副業で稼ぎたい

パチプロたちが雇用を生む!1回1000円の引き子とはなにか?

投稿日:2017年4月22日 更新日:


私事ながら、パチンコ屋に出向く趣味がある。

だいたい月に5日から10日は遊んでいる。

しかし自堕落な性格なので、打ちたい台をわざわざ開店前から並ぶことはほとんどない。

朝はやっぱり眠いし。

だからたまにパチンコ屋の取材で、開店1時間前から並ぶような仕事が入ると、本当に帰りたいとしか思えないぐらいやる気がなくなる。

そして、朝も早くから遊びたい一心でホール前に並んでいる大勢の客たちを見ていると、なんだか物悲しくもなってしまう。

同じことを考えている人は、結構少なくはなかったようだ。

先日、いわゆる専業と呼ばれるパチプロから面白い話を聞くことができたので、こちらで紹介していきたい。

プロだって朝の並びは億劫。自分の代わりに並んでくれる人募集!

このパチプロの知人Oは、日々狙っている店のパチンコ台の釘を見て周り、終日打っても収支がプラスであろう台をゲットしたら、閉店までタコ粘りする戦法で、15年ほど戦っている。

年間収支はどんなに下ブレしても5,000,000円。

パチンコでの収益はそのまま丸儲け。税金で持ってかれることも(自分から申告しない限り)ないので、期待値のある台を打つというのは、かなり重要なものだそうだ。

ただ、いくらパチンコの腕がプロレベルだとしても、朝はやっぱり辛いもの。

可能なら開店ギリギリまで寝ていたいのが、本音だそうだ。

そこでOをはじめとするプロたちの中には、自分の代わりに朝から並んでくれる代理人を用意することもあるという。

「とにかく年々、朝がキツくなってきたんだよね。

だからここ3年ぐらいは、朝の並びだけ代行してくれるヤツを使ってるよ。

たとえば店の近くにいるホームレスとか、金がない大学生とかね」

Oは現在、朝の並びだけ代行してくれる人間を、5人ほど確保しているという。

朝1~2時間の並び代行で1,000円。割は良いのかも…

最近は朝から店に並ぶのも億劫になったため、代行者を使うというのがOのやり方。

しかし、別のパチプロJは、少し違う使い道を見出している。

「抽選で良い番号を得るための人海戦術として、抽選だけやってもらう引き子を使ってますね。

打ち子の存在は知られていましたが、引き子はそもそもパチンコの知識がなくてもOKだし、ときにはホームレスなども参加させます」

Jの場合、贔屓にしている店は抽選入場方式を採用している。

これなら朝の開店ギリギリに出向いても、フェアな抽選を経て入場順を決めることができる。

当然、アツい台がある場合は、この抽選で良い番号を引かなくてはならない。

そこで、単純に抽選の機会を増やそうという魂胆なのだ。

ホームレスやら大学生、ニートを総動員して連れてきて抽選させる。

そんな中でよい番号を引いた者がいたら、その番号整理券をもらえばいいということなのだ。

「1回の抽選参加で、僕は1,000円渡してます。

いい番号を引いてくれたら、追加でまた1,000円

抽選は入場30分前から行っているので、実質時給は30分で1,000円以上ってことで、お金がない人たちにとってはありがたいものみたいですよ」

真面目に1人で抽選に参加している人が、なんとも報われない。

割の良い朝の軽い小遣い稼ぎとしては良質なのかも…

前項で紹介したOも、並びに参加してもらえば1,000円ぐらいは渡すと話していた。

どちらの場合もホームレスを使うので、朝から混沌とした光景になることも多いようだ。

だけどまあ、並ぶだけで1,000円ぐらいはもらえるわけだし、積極的に並び代行や引き子をする人も増えているという。

(文/松本ミゾレ)

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