

    資産運用できるのは貯蓄型保険

    資産運用を保険で行う場合は貯蓄型の保険商品を選ぶ必要があります。1つは積立保険、もう1つは個人年金保険です。個人年金保険は貯蓄重視で保障はありませんが、保険料の一部を所得から控除できるというメリットがあります。

    積立保険は満期に支払った保険料以上の保険金を受け取れる商品で、契約満期の設定によって子どもの養育費やマイホームの購入に合わせて保険金を受け取れるため人気があります。

    保険商品には2種類、積立型の他に掛け捨て型があります。掛け捨て型は満期を向けても保険料が返ってきませんが、毎月の保険料が積立型に比べて安いというメリットがあります。

    予定利率だけで保険商品を選ばない

    資産運用を保険で行うならば予定利率を見ましょう。予定利率とは保険商品がどのような利率で運用されるのかを示した数字です。

    しかし、予定利率には見落としがちなポイントがあります。それは保険料=運用資金ではないことです。保険料は一部保障や会社の運営に回されます。

    予定利率2%、5年間契約で100万円の保険料を一時払いしたと仮定して2パターン見てみます。

    ①保障と会社の運営にそれぞれ50,000円、運用は90万円
    満期の保険金 900,000+(900,000×0.02×5)=99万円

    ②保障と会社の運営にそれぞれ20,000円、運用は96万円
    満期の保険金 960,000+(960,000×0.02×5)=105.6万円

    同じ予定利率2%でも①は元本割れしています。これでは保険で資産運用するメリットはありません。一般的に元本割れする商品は少ないですが、保険商品を選ぶときは予定利率だけでなく実際に支払う保険料と満期で戻ってくる金額を自分で計算しましょう。

    保険での資産運用はローリスク

    株式投資の場合、利回りは複利で計算できるため、毎年2%の利益を5年間出せたと仮定すると次のようになります。

    1年目 … 100万円×1.02=102万円
    2年目 … 102万円×1.02=104.04万円
    3年目 … 104.04万円×1.02≒106.12万円
    4年目 … 106.12万円×1.02≒108.24万円
    5年目 … 108.24万円×1.02≒110.40万円 ←満期

    株式投資で資産運用した方が大きな利益を得ることができます。大きなリターンを希望する人は保険での運用をおすすめしません。保険商品での資産運用をすすめたいのは次のような人になります。

    • ローリターンで運用したい
    • 万一に備えて保障も欲しい

    (文/高橋亮)

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    高橋 亮
    高橋 亮
    転職エージェント・広告代理店で延べ20年バリバリ働き、現在は脱サラして憧れの田舎暮らしを実践しているフリーライターです。ほぼ自給自足の生活につき、とりあえず食うのには困らないのが唯一の自慢。

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