電力自由化、プラン次第で電気代が年間5,000円以上も節約!

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電力自由化、プラン次第で電気代が年間5,000円以上も節約!

投稿日:2015年11月25日 更新日:


先日のHOW MATCHの記事にて、電力自由化の背景や基本的情報について説明しました。今回は実際に電力自由化が導入スタートとなったとして、私たちの毎月の電気代がどれだけ変わるのかについて、迫ってみましょう。後半には電力比較サイトの「エネチェンジ」を使った例を紹介します。

「電気といえば東京電力」の常識が崩れ去る

電力自由化というのは、今までは東京都に住む人であれば東京電力しか電力会社の選択肢しかなかったのが、これからはさまざまな電力会社の選択肢から自分の好みの会社をチョイスして利用することができる、ということです。
ニュースとして上がっている情報によると、10月はKDDIが電力小売りに参入を発表しましたし、その他にも東京急行電鉄、楽天(丸紅と提携)、格安スマホで台頭しているケイ・オプティコムなどが電力小売りへの参入を発表しています。

つまり、携帯電話会社を選ぶように、電力会社もこれからはこのような企業からも選べるようになり、長らく日本に根付いていた「電気といえば東京電力」の常識がとうとう打ち破られました。かくして、あなたの家の電力もいろいろなプランから選択することができるのです。

電気料金もケータイのように料金プランがある

これは私も今まで知らなかったことなのですが、電気料金にも料金プランがあるみたいなのですね。東京電力を例にとってみますと、

  • 従量電灯B・C
  • 朝得プラン
  • 夜得プラン
  • 半日お得プラン
  • 土日お得プラン

これだけプランがあるのです。これが電力自由化されれば、これらのプランが電力提供会社の数だけ存在することになり、選ぶ方もそれはそれは大変な作業となるでしょう。

もっと簡単に、自分にぴったりの電力会社や電力プランを価格比較サイトのように簡単に探せたりしないだろうか……と思いませんか?
そのようなニーズに応えるWebサービスとして、エネチェンジ株式会社が提供する、国内最大級の電力比較サイト「エネチェンジ」があります。

電力比較サイト「エネチェンジ」とは?

この「エネチェンジ」というWebサイト、昨年の2014年4月からすでにリリースされており、電力自由化に向けて多様化する料金プランやサービス、それらのメリットを記事にして掲載し、情報を発信し続けてきました。現在は広告を行わずに月間50万人が閲覧するサイトとなっています。

電気料金を比較し、最適な電力会社を選ぼう!エネチェンジ

Webサイト「エネチェンジ」のコラムの一部(https://enechange.jp/articles/)

このたび、このエネチェンジを提供するエネチェンジ株式会社の代表取締役社長の有田一平氏に、サービスを立ち上げたいきさつや、エネチェンジならではの強みについて伺うことができましたので、そのコメントも交えてお送りいたします。

Q.エネチェンジはどういったいきさつでスタートしたのでしょうか?

有田氏 「電力自由化の先進国であるイギリスにて私はケンブリッジエナジーデータラボという会社の設立者のひとりとして事業に携わったんです。そこで2016年から日本でも電力自由化がスタートするにあたり、その会社と提携企業としてエネチェンジを立ち上げました。

日本ではまだ電力自由化が浸透していなく、どういうものなのか分かっていなかったり、電力会社を変えてしまって大丈夫なのかと心配している人もいます。私たちはそういう日本を変えていくお手伝いをしたいと願っています」

これはあまり知られていないことですが、イギリスは電力自由化については世界でトップクラスの先進国です。多くの家庭ではみんなインターネットのプロバイダを選ぶ感覚で電力会社を選んでいるのが当たり前。有田氏もそういう現場の最前線でそのノウハウを吸収し、エネチェンジに活かしているのですね。

日本全国の電力ビッグデータを独自に集計

また、このエネチェンジのもうひとつの大きな特徴として「高精度プラン診断」というものがあります。
これは、要はあなたに最適な電力会社と電力プランを提案してくれるサービスなのですが、その提案の根拠となる元データには日本全国のさまざまな家庭から電力ビッグデータを集めて消費を予測し、あなたの家族形態やライフスタイルなどに合わせた最適な電力会社を提案してくれるという大変ありがたいサービスなのです。

Q.日本にある他の電力比較サイトとエネチェンジの違いは何でしょうか?

