【この記事の目次】
ジューン・ブライドの季節です
6月になりました。気温も湿度も上がり、不快指数が上昇していく季節ではありますが、家族や友人の結婚式に出席する予定の人もいるのではないでしょうか?
6月といえばジューン・ブライド、結婚式の季節ですね。なぜ「ジューン・ブライド」と言われるようになったのかについては、「気候が結婚式にふさわしいから」という説や、「ヨーロッパでは結婚式解禁の月だったから」という説などあるようです。
ちなみにリクルートのブライダル総研の調査によると、挙式を実施した月で最も多かったのはなんと「5月」、次いで「4月」なのだとか。ジューン・ブライドから微妙にフライングしているのが面白いですね。気になる「6月」はなんと上から5番目なのだとか。
かく言う私も、もう4年前の話になりますが、4月に結婚式を挙げ、5月に1.5次会的なお披露目会をしました。世の中的な風潮はまったく意識していませんでしたが、このアンケート結果を見ると妙に納得ですね。
今も増えつつある「ナシ婚」
「結婚式」と聞くと連鎖反応的に「お金がかかる」というイメージが思い浮かぶのではないでしょうか?
「みんなのウェディング」が毎年行っている調査では、挙式、披露宴を行わなかった理由のトップに「経済的事情」が2012年から2015年まで不動のトップの理由として挙がっています。(みんなのウェディング「ナシ婚」に関する調査2015より)
結婚式は挙げなくても良いものか?
ひと昔前までは、「結婚したら結婚式を挙げる」のが常識だったのでしょう。私たちの親世代で結婚式を挙げていないという話はまず聞きません。
ところが今やそういう常識も時代も変わり、私の知り合いにも「写真撮影だけで済ませた」とか「家族とのお食事会だけだった」という夫婦が何組かいます。
広い意味で言えば、身内だけで済ます結婚式も立派な結婚式です。極論、婚姻届を提出するだけでも立派に結婚は成立します。
結婚式については、個人の価値観によるものですので、「絶対に挙げましょう」とは言いません。
しかし、先ほど述べたように「挙げたいけどお金がないから挙げられない」という理由で諦めてしまうのでしたらちょっと待った方が良いかもしれません。
なぜなら、今は私たちのそういう事情をきちんと理解してくれているサービスがあるからです。「本当は仲の良い友達を招待してきちんとやりたい」と思っているのでしたら、ぜひ盛大な式を挙げましょう。その方が一生後悔しないで済みますから。
業界の常識に真っ向から挑んだ「スマ婚」
「スマ婚」――テレビCMや電車の車両広告で「自己資金1万円から」というフレーズを見たことはないでしょうか。このサービスは、今まで結婚式業界の常識であった、ドレスやカメラマン、ブーケといったの費用の適正化を図ることによって、低価格を実現したというもの。
「本当にそんなことできるの?」と、結婚式を挙げたいカップルは思っていることでしょう。私はその点を探るべく、「スマ婚」サービスを展開する株式会社メイションの本社にお伺いして色々と話を聞いてみました。
なぜ、ここまで高額なものだったのか?
「もともとは2次会の幹事代行業からスタートしたのですが、
お客様からもっと『結婚式を安くできないか』というリクエストがずっとありました。
そういう願いを実現させるべく『スマ婚』を始めたのです。」
例えば式で使うお花の費用も、同じ花をお店で買うのと結婚式場で使うのとでは、なんと20倍から30倍もの金額になってしまうのだとか。これは高いお金を払って結婚式を挙げた人にとっては、あまり聞きたくなかった話かもしれませんね。
ゼクシィのデータによりますと、全国平均の結婚式費用の総額は約333.7万円とのことですが、こういう業界の裏事情を聞いてしまうと、なるほどこの平均費用も納得です。
「通常の式場は、ブーケの持ち込みもドレスの持ち込みも不可、
カメラマンを自分で手配するのも不可。
持ち込む場合は別途「持込料」が必要となります。
何から何までその式場を通して高い費用を払わなくてはいけませんでした。
なので『スマ婚』は持ち込み料無料として、
自由に持ち込んでもらえるようにしたんです。」
カメラマンはさておき、ブーケやドレスなんて持ち込みたい人も多いでしょう。いまだ大きな結婚式場ではNGのところも多いですが、スマ婚ではその点をすべて解禁してくれているのがありがたいですね。
「自社で式場を持っている大きなところですと、
その式場を維持する費用がかかります。
また、お花やドレスの業者も1社指定で取引をしているので
価格競争が発生しないのです。
ホテルから業者へ保障費として
年間で1億円支払うケースも珍しくありません。
なのでお客様がお支払いする金額も高くしないとペイしないのです。」
業界の慣習とは恐ろしいもので、たとえ法外な(?)利益率であっても「それが慣習だから」という理由で、謎理論がまかり通ってしまうものなのですね。
「スマ婚」はどうやって低価格を実現したのか?
