年収を上げたい

年収400万から500万にアップ!手取り額はどれだけ変わる?

投稿日:2016年4月6日 更新日:


年収400万円500万円、何がどうちがう?

手取りが10万円台からスタートした社会人生活。最初はわずかだった平均給与も、いろいろな仕事を任されるうちに徐々に上がり、やがて30代には年収400万、そして30代も後半にさしかかると夢の500万円に手が届く人もでてきます。

ところで年収400万円と500万円、具体的には何が違ってくるのでしょうか?100万円という平均金額の違いはどこに出てくるのでしょうか?100万円の年収の違いが、どのくらいのゆとりを生むかまとめてみました。

年収400万円の生活レベル

給与に関する、とある統計調査の情報によると、会社員の平均年収は400万円程度だそうです。年収400万円というと、年2回のボーナスがあると考えて毎月の手取りは25万円程度ということになります。

ちなみにこれは、年収300万円に比べると50,000円の増加です。一人暮らしの人であれば年収300万円でもまだいいのですが、結婚することを考えはじめたら年収400万円を意識したほうがよいかもしれません。ちなみに婚活中の女性が男性に求める最低年収は400万円だそうです。

さて年収400万円の生活レベルですが、生活費の平均値を

  • 家賃 90,000円
  • 水道光熱費・通信費 40,000円
  • 食費 50,000円
  • 交際費 10,000円

とすると、毎月の支出は計19万円となり、残りは60,000円になります。ここから月々の貯金お小遣いを捻出するということになります。もちろん、自動車を持っている人などはこれに加えて自動車購入費の分割払いも加わります。もし住宅購入をしていれば、家賃に代えて住宅ローンを支払うことになります。

家計簿の中身は人によって変わりますが、これはちょっと厳しい印象ですね。独身・実家暮らしの人たちならこれでも良さそうですが、既婚者で奥さんが専業主婦をしている世帯、つまり給与所得者が夫のみで、ほかに世帯収入がないという世帯なら少し節約を考えたほうがよさそうです。

具体的なイメージとしては、

  • 中古マンションなら購入可能
  • 車は中古車
  • 家族旅行は海外旅行じゃなく温泉
  • 子供が2人目が生まれても大丈夫
  • ただし服は格安チェーンストア

年収400万円のやりくり術

年収400万円は年収300万円の時と比較すると余裕があり、単身者ならこれで十分と思えるかもしれません。ですが結婚をすると一般に固定費が高めになる傾向があるので、妻の給与所得などがない限り少し物足りない状況といえるでしょう。

自由になるお金を増やすためには、なによりも先に固定費のカットを考える必要があります。固定費とは、収入が増えようが減ろうが、毎月一定の額でかかってくる費用のことです。

たとえば、家賃や住宅ローン、自動車ローン、毎月支払う月謝などの教育費、生命保険料、携帯電話代などです。また副業をしている人などは、所得税などの各種の税金や社会保険料の支払いにも注意しなければいけません。

固定費の節約でもっともうれしいのは、いったん見直せばその後は何もしなくても支出が減っていくタイプのものです。こうした節約法なら、特売のスーパーをハシゴするよりも節約効果ははるかに大きくなります。例えばスマホの料金プランを見直して夫婦の平均支出額を5,000円安くできれば、年間60,000円の節約につながります。

2016年4月の電力小売り自由化にともない、電気事業者の見直しをあわせてするのもいいでしょう。また一般に住宅費は大きな出費ですから、家賃が高い人は今後を見据えて引越しを検討するのもいいですね。もし家賃を20,000円減らせたら、年間24万円の節約ができます。

ちなみに年収400万円の理想的な貯蓄額は年間55万円から65万円というデータがあります。ひと月に計算すると50,000円程度の貯蓄が目標です。将来を見据えて固定費を思い切ってコストカットするなどして、ストレスを少なくしつつ貯蓄に回すのが理想的ですね。

2014年の家計調査レポートによると、平均貯金額の実態は、30歳未満で平均288万円、30~39歳未満で平均628万円、40~49歳で平均1049万円となっています。

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年収500万円の生活レベルは?

サラリーマンの平均年収が400万円前後なので、年収500万円といったら真ん中よりちょっと上、ゆとりあり組の仲間入りといえるかもしれません。

毎月の手取り収入は年収400万円の時と比べて5万円ほど多く、30万円程度となります。もし、年収400万円の時と同じ生活レベルをキープできれば、「月々11万円」自由に使えるお金がもてるということです。

結婚して子どもが2人になる家庭も増えますが、児童手当や扶養控除などが反映されますので、さらに手取りが増えることもあります。ですから年収300万円のころと比べるとレジャーや趣味を楽しむ余裕も生まれてきそうです。

具体的には

  • 新築マンションをローンで購入可能
  • 子供2人がいても習い事OK
  • 家族旅行は年1回
  • 外食は月1回
  • 服は基本的に価格の低いカジュアルブランド系

といった感じになります。

年収500万円のやりくり術

年収500万円を超えると一気に余裕がでてきたと実感する人も多いでしょう。ただ、ここに落とし穴があります。500万円の大台に乗って気が緩むのか支出が増えてしまう人も多いのです。

外食やコンビニでのちょっと買いが増えれば、年収がアップした分など一気になくなってしまいますね。ここで油断をせずに、最低でも手取りの20%の割合で、つまり月平均で6~7万円貯金にまわすことを目標にしましょう。年収500万円の理想的な年間貯蓄額は70~80万円とされています。

子供が大学に進学、しかも親元を離れるとなったら、月10万円くらいは軽くとんで行きます。またそれ以前に中学受験をするために塾に通うとなったら年間50万円ではたりない場合も出てきます。

年収500万円にアップしたら、それに舞い上がらず毎月の無駄遣いを減らし、その分を貯蓄に回すような筋肉体質の家計にして将来に備えましょう。

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