有田氏 「電気料金を計算するための診断アルゴリズムは、私たちが日本全国に配布した独自のHEMS(ヘムズ)データを元に、先ほどのケンブリッジと共に開発しています。例えば8月の北海道と沖縄県では電力消費に明らかな差がありますよね?そういう気象情報や季節変動、毎月の電気料金などの情報(ビッグデータ)を大量に集めて、そのデータを診断に活かしているんです。」

確かに冷房を使わない北海道では夏場にほとんど電力は使わないし、反対に暖房を使わない沖縄県では冬場の電力使用量は北海道とは比較になりません。そういう土地柄による違いもアルゴリズムに組み込んでおかないと正確な診断はできないでしょう。このデータを集めるのは並大抵のことではなかったと思いますが、エネチェンジはそれを実現したのですね。

数個の入力項目に入力するだけですぐに結果が出る!

ではさっそくエネチェンジを使ってみましょう。ページを開いて少し下へスクロールするとすぐに次のような画面が出てきます。現在、どこの電力会社を使っているか、利用中のプラン名、アンペア数、電気代・使用量、郵便番号、家族構成などなど、いくつか必要項目を入力して、一番下の「診断結果を見る」ボタンをクリックするだけです。

手元に電気料金の明細書があれば入力は1分で終わります。

電気料金プランを比較して電気代節約、最適なプランに変更! エネチェンジ

エネチェンジの診断画面。これだけの質問項目に入力するだけでOK。(https://enechange.jp/)

そうすると下のような診断結果の画面が出ます。

あなたに最適な電気料金プランを診断   エネチェンジ 電気料金比較サイト

診断画面画面の一部(https://enechange.jp/)

ご覧のとおり、おすすめのプランが出てきました。たったこれだけの作業で年間にして5,000円以上も節約できることが分かりました!あとは変更したいプランの「プランを変更して節約」ボタンを押せば、具体的な変更手続きに進めます。

Q.これからのエネチェンジが目指す方向とは何でしょうか?

有田氏 「2016年1月より電力自由化が本格的にスタートしてから、エネチェンジも本格稼働し始めます。これからは診断の選択肢もユーザーに分かりやすくするために、価格重視、エコ重視、サポート重視、地域密着重視などのセグメントを用意する予定です。

また、のちのちには携帯電話と料金を一緒にしたスマホセットプランやガス料金と一緒にしたガスセットプラン、ポイントと提携したプランなど、電気料金はますます複雑化していくでしょうから、それに対応する必要もあります。

実は2017年にはガスの自由化も予定されているんです。イギリスでは8割が電気料金とガス料金を一緒に払っています。これから数年で日本はもっと自分たちで考えてエネルギーを上手に活用していく時代になるでしょう。そのためのサービスを提供いたします。」

まさかガスの自由化までも控えているとはまだまだ多くの日本人が知らないことなのではないでしょうか?光熱費をとりまく状況はこれから大きくすること必至です。私たちはそういった情報をキャッチする必要があります。今後のエネチェンジにも目が離せないでしょう。

2人世帯でも電気代の平均は1年で100,000円以上

2人世帯でも電気代の平均は1年で100,000円以上総務省統計局の家計調査によりますと、2人世帯の家庭でも電気代の平均は1年で100,000円を超えるという結果が出ています。

電気というものは私たちが生きている以上、使わないわけにはいかない、生活必需インフラです。

たとえ住宅ローンを完済し終わったあとであっても、電気代は一生ついて回ります。だからこそ、簡単に節約できるのであれば節約しない手はないでしょう。

年間5,000円の節約とはいえ、20年もたてば100,000円の節約になるのですから。

(取材協力/エネチェンジ株式会社 取材・文/HOW MATCH編集部)

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