大手電機メーカーソニー。ソニーといえば、テレビやオーディオ・ビデオ、ゲームなどの音響・映像機器を幅広く開発・販売しており、家電製品に強いメーカーということで有名ですね。
ソニーは大手電機メーカーの売り上げトップ3に入り、大手総合電機メーカー8社の一角を成しています。テレビのCMでもお馴染みですから、もはや知らない人はいないと言ってもいいくらいでしょう。
意識していなくても、一家に1台はソニーの商品があるのではないでしょうか?そんな大手の会社に転職できたら、安定した収入が保証されそうです。
ソニーは給料のレベルも高いこともあり、志望者は多いことでしょう。さて、そんなソニーの年収事情に迫ってみましょう。ここでは、ソニーの平均年収や転職の可能性などについて考えていきたいと思います。
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【この記事の目次】
ソニーの平均年収は?
気になるのは平均年収ですね。平成25年のソニーの平均年収は891万円、生涯年収となると3億3800万円といわれています。
ちなみに過去の平均年収を振り返ってみると……
- 平成25年・・・891万円
- 平成24年・・・951万円
- 平成23年・・・923万円
- 平成22年・・・865万円
- 平成21年・・・980万円
こうして見てみると、ここ数年の平均年収の推移は865万円~980万円といったところです。
月々の平均給料は、ボーナスも含めて計算して72万円~81万円になりますね。これだけの収入があればかなり余裕のある生活ができますね。
また、いろいろな企業の平均年収や年齢別平均年収についてまとめられている「年収ハッカー」というサイトを参考に、ソニーの2016年の平均年収を見てみました。
すると、その金額は859.9万円だそうです。働く国民の平均年収は400万円代ですから、それと比較してダントツ高いですね。
ちなみに、これもまた企業の年収についてまとめられた「就職難易度」というサイトによれば、ソニーの大卒の初任給は21万円だそうです。
また、これが院卒だと24万2500円。さすがに初任給は国民の平均年収を下回っていますが、ここからスタートでも、いずれ年収800万円を超えられるならいいですよね。
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ソニー社員の年齢別の平均年収は?
それでは以下、ソニー社員の年齢別の平均年収をピックアップしてみますね。
年齢別の平均年収は・・・
- 25歳・・・・・・550万円
- 30歳・・・・・・642万円
- 35歳・・・・・・721万円
- 40歳・・・・・・804万円
- 45歳・・・・・・886万円
- 50歳・・・・・・940万円
ソニーも他の会社と同じように、勤務年収が長くなればなるほどお給料も上がるんですね。30代で600万円代の年収はあこがれる人も多いのではないでしょうか?
ちなみに、ボーナスは年に2回あるようです。
「ジョブグレード制」採用で賃金カットへ
業界内でも給料レベルが高いといわれているソニーですが、実は2015年7月より「ジョブグレード制」が採用され、ほとんどの社員は給料が少し下がる結果となりました。
「ジョブグレード制」とはいったいどういうことなのでしょうか?これは、管理職クラスの下の方に就いていた社員を、新しく作った非管理職ランクに降格させ、全体的に給料が上がりにくい仕組みにした、ということだそうです。
降格といっても実際には横滑りで、給料もそれほどカットされたわけではなく、あくまでも穏やかな修正のようです。
もしも、仕事内容はこれまでと大して変わらないのに、お給料が大きく減ったとしたら文句を言う社員が増えそうですね。しかし、そこまで大きなカットではないので、社内でも「仕方がない」という意見の方が多いようです。
どんな人がソニーに転職しているの?
さて、ソニーではどんな職種で募集をかけているのでしょうか?転職や就職を考えているなら気になるところですよね?ソニーが必要とするキャリアや技術を持っている人は、ソニーに転職できる可能性が高いです。
ソニーの公式サイトに掲載されている採用情報を見れば、どんな知識や技術、キャリアを持っている人が求められているのかチェックできます。
例えば、ソフトウェア・ネットワーク系であれば、ストレージサーバ開発ソフトウェアのエンジニア、メモリーメディア製品ファームウェアエンジニア、データマイニングエンジニアなどを募集中。
さらに、先端素材・機能デバイス関係のエンジニア、資材調達やオーディオ・ビデオの調達業務といった管理や事務系の募集もしています。詳しく見てみましょう。
技術系と事務系の募集が多い
そこで調べてみると……ソニーの募集職種は「技術系」と「事務系」に分かれるそうです。それぞれに分けてもう少し詳しく挙げてみます。
技術系の職種の募集の例
- アプリケーションソフトウェア開発エンジニア
- メカニカルエンジニア
- ソニーの知的財産を管理するパテントマネジメント
- 製品品質を管理するクオリティマネジメント
- メディカル分野のメディカル・ライフサイエンス
等があります。
エンジニアは不足気味で、いつでも募集をかけているイメージがあります。エンジニアは残業が多く、大変な仕事ではありますが、それなりにお給料も良く、やりがいがありそうです。
事務系の職種の募集の例
- セールス&マーケティング
- 企画を行うプロダクト&サービスプランニング
- 企業戦略を考えるビジネスマネジメント
- 法律に通じてコンプライアンスを守るリーガル&ライセンス
- 人事のヒューマンリソース
等があります。
ソニーへの転職を考えているなら、これまで積んできたキャリアや身に付けた技術を生かせるポジションに応募してみるといいでしょう。資格や経験があれば、採用の可能性も高まります。
ソニーへ転職したいならネットでキャリア登録が便利!
ソニー株式会社の中途採用情報ページから項目をクリックして進んでいくと、転職を希望する人が登録しておけるページが出てきます。
もしもソニーで生かせそうな技術を持っているなら、さっそく登録をしておくとよいでしょう。ソニーの求人情報は数がありすぎて、自分に合った求人があったとしても見逃しやすいです。
案件が多いので、こまめなチェックをするのも大変です。
公式サイトでキャリア登録を活用すれば、自分のキャリアを生かせる案件が発生したときに、向こうからお知らせが来るので便利です。
ソニーへの応募は、一般的にネットで応募します。ソニー・ジャパンのサイトにアクセスし、採用情報の項目を選んでエントリーシートに入力して提出します。
その後Web上でテストを受け、面接を受けます。志望動機やこれまでの研究内容について説明できるように準備しておきましょう。
ソニーへの就職は難しいの?
ソニーへの就職、転職は、応募者が多いことに加えて、高い技術レベルが要求されるため、至難といわれています。
いろいろな企業の就職の難易度をまとめた「就職難易度」というサイトによれば、ソニーへの就職の難易度は「10」のうちレベル「10」。つまり、もっとも難しいということです。
ソニーは年収が高く収入が安定しているため、離職率も大変低くなっています。その離職率は2.6%。入るのが難しい会社に入れたのだから、できるだけやめたくない、と思うのも離職率を下げる理由になっているかもしれません。
ともかく、離職率が低いのでなかなか空きがでず、就職や転職がさらに難しくなってもいるのです。
しかし、採用情報の案件数をみる限り、転職できる可能性はそれなりにあるのでしょう。
優秀なエンジニアが不足しているようなので、エンジニアの皆さんにとってはソニーに転職できるチャンスです。
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(文/河原まり 写真/360b / Shutterstock.com)