その差330万円!大企業と中小企業の年収はどうしてここまで違うのか?

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大手VS中小企業・・・年収の差は330万円!なぜここまで格差が出るのか?

投稿日:2015年10月26日 更新日:


大企業と中小企業の年収・給与の差について、不平等に思ったことはないか。最初、初任給の低い中小企業に勤めた私は、売上高の高い大企業に勤めた友人の話を聞くたびに、自分の境遇と比較して悲観的になってばかりいた。

大企業の平均年収を知って愕然……!

同じ正規社員で能力も大差なく、経験も仕事の内容も求められるサービスもさほど変わらないのに、平均賃金も平均賞与もまるで違うように感じられたものだ。

自分とくらべ、大きな企業の従業員の人たちは、働きやすい環境が整備されているうえに、福利厚生が整っており、休日・休暇制度もしっかりあって残業も少ない。課長、部長と昇進すれば賞与を含めた年収もそれなりになる。そんなに働きやすい環境があるなんて信じられなかった。

一方それにくらべ、私が働いている中小企業の労働者は、業務量は多いのに、大企業ほどの福利厚生がない。正規の社員でも、平均年収、平均給与ともに大企業にくらべて330万円の差があるのが現状だ。業界にもよると思うが、現代の日本の社会に見られるこういう状況を、不平等だと感じたことがある人はたくさんいるだろう。

学生が就職活動中に読む就職四季報や、東洋経済が発行する企業情報のランキングなどを見てみると、業種にもよるが、大企業の平均収入は、700万円から800万円ほどになっている。

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一方、国税庁の民間給与実態統計調査によると、40前後の年齢のサラリーマンであれば1年間の平均収入は400万円ほどとされている。事業内容や、企業の規模にもよるが、中小企業、民間企業の平均的な1年間の収入として400万円であれば、ごく一般的なことだといえるだろう。

自分も社会人になりたての20代前半の頃は、上位の一部上場企業にさえ勤めていれば年収700万円クラスが夢ではないと思っていた。今から思えば目に見えていないことがたくさんあったと思う。実際に大企業に勤めた友人に1年間の収入を聞いてびっくりしたことがある。自分とほとんど変わらない、いや、自分の方が収入が多かったのだ。

実は、大企業の平均年収といっても、新卒採用者が就職四季報のデータ通りの年収をきっちりともらっていると思うのは大間違いである。部長職クラスまでの昇給率は別にそれほど高いわけではない。ただ、大企業の取締役クラスともなると平均サラリーマンでは考えられないほどの年収があるため、こいうった平均年齢の高い高所得者の人がぐっと平均収入を引き上げているのだ。

一方、中小企業はオーナー社長のところが多く、高収入なのはごく一部の社長とその親族だけ。中小企業では、取締役・役員といっても、社長と個人的なつながりの深い社内の生え抜きの人が多く、会社法の原則となっている「所有と経営の分離」の原理など無視して、従業員兼務の取締役・役員がほとんどとなっているのが現状だ。

こういった従業員かつ取締役の人たちは、一般社員から取締役や役員へと昇進・昇格しても従業員時代から劇的に年収が増えるわけではない。必ずしも給料が年俸制度になるわけでもなく、中には取締役であるにもかかわらず、有給休暇制度が採用されている会社もある。

中小企業でスキルを増やすという選択肢

このように中小企業では、大企業と違って優秀な経営者を高収入で雇うこと自体がめずらしく、同じく高収入待遇となる関連会社からの天下りもほとんどないため、一部のずばぬけて高収入の社員が会社全体の平均年収をぐっと引き上げているということはあまりないといえるだろう。

これこそが、大企業と中小企業とで、従業員が1年間に得られる収入に大きな差ができてしまう要因と言える。もちろん従業員の数も多く、多くの事業部門があって、分業化がきちんとなされている大企業の方が、ひとり当たりの業務の範囲が明確で兼任業務も少なく、働きやすい環境が整っているといえるだろう。

一方、中小企業は従業員数が少ないため、どうしても従業員ひとりあたりがかかえなければならない仕事の種類や業務量が多くなってしまう。実際、いくつかの複数の業務の兼任が当たり前の世界だ。これをデメリットと考えると、一部上場のような大規模な企業に勤める方が中小企業に勤めるよりもずっといいように思えるだろう。

しかし、こう考えてみてはどうだろうか。大企業と比べると入社難易度の低い中小企業で複数の業務を兼任し、複数のスキルをもつ。そして、そのたくさんのスキルを活かして、賃金や各種手当など、よりよい待遇の企業へいつか転職する

そんなキャリアプランが描けるのはメリットといえなくもない。そんな可能性を追い求めるのも、ありといえばありなのである。

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