ええ、こういうことを書くと色んなところから叩かれるんだけど、全国各地のパチンコホールは、あれは建前上は遊技場ということになっている。
そもそも換金も認められていないから、形式上はたまたま勝った場合は、たまたま金景品に交換できる。
そんでまた、たまたま敷地のすぐ近くにある金の買取センターを、お客がたまたま見つけてお金に換えることができるというスタイルを採っている。
要はこういうことをして勝った分をお金としてペイできるからこそ、パチンコ、パチスロのような遊技は全国で成り立っているのである。
仮にお金を一切もらえないのに、数万円を費やしてこれらをやるかと言われれば、きっと誰もやるはずがない。
パチンコ、パチスロは1時間に20,000円近く負けることもある、投資スピードがインフレしまくった遊技。これはもうギャンブルだ。
さて、ギャンブルは胴元が絶対に儲かるようになっているが、その胴元だって人間。
たまにはうっかりとユーザーに還元することを許してしまう瞬間がある。
そこで今回は、土日休日のサラリーマンが、朝から狙えるパチンコ、パチスロ台のリセット、モーニング特典狙いで無理なく2時間程度立ち回り、お小遣いゲットを目指すための指南を、僭越ながらさせていただこうと思う。
朝はリセット狙いで期待値を稼ぐ!
昔から、パチンコホールは朝から押しかけるユーザーが後を絶たない。
その理由は、朝イチに恩恵のある機種が昔から存在していたからだ。
10年以上前だったか。設定を変更しておくと、128回転以内に80%で大当たりが来るパチスロ台があった。
当時の大当たり、ビッグボーナスならおよそ8,000円。
128回転まで回すのに4,000円ほどかかったが、ビッグが当たればその時点で4,000円は浮いたもの。
しかもこの台はその後もまた128回転までに80%で連チャンするので、開店から1時間のうちに、数万円勝つこともよくある話だった。
で、結論から言えば、現在そういう美味すぎる台がない。
例えば朝イチ、設定変更されていても、128回転までに大当たりが来る確率は30%しかないとか、酷い場合だと10%程度で「朝イチ特典!」と謳っていたりする。
それでも、優良店なら設定変更をしていないとネットで叩かれるため、渋々これをやっていることもある。
3、4台に1台は設定変更しているっぽい台があれば、朝から狙ってもそうそう火傷はしない。
だけどまあ、朝イチ設定変更狙いは本当にオススメできない。
朝から宵越し天井狙い!
設定変更の特典が旨みが少ないことは前述のとおり。
だけで手はまだある。それが宵越し天井狙いだ。
パチスロ機種の中には、天井機能を搭載しているものが多い。1,000回転回せば絶対に当たるとか、1,200回転で当たるとか、機種によって天井は違うが、これを狙っていれば投資はある程度予測できる。
以前もこのことはコラムで書いたんだけど、今回はこの天井狙いを、前日からの引継ぎで行う方法について話したい。
たとえば、天井が1,000回転の台が、前日800回転で終了していたら、あと200回転で当たるということになる。
少ない投資で当たりをモノにできるというわけだ。
ただし注意点として、この天井までの残りゲーム数は、設定変更されてしまうとリセットされてしまう。
だからこまめに設定変更をしているような真面目なお店では、この手はなかなか通用しない。
どちらかと言えば、場末のなんだかだらしないホールの方が、うっかり胴元が油断して、そのまま放置されていたりする。
戦略によってお店をその都度変えていくべきだ。
最近は、前日閉店時の台の回転数が、翌日の開店時に台のデータに表示されているというホールも少なくない。
これならすぐに、前日どれだけハマって閉店したのかが視覚的に把握できるのでオススメだ。
おわりに
サラリーマンの貴重な休日を、朝からギャンブルに駆り立てるようなコラムを書いてしまい、ちょっと申し訳ない気もするんだけども、パチスロなんてセオリー通りやってれば、まあ負けない。
このセオリーってのは、当たるかどうかわからない回転数の台を一切打たないってのも当てはまるんで、遊技するというか立ち回るというべきなんだけど、ともかくこれを遵守していれば手堅く勝負できる。
ヒラで打てば十中八九痛い目に遭うのが今のパチンコホール。
どうせ打つならカモにならず、虎になっていただきたい。
(文/松本ミゾレ 写真/Shanti Hesse / Shutterstock.com)