「ちくしょう!会社設立だ!」5年おきに100万円の年収UPは可能?

年収を上げたい        2015年12月21日

ちくしょう!会社設立だ!

(この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。)


  • ブラック企業や零細企業を渡り歩いた私は、中小企業で働くリスクを痛感しています。「どこで働いてもうまく行かないなら……」と、思い切って起業した結果、個人事業主から数えて創業4年目に突入しました。今回は、労働者が5年間で年収100万円アップできるという説と、中小企業で働く難しさについて考えてみましょう。

    5年間で年収100万円アップする説

    「年収100万円が5年で上がる」とする説を見てみましょう。とある企業で働き続け、標準的に昇進した場合どうなるか?の試算があったので紹介します。

    男性で事務・技術職の大卒の場合、25歳時点では年収405万円、その後、大体5年おきに昇給する見込みです。50歳の1116万円でピークを迎えると、定年までほとんど変わらなくなると言います。

    高卒の場合、大卒と比べると昇給は遅めです。20歳時点では292万円、30歳時点では463万円というペースで給与が上がるので、大体6~7年に1回という計算でしょうか。昇進時期や会社の業績にも左右されることから、多少のムラはあると考えられます。

    以上のモデルケースは厚生労働省の試算です。しかし、現実的に中小企業ではこんなに昇給するのでしょうか。

    中小企業は4社に1社が賃上げ

    アベノミクスの影響もあり、2014年は賃金上昇率2%を達成したと言われています。しかし、調査が行われたのは労働組合がある大企業のみです。実際に、中小企業はどのような状況だったのでしょうか。

    みずほ総合研究所の調査によると、「中小企業ではようやく大企業の景気回復の影響が波及し始めた」という状況です。しかし、賃上げが行われていると見られるのは4社に1社しかありません。

    また、中小企業の場合は昇給が遅いだけではありません。景気動向が悪化すると、すぐに賃上げはストップしてしまいます。大企業よりも景気の悪影響を受けやすいため、最近起こった中国経済の成長鈍化には過敏になってしまうのです。

    どうせ賃上げできないなら会社設立だ!

    このようなご時勢ですから、中小企業の会社員として働き続けても、5年に1回の昇給はあまり期待できません。そればかりか、ひとたび景気が悪化してしまうと、リストラの憂き目に遭ってしまう可能性があります。職歴にも傷が付いてしまい、その後の転職にも悪影響があるのです。

    例えば、私は大学を卒業後、インターネットでも名前が挙がるブラック企業に入社。その後、社会保険制度のない居酒屋や残業時間月200時間近い零細企業と渡り歩き、ようやく全うな中小企業へ入社するも、契約社員からは昇格できませんでした。

    中小企業で一発逆転するには……どうせ賃上げされず、不安定な状況なら……大してリスクは変わらないなら……

    思い切って起業したほうが可能性があるかもしれません!

    役員報酬は最低でも500万円以上!

    会社設立をする場合、基本的にはすべての業務を知らなければなりませんし、苦しいことはたくさんあります。しかし、自分で役員報酬を設定することができます。

    今まで働いていた業界である程度のコネやパイプができ、ビジネスモデルが理解できているなら、早々に起業してしまうのもよいかもしれません。なお、もともと居た会社から仕事を取るのはトラブルになるので、自分の力で取引先を新規開拓していきましょう。

    役員報酬500万円以上

    参考までに役員報酬を見てみると、資本金2000万円以下の企業でも役員報酬の平均は年間で543万円となっています。年収500万円以上の収入を得るのは40代を過ぎないと難しいですが、会社設立してしまえばこのラインをクリアできる可能性は高いです。また、自分の好きなように働くこともできます。

    中小企業がリスキーだと感じるあなた。同じくらいリスクを抱えるなら、起業してしまえば5年間で100万円以上のペースで収入アップも期待できますよ!

    (文/安藤悟・エストリンクス

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    安藤悟
    安藤悟
    1987年、静岡県出身・在住。株式会社エストリンクス代表取締役社長/静岡のローカルWEBマガジン「miteco」( http://miteco.jp/ )編集者。10年以上ロックバンド活動を続けている。愛聴するジャンルはシューゲイザー、ポストロック、激情ハードコアなど。主に、音楽とお金についての話題を執筆する。

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