日本人全体の平均年収は414万円。年齢別の平均年収は?

年収を上げたい        2017年02月18日

日本人全体の平均年収は414万円、これは高いの?低いの?

(この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。)


  • 僕には毎年、民間の給与所得者のお給料の平均について調べる癖が付いている。
    国民全体の給与がどう推移したかを把握することで、おおよそ数年のうちの景気の変動もまた、把握することができるからだ。
    これを知っていると、コラムのネタに困ったときの切り札としても役立てることができる。
    無償で公開してくれる国税庁様々だ。

    さて、2015年6月に最新の民間給与実態統計調査が公開された。
    税金を徴収する国税庁が公表するものなので、マスコミの発表する極めて偏った統計(せいぜい数万人規模のアンケート調査)よりも、当然精度が高い。

    男女別に見る平均収入の違い

    今回発表された平均収入は、男性が511万円、女性は272万円となり、未だに全体として見ると、女性よりも男性の方が年収が高い傾向にある。ただ、年収が高いと言っても職種や業種、年代などをひっくるめての511万円なので、先進国でも特に労働時間が長いことを考慮すれば、個人的には低いと思わざるを得ない。

    ことに、この国の労働環境は他国に比べても奇妙なもので、効率の悪い仕事をいつまでも時間をかけてやった者に多くの報酬を支払うという傾向がある。

    時として、短い時間でベストな結果を出す人材よりもそういった人々が重用されるのだから、ここ数年さまざまな分野で他国に出し抜かれ続けている現状にも頷ける。

    財団法人社会経済生産性本部が2008年に発表した「労働生産性の国際比較」というデータを見ると、日本は先進7カ国の中でもぶっちぎりの最下位をキープしている。

    世界的に見ても日本のサラリーマンの労働環境には省くべき無駄がひしめいていて、そうした無駄のせいで労働生産能力が落ちているという事実が既にはっきりと証明されてきたところだ。

    ところが日本の労働環境は、この結果に目を背け、21世紀の今になってもなお、時代錯誤な根性論を根底に敷くケースが多い。

    僕などはあまりにも無駄に埋もれる社会人生活、サラリーマン生活を送るうちに嫌気が差してフリーランスになったが、やはり未だに無駄を崇拝し従業員に強制する会社、企業は業績が安定して悪い。

    この国の平均年収の低さの原因の何割かに、このような現状が影響しているのではないだろうか。

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    平均年収は414万円。こんな年収で何ができる?

    ちなみに、前述の男女別の年収から、日本人全体の年収平均を求めると414万円となる。

    414万円。

    この国では毎日朝早くから夜遅くまで汗みずくで働く労働者がこんなにも大勢いながら、こう言っちゃ失礼だが、平均414万円ぽっちの年収しか得られないのだ(※)。

    ※【関連記事】年収400万円と500万円とで生活レベルはどう変わるのか?

    特にフリーの立場で強く思うのは、経営者の経営手腕をいち労働者が手順としてほぼ完璧に把握している場合に、「じゃあこの手法に倣って俺も起業しよう」と考えるケースが少ないこと。

    これによっていつまでも非効率的な環境で、重要な仕事をする人材に混じって無駄な仕事を時間をかけて行う人材が幅を利かせ、ひいては今回発表されたような低い年収に繋がっているのではないか。

    景気というのは、ある一面では労働者自身が変革させるものでもある。
    その労働者が自分から能動的に動かない企業は、社会全体の足を引っ張る。
    もちろん、ベースアップを考慮することすらない経営者も多いし、彼らにも問題があるが、そういう会社に居続けることで状況が改善することは全くない。

    自分から良い環境を求める行動力が、多くの労働者には備わっているはずだ。

    年齢は言い訳に過ぎない

    個人的には、あくせく働いてたった414万円の賃金しかもらえないのなら、そんな職場環境にいつまでも依存する必要は全くないと思っている。

    それよりも野心のある経営者を探して転職し、そんな経営者の下で一緒になって稼ぐためのビジョンを考えることのできる企業を探す方が将来の給料のためにも、のちのちの年金のためにも賢明ではないだろうか。

    中には「この年齢で今さら会社を変えて転職なんてできない。無茶を言うな。現実を見ろ」と憤る声もあるだろうが、それこそ自業自得。そんな年齢になるまで待遇の悪い企業に勤めていたのもまた、自分の意思の賜物だ。

    人生、自分が動けば状況は動くようにできている。年齢は言い訳に過ぎない。

    (文/松本ミゾレ)

    年齢別の平均年収は?

