結婚相手に求める年収は、男女で違いがあるようです。やはり男性は稼ぎ頭として家族を養っていきたいという気持ちが強いようですね。
女性は、結婚後も仕事を続けたいという人もいますが、仕事に打ち込むというよりも、家事や子育てをきちんとして「良い奥さん」をやりたい、と思う人が多いです。もしも専業主婦をしたいとなれば、おのずと結婚相手に求める年収は高くなりますね。
女性が結婚相手に求める年収は?
ところで筆者は女性ですが、結婚相手に求める年収は「生活できれば十分」だと思っています。そうなると、子どもが二人生まれても、夫婦の年収は合計で200万円で十分だと思います。ちなみにこれは持ち家がある場合です。賃貸に住むのなら、それプラス家賃分が必要だと思います。
そこで同性の友人に質問してみると、「年収は高くなければイヤ」という人が意外にも多いので驚きました。そこで、多くの女性は結婚相手にどれくらいの年収を求めているのか調べてみました。
結婚式場を経営するア二ヴェルセルのデータをもとに、女性が結婚相手に求める年収を見てみたいと思います。
女性が結婚相手に求める年収は500万円以上が36.2%でトップ。次いで300万円以上が30%、15%の女性は「好きになったら年収は関係ない」と回答しています。
年収700万円から1500万円以上を希望する女性は全体の18%にとどまっています。データから分かるのは、多くの女性は高収入にこだわるというよりも、平均的でいいので安定した収入があることを希望していると考えられます。
筆者の場合は「好きになったら年収は関係ない」の15%に当たります。それでも、怠け者で計画性がないのが理由の低年収はイヤですね。家族を養う気持ちがあり、お金の使い方に計画性があり、その上で年収が低い、というならまったく問題ないのです。
子どもが将来大学進学を考えるとしても、月々30,000円から50,000円貯金できていれば余裕で間に合います。
男性が結婚相手に求める年収は?
女性が結婚相手に求める年収は比較的話題になりますが、男性が結婚相手に求める年収はあまり話題になりませんね。そこで、男性は結婚相手にどれくらいの年収を期待しているのか調べてみました。
男性の場合はなんと、半数が「好きになったら年収は関係ない」と回答しています。やはり、自分が稼ぎ頭になって、結婚相手を養いたい、という男性が多いのが分かります。
次に多いのは年収300万円以上で34.3%。年収300万円といえば、女性の平均年収を下回るか、というくらいの年収です。やはり、男性は女性に対して高年収は期待していないようです。
逆に、女性が自分よりも稼いでいると、肩身の狭い思いをする男性が多いようです。そんなわけで、高年収の女性は恋愛に悩みを抱えがちだとか。
年齢別に見てみると?
年齢別に調査したアンケート結果を分析してみるとどうでしょうか。
男性が女性に求める年収を20代と30代で比較したところ、年齢が上がるにつれて女性の年収への要望は低くなっています。20代男性では「収入は関係ない」と答えた人が49.5%だったのに対し、30代男性では51.1%と、わずかですが上がっています。
それに、結婚相手に対して700万円以上の高年収を期待する男性は20代は5.5%いるのに対し、30代では1%に下がっています。
男性は、年齢が上がるにつれて結婚相手の年収への要求が低くなっています。その理由を分析してみると、男性は年齢が上がるにつれて収入が安定し、平均年収が増える傾向にあります。
年齢が高い男性ほど、自分ひとりでも家族を養っていける、と思えるのかもしれません。新婚当初から専業主婦をやりたい人は、年齢が高めの男性と結婚した方がいいのかもしれませんね。
(文/河原まり)