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30代の貯金いくらなら安心?年収400万で必要な額を生み出すためには

投稿日:2016年2月3日 更新日:


将来がまだまだ見えない30代の人にとって、いくら貯蓄していても足りているかどうかわからないと思う人もいるでしょう。今回は少し余裕を見て30代でこれだけ貯めていれば安心!という金額を計算してみました。?

30代の平均貯蓄額は?

まず気になるのが「みんなどれだけ貯蓄しているの?」ということです。もちろん家庭状況も異なるので、現在の貯蓄がそのまま老後の貯蓄を反映するわけではありませんが、現在の自分の貯蓄額が多いか少ないかの一つの判断材料になるでしょう。

金融広報中央委員会がまとめた資料によると、30代の平均貯蓄額は379万円とのことです。中央値になるとさらに下がり、200万円になります。

社会人になって10年前後ということを考えると、毎年20万円~40万円ほど貯蓄しているという計算になるので、この間に入っているという人も多いのではないでしょうか。

今のところはこれくらいの貯蓄があるという人はとりあえず安心と言えそうです。

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老後に必要なお金を計算してみると

とりあえず安心とわかったとしても、まだまだ油断はできません。最近では「老後貧困」「負け犬老後」という言葉もよく聞きます。老後が不安である一つの理由として、自分がどれくらい生きるかわからないということがあります。

絶対とは言いきれないものの、安心な貯蓄額ということで平均寿命プラス10年を見積もってみましょう。男性の平均寿命プラス10歳ということで、90歳まで生活する資金がどれだけあれば、安心なのでしょうか。

平均貯蓄額328万円、年収400万円なら何年かかる?

DODAの調べによると30代の平均貯蓄額は328万円もあるとのこと。しかし、これを本当に実現できるのでしょうか?参考までに、国税局「民間給与実態統計調査」によると、30代全体の平均年収は400万円。仮にこの収入だったとして、毎月どのくらい貯めて何年くらいかかるのでしょうか?

30代で貯蓄額328万円は正直少ない

あなたもきちんと毎月貯金できていますか?もちろんやっていると答える人もいれば、やらないといけないのはわかっているのだけれど、なかなか浪費癖が抜けずに貯金することができない人も多いでしょう。

上に述べたとおり、30代の平均貯蓄額は328万円もあるようです。年収400万円でも実家暮らしの人もいれば、賃貸で暮らしている人もいるでしょうし、田舎で暮らしているか都内で暮らしているかどうかでも、この額を多いと感じるか、少ないと感じるか分かれるところでしょう。

個人的な意見としては結婚し、住宅を持っている人たちの貯金300万円前後というのは、ものすごく頑張って貯金をしているように思えます。

しかし、現在独身で結婚などの“人生の一大イベント”を控えていたり、住宅ローンをこれから組む状態での貯金300万円というのは、あっという間になくなってしまうので、黄信号なのではないかと思います。

子どもの教育費は年100万円

やはり目的がなければ貯金は続かないもの。そこで30代の人がなぜ貯金をするのかということについて調べてみました。

  • 1位・・・子どもの教育資金
  • 2位・・・病気や災害への備え
  • 3位・・・特に目的なし
  • 4位・・・住宅取得・増改築資金
  • 5位・・・老後の生活資金

このような結果になりました。やはり自分の子供の将来に幅を持たせるためという意見が最も多いですね。

私立大学へ行こうというものなら年間授業料だけで100万円以上は普通にかかりますし、田舎暮らしであれば、都内の大学へ進学して一人暮らしなんてことも十分に考えられます。

そのため、将来必ずお金がかかる子どもの教育資金ということで貯金をしている家庭が最も多いという結果になりました。

ここで意外だったのが3位の特に目的がなく貯金をしているという人。とりあえずお金を持っていれば安心という考えがあるようです。5位の老後の生活資金と合わせて「将来に漠然とした不安を抱えている」という30代の人が多いみたいですね。

これだけあればとりあえず安心!