しかし、費用の適正化を図れば全体の費用を下げられるところまでは分かりましたが、どうやってそれを実現したのでしょう?
「『スマ婚』はまず会場を自社で持っていません。
すべて箱借りをしています。
それに卸業者も1社にせず、
複数の業者にアイテムの価格を相談することで価格競争をさせ、
適切な価格努力を徹底しています。」
なるほど、業界の慣習に真っ向から挑んだわけですね。しかし日本には「安かろう悪かろう」という言葉がありますように、安くすることによるクオリティの低下はなかったのでしょうか?
「会場も、誰もが知っているホテルの会場を使うことができます。」
と、見せていただいたパンフレットには、リーガロイヤルホテル東京、ヒルトン東京、ロイヤルパークホテルなど、そうそうたる会場が並んでいました。これらすべて、スマ婚価格で利用できるのです。
そこで思ったのが、同じホテルでも高い業者とスマ婚とで、料理やサービスに差がつけられてしまうのではないか、という心配でしたが、
「『スマ婚』だからって料理やサービスに手を抜かれることはありません。
なぜなら、料理の味やサービスレベルへの評判は
私たちではなくホテルの評判になるからです。」
確かにそうですね。来場しているゲストには「この結婚式は『スマ婚』です」なんてことは一切伝わりません。
「見積もりも最初からMAXの金額を提示します。
そこからお客様と相談して削るか削らないかを決めていくシステムです。
なので予算がオーバーしてしまう心配もありません。」
このようにして徹底的に価格をおさえ、クオリティを保つことにこだわった『スマ婚』は、関西エリアからスタートしましたが、当初から問い合わせが殺到し、多くのカップルに利用されるようになったのです。
意外と喜ばれている「後払い」
『スマ婚』の特徴のひとつに費用が後払いできるというものがあります。この点も多くの人に喜ばれているようです。
「従来は頭金として100万円から200万円くらい用意しないと、式が挙げられませんでした。
それで結婚式をあきらめてしまうことがないように後払い制にしたのです。
なので、お支払いはご祝儀から支払うこともできます。」
利用者からすれば、なぜ今まで後払いがダメだったのか疑問に思いますが、この点も『スマ婚』はきちんと汲み取ってくれていました。
結婚式後の「お金」もサポート
私も経験していて痛感しているのですが、結婚式の後って、金銭感覚がかなり麻痺します。いつもはスーパーの買い物で10円でも安いものを探している人でも、結婚式となると平気で10,000円、10万円という金額が飛び交うので、その感覚がなかなか抜けないのです。
それにお互い独身時代にそれなりにお金を自由に使えていた感覚がまだまだ残っています。しかし、これからは夫婦でしっかりお金のルールを決め、毎月の支出が収入を上回ることのないようにしなくてはなりません。
「私たちは『おふたりの幸せな未来を』をコンセプトに保険会社と提携して、
ファイナンシャルプランナーによる結婚前や後のお金のサポートも始めることにしました。
新しくできた渋谷のショールームで、詳しく案内しております。」
これもまた、多くのカップルにとって大変ありがたいサービスではないでしょうか。
総じて思ったのは、とにかく利用者目線に立って考えてくれている、というところ。それまでの業界の慣習に甘んじることなく、「一流の結婚式をリーズナブルに叶える」サービスはこれからも進化し続けそうです。
気軽に入れるショールーム、渋谷にOPEN
先ほどの話にもありました、『スマ婚』の新しいショールームが2016年4月27日に渋谷にオープンしました。
「気軽に結婚関連の情報を収集できる」ための空間として、結婚を控えているカップルから、いつかは結婚したいと考えているカップルまで、誰でも気軽に寄れる空間を意識しています。
無料でコーヒーを飲むこともできますので、渋谷でお買い物のついでに寄ってみてはいかがでしょうか?
渋谷ショールーム情報
〒150-0043 東京都渋谷区 道玄坂2-11-1 G-SQUARE 3F (MAP)
【営業時間】
12:00-20:00(平日) 10:00-20:00(土日・祝日)
定休日:火曜日(年末年始除く)
JR渋谷駅ハチ公口より徒歩約7分。
渋谷109に沿って道玄坂を上っていきます。
1階がFamily MartのG-SQUAREビルの3階です。
※渋谷マークシティや、道玄坂交番前からもすぐです。
(インタビュー・文/HOW MATCH編集部)