あなたは現在、新聞をとっているだろうか。社会人たるもの、どんな職業に就いていようと、新聞には毎日かならず目を通しておくべきと考える人も少なくない。僕もそんな面倒な人間のひとりだ。しかし、自宅と勤務地が遠く離れている場合、読む暇がないという人もいるはず。
昔は満員電車の中でも、周囲の迷惑を顧みずに新聞を読むおっさんもいたけど、最近はあんまり見なくなった。それよりも今は、電車の中に新聞を持ち込むよりも、各新聞社が有料配信している電子版の新聞を読んでいる人の方が多くなっているのではないだろうか。
今回は、紙の新聞とスマホなどで閲覧可能なデジタルの新聞の違いについて書いていきたい。
デジタルなら月額も紙の新聞より若干安い!
まず、紙とデジタルの違いについて、一番重視される点を紹介してみよう。その重視すべき点とは、何と言っても月額だ。
例として、個人的にはあんまり好きじゃないけど、朝日新聞の場合を挙げてみよう。朝日新聞は、宅配される紙の新聞の購読料が、月額4,037円となっている。4,000円からちょっとだけ足が出ている。
一方でデジタル配信される朝日新聞の電子版はと言うと、これは月額3,800円。差額にして237円ということになる。微々たる違いではあるけど、これが1年間購読を継続した場合は、2,844円の差額に膨らんでしまう。
月額面を考えても、記事は同じもので、配信する媒体が異なるだけでも、多少の金額差は生まれることが分かる。まあ、デジタル配信は紙に比べてもコストはかからないはずなので、たった237円という差額はちょっと解せないところではあるけど。
デジタル配信ならゴミも出ない!
電子版の新聞をとっている上で生じるメリットと言えば、金額以外にもゴミが出ないことも見逃せない点だ。新聞は性質上、日々情報が更新されていく。昨日の新聞よりも、今日の新聞の方が情報の鮮度が高い。
一事が万事、この調子で情報の更新がなされていき、手元には古くなった新聞がどんどん残される。今は資源についても真面目に考えている新聞の販売店も少なくないため、古新聞を販売店が回収してくれる場合があるが、かさばるものはかさばる。
一方でデジタルコンテンツである電子版の新聞なら、全ての情報は手元の端末に配信されるため、かさばりようがない。これもまた、電子版の新聞の魅力のひとつではないだろうか。
電子版の新聞でスマートに情報を得よう
いかがだっただろうか。今回は朝日新聞を例に、電子版と紙媒体の違いについて、代表的な違いを書いてみた。もちろん、紙の新聞にも良い部分は多数ある。高齢者など、デジタルに疎い読者にとっては、まだまだ紙は欠かせない。
しかし、今や小説や雑誌ですら売れ行きが伸び悩んでいる時代。行く行くは主流になるのがデジタルと考えても間違いはないはずだ。
宅配される紙の新聞と、デジタルコンテンツとしての新聞。比較してみると、安くてかさばらないという点では、後者に軍配が上がりそうだ。
(文/松本ミゾレ)