    年収というのは年齢や性別でも変わりますよね。この数字をみて、自分の平均年収より高いと感じる人も少なくないかもしれません。自分の年収が同世代の人と比べてどうなのか、気になっても話す機会はなかなかありませんよね。私も友人や知人とそのような話をしたことはありません。

    そこで、年齢別の平均年収を調べてまとめてみることにしました。平均年収の数字が実感のわかないことが少なくない理由も説明します。

    男女それぞれの年齢別の平均年収は?

    まずは社会人になりたての20代からみてみましょう。同調査によりますと、

    • 20代の男性の平均年収は246万(前半)~371万(後半)
    • 20代の女性の平均年収は226万円(前半)~295万(後半)

    です。30代になると

    • 男性で438万円(前半)~499万円
    • 女性は294万円(前半)~297万円(後半)

    40代になると

    • 男性は568万円(前半)~638万円(後半)
    • 女性は290万円(前半)~292万円(後半)

    です。ここまでみて、男性のほうが平均年収が高いこと、男性は女性よりも年齢にともない年収が上がりやすいことがわかります。

    これが50代になると、

    • 男性の平均年収は649万(前半)~629万(後半)
    • 女性の平均年収は281万円(前半)~275万(後半)

    になります。これまでは年齢にともない年収が増えていたのに対し、逆に減ってしまっています。働き盛りの40代から50代前半にかけてが、一般的に収入が高くなることがみてとれますね。

    男性に比べて女性の収入が伸び悩んでいるのは、女性のほうが出世しないことや、結婚や出産・育児などで男性よりも長く勤務しない傾向があるからでしょう。

    平均年収は上がっているのか?

    アベノミクスなどの政策の結果、景気回復もうたわれていますが、年収が上がっている実感はありますか?果たして本当に年収は上がっているのでしょうか?

    ここ数年の年収の推移をみたところ、30代前半では3年連続で上がっていました。しかし30代後半では2年連続でマイナスになっているなど、年代によっては必ずしも平均年収が増えているとはいえないようです。職業による差もありますし、景気回復をすべての世代や性別で実感できているとはいえません。

    男性の平均年収527万円は本当か?

    昨年(2014年)の話になりますが、「男性の給料が3年ぶりに増えた」という見出しが新聞の紙面を飾ったこともありました。この時の調査によれば、男性の平均年収は527万円。

    しかし、実際に働いている給与所得者の中からは「本当か?」「実感がない!」という声も多くあがったのが実際のところ。年齢や年代別、職業ごとに見れば必ずしも増えていないということは前述したとおりです。「3年ぶりに増えた」というところばかりをマスコミが焦点をあててしまったわけですね。

    どうして多くの人が実感できない数字が出たのかというと、この数字は正規雇用者の年収で、非正規雇用者の男性の平均年収は225万円。これでは多くの人が疑問に思うのも当然です。

    さらに正規雇用者でも年代や職業による年収の差があります。平均年収が高い層が給与所得者の全体の平均値を上げてしまった結果、このような実感のわかない数字が出てしまったわけです。

    注目すべきは平均値よりも中央値

    平均値は調べた数値にとびぬけたものがあると、その結果がずれがちです。そこで数値を順番に並べて真ん中の値をみる中央値でみてみます。そうすると男性の年収の中央値は大体400万円前後になります。

    実際に男性の年収の割合をみると、300万円~400万円が多いという結果が出ています。中央値でみても自分の年収より高いと感じる人は少なくなさそうですね。

    平均年収は飽くまで目安

    いかがでしたでしょうか?私自身は会社員、給与所得者ではありませんが、年収は平均年収を下回っていました。平均年収はいろいろな職業を合わせて出している数字なので、目安として考えてもいいと思います。しかしどうせなら平均年収を超えたいところですけど。

    男性の平均年収527万円という数値について、これが多くの人が実感できる数字に実際になってくれると良いですね。その時は私も今より年収アップしていたいものです。

    (文・朝水)

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    松本ミゾレ
    松本ミゾレ
    2011年活動開始。恋愛コラム、パチスロホール取材記事、某大手企業専属ライティングなどを手広くこなす、ゆるふわ系三文ライター。著作出版の経験も意欲もない、地方都市在住の意識低い系物書きを是非応援してください。ちなみに特技はタイピングと、松前漬けをほぼ無尽蔵に食べ続けることです。

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