家計簿

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家計簿は家計管理の基本!貯金を作る家計管理術

投稿日:2016年6月16日 更新日:


ノートと電卓と赤鉛筆、お母さんがみんなが寝静まった後にパチパチ電卓を叩きながら家計簿をつけている、ひと昔前のテレビドラマなどではよく見られたシーンです。

家計簿にどんなイメージを持っていますか?節約、貯蓄、計算、収入、支出などでしょうか?家計簿をつけることで毎月の支出を把握することができ収入と支出のバランスも把握することができます。

家計を管理するための基本のツールが家計簿であり、家計簿をつけることでお金を育てる力を養うことができます。

毎月家計簿をつけていますか?

毎月、家計簿をつけていますか?という質問に対して様々な意見が返ってきます。中には家計簿なんてつける意味がない、つけなくても毎月やっていけているという人もいるでしょう。

ですが家計簿をつけていない半分以上の人が貯金ができていないことがわかっており、この半分以上を多いと取るのか少ないと取るのかは考え方によって違います。

ですが貯金がないということは万が一、急な出費でお金が必要になった時に出すお金がないということであり、そんな時は借金に頼るしか方法がなくなってしまうのではないでしょうか。

ですからやはり家計簿をつけてお金の流れを把握することで貯金に繋げることができれば不測の事態も避けることができます。

一般的な世帯の出費

総務省が5年に一度行っている全国消費実態調査では夫婦二人のみの世帯の出費の平均は1ヶ月25万円程度です。夫婦二人と子供が二人の世帯の場合は30万円程度となっています。様々なところで切り詰めてムダをなくして平均以下に抑えているという家庭も多いでしょう。

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お金が貯まる家計簿12項目

家計簿を続ける上で重要なのは項目を細かくしすぎないということです。中には項目を細かく分けないと気がすまないという人もいるでしょう。例えば食費も食費、外食、昼食など食費の中に細かくさらに項目を作ります。もちろん付け始めはこれで満足するでしょう。ですが細くすることで面倒になってしまうことは明らかです。

外食費を抑えたい、昼食費を抑えたいという思いから細かくすることもあるのですが、ざっくりと食費を抑えるとして外食も昼食も全て食費でひとまとめにしてしまいます。家計を見直す上で作っておきたい項目は以下の12項目です。

  1. 食費
  2. 衣服費
  3. 住居費
  4. 通信費
  5. 水道光熱費
  6. 医療費/生活用品
  7. 交通費
  8. 教養娯楽費
  9. 交際費
  10. 保険/税金
  11. その他の支出
  12. 貯金

以上12項目です。作っておきたいのが12項目ですが、12項目以上作ることはありません。そしてお金が貯まる家計簿の基本が貯金の項目があるのかないのかです。

お金を貯めている人に共通しているのが家計簿に貯金の項目がある点であり、貯金を費用にすることで残ったお金でやりくりを考えるようになります。また浮いたお金を貯金する場合もいくらお金を残すことができるかなど楽しみながら家計簿をつけることに繋がります。

家計簿がお金に対する意識を変える

家計簿は家計のお金の流れを把握するためのものです。決して1円単位まで残高を合わせるためのものではありません。

もちろん数万円の使途不明金が出ている場合は別ですが、数百円から千円程度の誤差であれば特に気にする必要もないでしょう。

家計簿の目的は家計を様々な項目に分けて視覚化することであり、お金に対する意識を変えることにあります。

お金に対する意識とは

お金の豊かさを維持する上で重要なのは稼ぐための術を手に入れることではなくお金への意識を変えることです。例えば200ml入るコップに1リットルの水を注ぐとどうなるでしょうか?当然のことですが水は溢れてしまいます。

実はお金にも同じことが言えます。多くのお金を保有するための器が整っていないのにたくさんのお金が入ってきたら受け入れることができずに溢れ出てしまいます。たくさんのお金を稼いでいても貯金がない人がいるのはこのためです。

お金に対する意識というと漠然としすぎているのかもしれません。ですが家計簿をつけることで確実にこの意識は変えることができ、お金を育てる力を身に付けることができるようになります。

消費・浪費・投資のバランスを保つために

お金がぜんぜん貯まらない、家計がうまく回らないという人は大勢います。増税後は特に貯蓄ができなくなったという声が多くあります。住居費や保険料など固定費を見直すことで家計の見直しができていたのに対して、最近では食費や雑費など毎月変動する流動費の調整にも意識が向いてきています。

お金の使い方の枠を決める

毎月家計簿をつけることでひと月の家計のお金の流れを把握することができるようになります。ある程度家計簿が習慣化してきたら、お金の使い方の枠を決めましょう。

枠は大きく分けて3つあり、消費、浪費、投資です。使う段階では区別が難しいのですが、消費として買ったものも振り返ってみると無駄だと気づき、無駄だと思えば浪費の枠に入れることができます。そして趣味や自分を高めるものに関しては投資の枠に入れます。

こうして振り返ることで自分が欲しいものと本当に必要なものの違いを知ることができるようになり、浪費が減ることで貯金に繋がるようになります。

目安としては

  • 消費70%
  • 浪費5%
  • 投資25%

ていどの枠内に収めることを毎月の目標とし、この3つのバランスを上手く保つことでお金を上手く活かすことができるようになり、また家計簿によって毎月のお金の流れを把握することができるようになります。

(文/中村葵)

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