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《カードローン借り換え審査》ローンは一本化がおすすめ

投稿日:2017年6月1日 更新日:


カードローンを利用している人の中には、1社からの借入だけにとどまらず、複数社から借入をしている人がいらっしゃいます。各会社ごとに借り入れ金利や返済日が異なるため、なんとなく金利で損している気になっている人や、管理が大変だという人が多いようです。

そんなお悩みを解決する方法として借り換えローンがおすすめです。借り換えローンは銀行や消費者金融が取り扱っており、毎月の負担を軽減することが可能なサービスとなっています。

では、借り換えローンとは具体的にどういうローンで、どういう審査が必要なのでしょうか?具体的に解説します。

カードローン借り換えはメリットが多い

複数の金融機関で融資契約をしているカードローン利用者は、利息や返済金額だけでなく、返済日の管理の煩雑さなどで苦しんでいるケースがあります。しかし、借り換えをすることによって、金利の削減や返済日の集約を行うことができるため、借入がとてもスリムになるという特徴があります。

まずは、借り換えローンとは何か?どうして金利が削減できて管理が楽になるのかなどを解説し、借入の上限について紹介します。

カードローンの借り換えとは?

そもそもカードローンの借り換えとはどういうことなのでしょうか?借り換えローンはおまとめローンとも呼ばれ、借入先が複数社となっている人がローン契約をひとまとめにするローンのことをいいます。

たとえばA社とB社から借入れをしている人が、C社にローンを集約する方法が借り換えローンで、銀行も消費者金融も借り換えローン用の商品をラインナップしています。

また、仮にC社が借り換えローンの商品を持っていなかったとしても、A社とB社の借入額分を返済し、C社から貸付を得られた場合には実質的に借り換えローンと同じことが実現できます。もちろん、これによって上限金利が高くなれば意味がありませんし、限度額や利用目的との兼ね合いにも注意が必要です。

金利がお得で管理も楽

カードローンの金利は、借入金額ごとに差があり、借入額が多いほど金利は低く設定されています。そのため、A社B社とバラバラで借りているよりも、C社1社からまとめて借りた方が金利メリットが出ることが一般的です。

借り換えローンで設定されている金利よりも、現在複数社で借り入れをしている金利の方が高ければ、まとめることで金利負担が軽減することができるでしょう。

また、返済日についても、借入をしている各社ごとに異なることが多いため、返済漏れなどうっかりミスを犯すリスクがあります。借り換えローンを利用すると、返済日を一元化することもできるので、返済漏れのリスクを軽減することが可能です。

年収の3分の1以上の借入ができる

カードローンやキャッシングでは、申込者を保護するという観点から年収の3分の1を超える借り入れはできないという総量規制というルールがあります。

これは借入件数を合計して年収の3分の1を超えることができないため、既に1社から年収の3分の1近くの借入がある場合には他の業者から借り入れることはできません。

ただし、これはあくまでも消費者金融を対象としたルールであり、銀行カードローンは総量規制対象外となっています。しかし、消費者金融からの借入の場合も、借り換えローンの場合には年収の3分の1を超える借り入れは可能で、アコムやアイフルなどの消費者金融では、これに対応した借り換えローン商品がラインナップされています。

カードローン借り換え審査の手順

カードローンの借り換え審査ではコンピューターによるスコアリングと、信用情報の照会が行われ、申込者が毎月きっちりと決まった返済額を返済できるかどうかの返済能力が査定されます。

それぞれどのような手法を取っているのか、具体的に見て行きましょう。

コンピューターによるスコアリング

コンピューターによるスコアリングとは、申込者の境遇や状態を項目ごとに点数化し、合計点数が基準値以上となっているかどうかのふるいにかける作業です。

スコアリングで見られている項目は年齢や性別だけでなく、

  • 既婚者か未婚か
  • 勤務先情報や勤続年数
  • 住宅状況
  • 固定電話の有無

など、さまざまな項目を参考にしています。

また、類似のプロフィールの他の人がきっちりと返済しているかどうかもチェックされているので、個人だけでなく利用者全体の傾向も含めて確認されています。

信用情報の照会

金融取引の情報は個人信用情報機関という第三者機関に登録されています。クレジットカードの履歴やローン取引情報が載っているので、過去に遅延や滞納、債務整理の履歴があれば信用情報ブラックとして借入は難しくなります

また、申込者が記載した申し込み情報に間違いがないかの確認にも利用されますので、厳正にチェックされているという認識が必要です。信用情報の確認が終わると、勤務先に在籍確認の電話が入ります。

在籍確認の電話は銀行名や個人名でかかるため、カードローンの借入であることが同僚に分からないように配慮がなされています。

カードローン借り換え審査で注意すべきポイント

カードローンで借り換えを行うには注意すべきポイントがあります。信用情報にキズがないことは前提として、申込者ができる範囲で審査に有利となるポイントはどんなことが考えられるのでしょうか?借り換え審査の注意点を紹介します。

申し込み情報の記載漏れに注意

申込者であれば誰でも配慮すべき点として、申し込み情報の記載漏れや内容間違いに注意が必要です。申し込み情報に間違いがあれば信用情報を通してその内容がチェックされます。

本人に悪気がなかったとしても、場合によっては意図的に虚偽申請をしているとみなされることもあるため、しっかりと確認しながら記入することが大切です。

特に勤務先の情報や、他社からの借入状況にかんしては厳しめに確認されていますので、間違いがないように気を付けましょう。もちろん虚偽申告をした場合には確実に審査落ちしますので、正しい情報の申請が重要です。

使用していないローンは解約すべき

カードローンの借入の際には、他社からの借入件数が多いと不利に働きます。借入れ額が多くても不利となりますが、それよりも借り入れ件数が多いほうが嫌がられるので、借入件数を減らすことを心がける必要があります

もしも利用していないカードローンがある場合には解約しておく方が良いでしょう。実際の借入件数だけでなく契約している件数も見られていますので、不要なカードローンを解約して件数を減らすと有利となります。

まとめ

複数社のカードローンがある場合、それぞれの返済をバラバラに行うよりも、借り換えローンを利用してまとめてしまうことをおすすめします。

借り換えローンは金利が低くなることや、返済の管理を一元化することができるため、借金が一本化できてスッキリします。金利負担の軽減と煩雑な管理を軽減して、延滞や遅延リスクを少しでも下げましょう。

借り換えローンは銀行カードローンも消費者金融カードローンも利用することができますが、いずれも厳正な審査が行われます。審査で不利とならないように、正確な申し込み情報の記入と、不要なカードローンの解約が重要です。

総量規制の対象である消費者金融でも、借り換えの場合は年収の3分の1以上の借入が可能なので、とてもメリットの多い方法だといえるでしょう。

(文/田中英哉)

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