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FXを始めるならどの通貨がおすすめ?通貨ペアについて少し考えてみよう!

投稿日:2017年9月2日 更新日:


FX初心者にとって、どの通貨ペアを活用したらより確実な取引が出来るのか非常に不安だと思います。また、ある程度経験を積んだ中級者でも、通貨ペアの選択は市場動向によっては非常に迷うのではないでしょうか。

今回は、そうした基本的な通貨ペアを見ながら、自分にとってどれが一番いい通貨ペアなのかということを考えてみましょう。通貨ペアは性格が違います。自分の稼ぎ方、性格、思考パターンなどによって使い分けれる様になったら一人前と言えるのではないでしょうか。

FXは通貨の売買

FXは「外国為替証拠金取引」の略称であり、「Foreign eXchange」の略称でもあります。ただ、この英語は日本での造語とも言える存在です。

こうした名前から明らかなように、FXの基本は取引をすることで、利益を出していくことになります。

「買った通貨の価値が上がる」・「売った通貨の価値が下がる」、こうした利益を為替差益といい、タイミングよくアクションを起こすことで、どんな取引環境でも利益を上げることができるのがFXの面白さであり同時に難しさと言えるでしょう。

基本通貨6種について

それではまず、基本的な通貨ペア6種について簡単に説明していきます。

この6種は、国名なども含めてFX初心者でも取引が可能です。値動きに大きな変動がないため、一度パターンを把握できると、大きな利益はないものの安定した利益を上げることができるようになります。

1.米ドル/円

世界最大の大国アメリカのドルはほぼすべての国が欲しがっている、需要の大きい貨幣です。

しかし、その需要はアメリカの景気動向に左右される傾向にあります。アメリカの景気動向を見ていくために、アメリカの失業率や雇用統計などの経済指標を確認しながら値動きを見ていきましょう。

米ドル/円のチャートは時に教科書に載っているような非常に美しい曲線を描くときがあります。これは需要と供給が常に一定量存在しているという点で、市場に波が少ないことを指していると言えるでしょう。

ただし、アメリカ・日本双方の主要なメッセンジャー(アメリカのFRB議長や日本の日銀総裁など)の一言で突発的に動く場合もあります。

米ドル/円の取引を行う上では、ニュースを見る習慣をつけると勝つ可能性が上がっていきます。

2.ユーロ/円

ユーロとはEUの主要通貨です。ユーロについては、参加国が非常に多いため、何が値動きに影響するのかわかりにくいという傾向があります。FX中級者や上級者は実はあまり手を出しません。

一方で、市場環境が安定していると米ドル/円ほどではチャートラインが綺麗に当てはまる傾向があります。そのため、あまり情報を得ようとしない初心者でも勝ててしまうことがある不思議な通貨ペアとも言えるでしょう。

経済指標としてのキーとなるのは「ECBの政策金利決定会合の発表」と「その後の総裁会見」がトレンドに大きな影響を与えます。また、ドイツやフランスなどのEU内での影響力のある国々の雇用統計なども影響を与える傾向にあります。

加えて、ギリシャの破綻などノイズが非常に多く、長期保有を前提としたトレードにはあまり向いていないともいえます。

3.ポンド/円

ポンドはイギリスの通貨です。現在のイギリスはユーロを使っていないEU国となっています。

イギリスは産業の中心が金融に移行しているため貨幣信用と共に景気変動の波を非常に受けやすい産業構造になっています。

そのため、ポンド/円の通貨ペアは別名「殺人通貨」と呼ばれるほど値動きが不安定です。デイトレードやスキャルピングには向いていますが、乱高下が激しく初心者が手を出すのは控えた方が良いかもしれません。

