ペット飼うなら1頭20万円のペットショップよりも保健所で!

編集部だより        2015年12月31日

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ペット飼うなら保健所で

(この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。)

  • ペットを飼う際にペットショップで購入するという人は多いと思う。
    犬や猫を飼うってときに、血統を気にしたり、生まれた日にちを知りたいという場合は、しっかりとそれらが証明されるお店で買うのが一番かも知れない。
    ただ、個人的にはペットショップで生き物を買うという行為は、あまり好きではない。

    もうご存知の方も多いはずだけど、熱帯魚や爬虫類など、現地調達が基本になるものを除き、ペットショップで販売される動物は、繁殖によって生み出された子が多い。
    その繁殖のための施設の中には、劣悪な環境のものも少ないながらある。
    しかも子どもほど高く取引され、売れ残った子はどんどん大きくなり、人気もなく、値段も下がる。

    最初こそ200,000円以上していた高級なペットが、徐々に値下げされ、最終的に数万円程度でようやく買い手が見つかる
    そんな光景を、きっと誰もが見てきたはずだ。

    僕は売れ残った動物が、小さなケージの中でじっとしている様子を見るのが、なんともつらい。
    こういう子たちが存在する理由は、ペットショップでしか動物を手に入れたいと思わない人が少なからずいるということもあると思うんだけど、そもそも血統や誕生日にそれほどの意味があるだろうか
    いのちがそこにあって、売買の対象にされていることに、いい加減違和感をおぼえてしまう。

    年間殺処分数17万頭!保健所は道楽の処分場じゃない!

    僕らは飼い切れないペットを保健所に持ち込む人がいることも知っている。
    年間20万頭もの動物がさまざまな理由で各地の保健所に持ち込まれ、このうちの17万頭が殺処分の憂き目に遭っているという。
    これは実に膨大な数だ。

    人間のエゴによって餌付けされ、繁殖した動物。
    安易にアクセサリ感覚で飼われてしまった動物。
    いずれも被害者であって、殺される筋合いなんてない。

    可愛いから。
    テレビで観て気になったから。
    たったそれだけの理由でペットを家庭に迎え、ろくな愛情も注がずに手離す馬鹿な飼い主は非常に多い。
    どっちが動物だか分かりゃしない。

    できればペットを迎えようという場合には、ペットにブランド的な価値やファッションアイテムとしての魅力なんか抱かないでほしい。
    ペットは家族だ。
    虫だろうとなんだろうと、家に迎え入れる以上は家族として接してもらいたい。

    保健所は処分場ではなく、新しい家族との出会いの場!

    保健所の職員さんたちだって人間だ。
    かわいそうな動物を、好きで処分しているわけじゃない。
    できれば1頭たりとも、殺したくはない。

    しかし、軽い気持ちでペットを飼うことを選択した挙句に手に負えないと判断した馬鹿な飼い主は、その決着を保健所の職員に委ねてさっさと逃げていく。

    処分には高濃度の二酸化炭素を使用する。呼吸中枢はマヒし、動物は苦しい思いをして死んでいく。
    この処分方法は関わる全ての人の心に、大きな傷を残す恐ろしい手段だ。

    だから保健所としては、里親として名乗り出る人の登場を、365日いつだって待ちわびている
    ペットを家族として迎え入れるために、わざわざ数十万円もはたいて購入する必要などない。
    保健所からペットを招き入れるメリットは少なくない。
    単純に飼育に対する初期費用がかからないことと、救える命を救うことで、保健所職員の精神的な負担を軽減し、ひいては殺処分数の減少にも貢献することになる。

    いのちに貴賎はない。
    品種がどうとか、年齢がどうだとか、そういうことをいのちを迎え入れる際に考慮するのはおこがましいことだ。

    ためしに一度、あなたも保健所に足を運んでみてもらいたい

    保健所には絶えず、さまざまな事情があってたくさんの動物が運び込まれている。
    愛護団体がどんなに束になっても、全てのいのちを救うことができないほどの数の動物が、全国各地の保健所に押し込まれ、最期の瞬間を待っている。
    ためしに一度、あなたも保健所に足を運んでみてもらいたい。

    そこはこの世の地獄のような悲痛な場所だ。
    もし新しい家族を迎え入れる準備があるのなら、その地獄から少しでもいのちを救ってもらいたい。

    子犬と子供

    (文/松本ミゾレ)

    松本ミゾレ
    松本ミゾレ
    2011年活動開始。恋愛コラム、パチスロホール取材記事、某大手企業専属ライティングなどを手広くこなす、ゆるふわ系三文ライター。著作出版の経験も意欲もない、地方都市在住の意識低い系物書きを是非応援してください。ちなみに特技はタイピングと、松前漬けをほぼ無尽蔵に食べ続けることです。

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