世間では勝ち組や負け組という言葉で、自分や周りの人たちとの差を気にする人がいて、努力して勝ち組になろうとするケースが多いようです。そこでこの記事では、負け組の特徴と、勝ち組になる方法を紹介します。
人生負け組ってどんな状態のこと?
人生勝ち組や人生負け組とは一体どのようなことなのでしょうか?さまざまなサイト情報やツイート情報、メディア情報などをチェックしてみると、社会的地位や心理的ポジションなどと、自分の状況を比較して、まるで人生をランキングしたような内容が目立ちます。
負け組に該当した人にとっては気持ちの良いものではないと思いますが、あえてこれらの情報を鵜呑みにして、負け組の例を紹介したいと思います。興味本位という程度にさらっと読み流していただければ幸いです。
収入が人よりも少ない
収入が人よりも少ない場合には負け組といわれることがあります。人より少ないという基準は平均年収や、同年代の会社員の平均とされることがあるようですが、いずれもお金が人間の価値であるかのように人生負け組といわれてしまいます。
お金に対して欲は、多くの人が持っているため、1円でも給料を上げて楽な生活を求めたり、起業家となって大きく稼ごうとする人がいますが、いずれの場合も年収差は気になる場合が多いようです。
出世していない
出世していない場合にも人生負け組といわれることが多いようです。職業選択の自由を活かして、企業で会社員として働いている場合や、派遣社員やフリーターの場合など、さまざまな仕事がありますが、スキルや経験に関わらず、出世の有無が、人生勝ち組と人生負け組の命運を分けています。
無職である
無職の場合は特に負け組といわれがちです。年齢にもよりますし、病気などの事情で働けない場合もありますが、働ける場合は職に就くように行動する必要があるでしょう。生活保護を受けてしのいでいる人もいらっしゃいますが、生活保護も自立支援のための制度ですので、しっかりと生計を立て直すことが重要です。
生涯独身である
生涯独身である場合にも人生負け組と感じる人がいらっしゃるようです。結婚は人生の手段であって、目的ではありませんので、絶対に結婚しなければならないという理由はありません。一生独身でいたいという価値観の人も増えているようではあります。
しかし、結婚願望がある場合には、結婚できないことを引け目に感じて、自分自身で人生負け組と思い込む人もいらっしゃいます。特に女性の場合は子供を授かる年齢に制限があったり、友達が結婚して行って焦ったり、親からのプレッシャーを受けるなどによって、結婚できないことをマイナスにとらえがちです。
年齢が経過するほど結婚率は下がりますので、可能性が高いうちに結婚したいと思うようです。
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人生に勝ち負けってあるの?
ここまで人生負け組といわれるケースを紹介して来ましたが、先ほど申した通り、あえてネットやメディアの情報を鵜呑みにして、人生負け組のパターンを解説しました。しかし、一旦立ち止まって考えて見たいと思います。
そもそも人生に勝ち負けってあるのでしょうか?もし勝ち負けがあるとすれば、どういう理由で勝ち負けが出てくるのでしょうか?そもそも論を一緒に考えてみましょう。
他人と比較するから勝ち負けが存在する
人生の勝ち負けは、他人と比較するから出てくるのではないでしょうか?他人が自分よりも収入が多ければ自分は負け組と感じ、他人が自分よりも収入が少なければ自分は勝ち組と思うのが勝ち負けの本質です。
つまり、相対的な価値観で人生勝ち組と人生負け組を決めているだけで、絶対的なものではないのです。
自分が納得する状態を目指すべき
人生勝ち組と人生負け組が相対評価であるならば、別に人生負け組といわれてもなんら気にする必要はありません。周りとの比較よりも、自分が納得する状態を目指すべきだと考えます。
たとえば、周りの人がうらやむ人生に見られていても、自分は不幸だと感じていれば意味がありません。周りの評価よりも自分自信が自分に下す評価を意識する方が、幸せな人生を歩める可能性が高くなるでしょう。
本当の負け組は自分自身が納得していないこと
人生勝ち組と人生負け組という言葉をそのまま利用するのであれば、本当の負け組は自分が納得していない状況であることです。高収入で社会的ステータスの高い仕事をし、高い地位に出世していたとしても、家庭が上手く行っていないために不幸だという成功者はたくさんいます。
一方で、収入は生活できる最低レベルではあるものの、やりたいことや望む生活ができているため、幸福だと感じている人もたくさんいます。自分が納得して幸せな、真の成功者を目指しましょう。
勝ち組になるための方法
では、自分が納得する人生勝ち組になるためにはどうすれば良いのでしょうか?コーチングと心理カウンセラーの資格を持つ著者が、納得した人生を歩むための方法を紹介します。
具体的には「今の自分では叶わない漠然とした夢を持つ」「夢から逆算した明確な目標を持つ」「目標を達成することに集中する」の順番に取り組むと効果があるといわれています。そして、気が付けば人生勝ち組になっているのです。
今の自分では叶わない漠然とした夢を持つ
今の自分では叶わない漠然とした夢を持つということは、認知科学で重要視されている方法です。人間は恒常性という現状維持機能が備わっています。そのため、今の自分でも叶うような現状の延長上の夢であれば、脳が「このままで良い」と現状維持するように操作してしまいます。
しかし、今の自分では叶わないような途方もない夢を持つと、自分を変えるしか方法がなくなりますので、かえって自分を変えやすいのです。今の自分では叶わない夢であれば、現状に捉われず、自由に設定することができますので、ぜひ大きな夢を持ちましょう。
夢から逆算した明確な目標を持つ
途方もない夢を持った場合、それだけでは叶えるのは困難です。夢を現実に落とし込むためには目標を設定する必要があります。目標は夢から逆算をすると設定しやすくなります。
たとえば10年後に億万長者になっていたい場合、少なくとも今年中には年収1,000万円になっている必要があるなど、何となくストーリーが見えるかと思います。そして、年収1,000万円を達成しているフリをして生きていくと、脳が勘違いをして、年収1,000万円に対して恒常性を発揮することが期待できます。
年収1,000万円になるために、今まで気づかなかった方法に気づいたり、見えなかった方法が見えたりするため、目標を達成する確率が高くなるのです。
目標を達成することに集中する
目標が定まったら、目標を達成するために全力を尽くします。目標自体が今の自分から考えるとかなりハードルが高いはずですが、それで問題ありません。目標に向かうプロセスで、過去の自分では想像もつかなかったことを達成していることになるからです。
今まで年収300万円が限界だった人が、億万長者の夢を描きつつ、年収1,000万円の目標に向かっている途中で、気が付けば年収500万円になっていたという寸法です。ある程度目標が見えた段階で、また夢と目標をバージョンアップすることで、知らない間に最初の目標が叶っているということを体感できるかと思います。
ぜひ、夢を描きつつ、ビジョンを具体的にイメージングし、行動に落とし込んでいきましょう。気が付けば人生勝ち組になっているはずですよ。
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まとめ
人生負け組は、他人との比較によって成立する言葉ですので、自分の人生を生きているのであれば、世間的に負け組といわれようとも気にする必要はありません。
しかし、自分が納得していなければ本当の負け組となってしまいますので、夢を持って、実現するように励みましょう。そのプロセスの充実感の段階から既に、勝ち組だと感じさせてくれるかと思います。