米ドルやユーロと比べてポンドは通貨に影響する情報に乏しい傾向があります。これは、ポンドを支えているのが主に個人投資家であるという特徴が影響しています。

それでも、「購買担当者景況感指数」や「イングランド銀行が発表する政策金利と金融政策」などの経済指標は必ず目を通すべきです。

ポンドを運用する個人投資家は激しい値動きを好む傾向があります。ポンド/円の取引で利益をしっかり出していくためにはある程度の経験に基づく考え方が必要でしょう。

4.豪ドル/円

豪ドル/円は他の主要な通貨ペアと比べるとスワップポイントが高く、日本人投資家に人気のある通貨ペアです。

また、オーストラリアはアメリカやイギリスと比べ資源大国であり、主要な取引先を中国にしています。そのため、他の通貨とは異なる情報で大きく動く傾向にあります。

豪ドル/円の取引を行っている時に注目すべきは原油の価格や金属の価格であり、株価の値動きとはあまり関係性がありません。

また、中国の掲載指標の発表により値動きする場合があります。また、豪ドル/円はスワップポイントが高いため、少しぐらいのレート変動による損害は帳消しにできる場合があります。

ある程度の長期保有を前提としたトレードがしたい人にはお勧めかもしれません。

5.NZドル/円

豪ドル/円の通貨ペアと同様に、NZドル/円の通貨ペアもスワップポイントが高めに設定されており、日本人投資家に人気がある通貨です。

また、オーストラリアの景気動向に左右されがちな通貨ペアであるため、豪ドル/円の値動きに引きずられる傾向があります。

ニュージーランドは食肉や農産物の輸出を主にしている国でもあります。そのため、天候と輸出入品の需要と供給が影響してきます。

特に世界の農作物を作っている地域での干ばつや洪水などの大きな被害が出ている時は値動きの激しくなる傾向があり、世界全体のニュースに気を配る必要があるでしょう。

6.ユーロ/ドル

ユーロ/ドルはFX市場で最も取引されている通貨ペアです。基軸が円ではないので、表記が異なってきます。慣れないうちは戸惑うかもしれません。

機関投資家なども参入してくる非常に取引量の大きい通貨ペアのため、チャートトレンドを絶対外さないようしていると大きな損が出ない傾向のある通貨ペアです。

ユーロ/ドルの取引において必ず確認しなければならないのは「米国雇用統計」です。この指標において必ずドル円とユーロドルは動きます。そしてほぼ逆相関になっていくのも特徴です。

こうした動きをしっかり捉えることができるなら、安定した利益を上げることができる通貨ペアです。

スワップポイントを活用するなら

主要6通貨ペア以上に乱高下し、かつスワップポイントが大きい通貨ペアを3つご紹介しましょう。

1.ランド/円

ランドは南アフリカの通貨でスワップポイントを狙う長期保有を目的とした取引では最も人気のある通貨と言えるでしょう。必要証拠金額が低く、少ない資金でも取引に参入できるというのもメリットです。

ただし、発展途上国なので、世界全体の金融取引の傾向に大きく引きずられる傾向にあります。

長期保有を目的とした場合でも世界的なスリップが発生したりすると大きく売られることもあり得るため、ニュースのチェックは必要不可欠です。

2.トルコリラ/円

トルコリラはトルコの通貨で、こちらもスワップポイント目当ての投資家には人気の通貨です。

現在は南アフリカランドと比べて安定した値動きになっているので、長期保有には向いているかもしれません。

ただし、こちらも世界全体の傾向に必ず引きずられます。時に資金を撤退することも相場であると考えてください。

3.ブラジルレアル/円

まだあまり取引が可能なFX会社の少ない通貨ペアでかなりマイナーです。

ブラジルの政策金利は主要国内では断トツで、南アフリカやトルコを上回っています。そのためスワップポイントでも大きな期待が持てる通貨ペアと言えるでしょう。

ただし、ブラジルはお隣アルゼンチンと共にスリップを経験したことのある国でもあります。大きな変動もあり得るリスクの大きい通貨ペアと言えるかもしません。

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まとめ

全部で9個の通貨ペアを紹介してきました。FXを行っていく中で、必ず勝てる通貨ペアというものは存在しません。しかし一方で、その通貨ペアの性格や特徴というものはある程度の傾向があります。

こうした性格や特徴をうまくつかんで経験を積んで行けば、必ず安定した利益に繋がる取引が出来るようになります。情報と勉強によって投資の勝率は確実に上がっていきます。焦らずにじっくりと経験を積んで行くことが、勝利を得る近道となるでしょう。

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