充実した老後の生活を送るためには、定年までに貯める生活費の金額は1人あたり3000万円と言われています。これに住宅のリフォームや医療費などを上乗せして、1人あたり60歳までに5000万円あれば、かなり安心といえるでしょう。

定年までに5000万円を貯めようと思うと、23歳で働きはじめてから60歳になるまでの38年間で割ると、年に貯めるべきお金は1年あたり130万円程度になります。

働いてから10年経っている現在30代の人であれば、貯蓄が1300万円程度あれば、かなり余裕のある生活を送ることができるのではないでしょうか。

それほど貯蓄していないよ!という人もいるかもしれませんが、あくまで余裕を持った老後の生活のために必要なお金を計算しているので問題ありません。しかし、これだけ貯蓄があれば、とりあえずは安心と言えます。

月に3万円貯金すると平均貯蓄額を楽に貯められる

それでは実際に年収400万円の人が30代の平均貯蓄額である328万円を貯金するには、具体的にどれくらい貯金をするべきなのでしょうか。

ここでポイントとなってくるのが、何年後に平均貯蓄額である328万円を目指すのかということです。

現在まだ20代で、貯金できる期間に余裕があるという方は、年に30万円ずつ11年間貯金できれば、330万円の貯蓄を作ることも可能です。5年間で平均貯蓄額に届かせようと考えれば年に60万円以上もの貯金をしなければなりません。

ここで、間をとって20代後半、あるいは30代前半という人を対象にして考えてみます。20代後半であれば8年間で平均貯蓄額に届けばいいでしょう。

すると、1年あたり41万円の貯金が必要となってきます。夏と冬のボーナスで合わせて17万円貯金をすれば、月々の貯金はわずか20,000円で済みます。

今の生活から3万円を作るためには?

ボーナスがそれほど多くなく、夏と冬合わせて60,000円しか貯金できない‥という人でも月々の貯金は30,000円で済むのです。たとえば、ビールやタバコ、ペットボトルやコーヒーなど、ちょこちょこ買いの習慣を直せば、毎日1,000円、支出額を減らせそうではないでしょうか?

最近では格安スマホに乗り換えて、通信費の見直しをするご家庭も多いですね。

また、電気代、水道代、ガス代などの光熱費について、小まめに消したりする節約術もありますが、毎日の手間のわりに、節約効果は薄いようです。

それよりも大幅に節約できるのが、実はなんとなく払い続けてしまっている毎月の保険料を見直すことです。ファイナンシャルプランナーなどの専門家に見直しをしてもらうことで大幅に保険料を節約できる場合があります。毎月の固定費の支出が、家計に及ぼす影響は大きく、一度見直すとその節約効果は高くなります。

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収入が増えたからこその貯金を

貯金が続かない人の多くは「目的がない」ため続かないのです。しかし、急病、災害、身内の不幸など悩みの種が尽きないというのも、この年齢の大きな悩みではないでしょうか。

30代、40代になれば会社での地位が上がってきて、収入も徐々に増えてきた人も多いはず。その収入を無駄に浪費するのではなく、将来に備えて堅実に貯金していくのが賢い選択になります。

ある程度お金が貯まったら、金利が少し高めの「定期預金」を活用してみましょう。定期預金は、普通預金と違って、満期日まで引出しが出来ないため、流動性が制限される一方、普通預金と比べると金利は高めになっています。当分使う予定のない余剰資金を預けておくのがおすすめです。特にネットバンクは普通の銀行よりも高めの金利を設定していることが多いため、おすすめです。

さらに、将来満額で返ってくる保険を利用したり、投資の勉強をして資産運用をしたりしてみるのも手かもしれません。特に「投資信託」は、少ない金額から始められて、長期間にわたって少しずつ資産をふやしたい、という初心者に人気の金融商品です。30代だからこそ、時間を味方につける自分ならではの貯蓄法を身に着け、素晴らしい未来を実現していきましょう。

特に不動産投資は初心者にも最適なプランが多くあり「ローリスク、ローリタン」の安全な資産運用が可能です。自己資産は小額からはじめられますし、年金確保生命保険対策にもなり、将来的にも大きな貯金につながります。

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