(※この記事は2015年10月13日の秋の季節に掲載されたものです。)
夏は暑さのせいで、また水分ばかりとるためあまり食欲がわかなかったりする人も多いのですが、気持ちの良い季節である秋になってくると、どんどん食欲が増してきて、1年中でいちばん食べる「食欲の秋」を迎えることになります。
秋は実りの季節です。米、さんま、松茸、サツマイモ、りんご、なし、かき、栗などが、旬になって市場にたくさん出回る時期でもあります。さんまの塩焼き、栗ごはん、サツマイモの天ぷらなどのおいしい料理もたくさん食べることができます。そして外食でも秋の味覚を使ったメニューが並び、店の前にはその宣伝のためのポスターやのぼりがあって、つい店内の中に入っていくということもあるでしょう。
秋に食欲がわくのはどうして?
食欲はセロトニンと関係があります。セロトニンは脳内の神経伝達物質ですが、日光を浴びたり明るい環境にいることで分泌量が増えるのですが、秋には日照時間が短くなり長雨などで薄暗い日も多いのです。
するとセロトニンの分泌量は減ってしまうのです。セロトニンがたくさん分泌されていると、気分は明るくなり食事に関しても満足感を得られるのですが、セロトニンの分泌が低下すると食べてもなかなか満足感が得られなくなるのです。だから秋には食欲がますということにつながるのです。
また秋は夏よりも活動的に動けるのでお腹がすきやすくなります。そんなときにちょっと途中でコンビニに寄って小腹を満たしたくなることもあるでしょう。しかし食欲の秋だからと外食をしたり、コンビニに立ち寄ったりしていると、食費がかさんでしまいます。自炊をするにしても高級な新米を買ってご飯をたくさん食べていては食費が増えてしまうのです。
食費節約の基本は自炊
まずは外食やコンビニに立ち寄る回数を減らすことです。最近はファミレスなどで安く食べられるところもありますが、1回外食をするだけで安くても1,000円前後はするでしょう。コンビニに行ってもおやつと飲み物を買うと500円近くはかかってしまいます。
そのようなことを繰り返すと1ヵ月の食費はかなり高くなってしまうのです。だからできるだけ自炊をすることが大切です。そして自炊をするにあたって買い物に行くときには、事前に家にある食材を確認してから行くことです。確認せずに行くと使いたい食材が家にあったかどうかわからずに、また買ってしまい結局あまらせることになってしまうので、無駄買いをなくすようにしましょう。
安いお米でも炊き方ひとつでここまで変わる
また、お米を購入するときですが、実りの秋なので高級ブランドの新米が欲しくなりますが、安価で購入しておいしく食べるという方法があるのです。それはお米の炊き方なのですが、洗米するときには何度も洗うのでなくたっぷりの水で軽く洗うようにします。
そして洗った後は夏は30分、冬なら2時間くらい置いて水分をたっぷりお米に吸わせてから炊くようにします。また、炊くときにみりんを少し加えることでおいしいご飯が炊きあがるのです。加えるみりんの量は、1合のお米に対し大さじ半分ていどです。
このようにすると高級ブランドのお米でなく手も十分おいしく食べられ、安価で購入した分たくさん食べることができます。これで食費を5,000円は節約することができるでしょう。
食べ方でも食欲をおさえられる
さらに食欲の秋に、食べ過ぎを防ぐための方法もあります。野菜や海藻類をたくさんとり入れて先に食べることで満腹感が得られ食欲が抑えられます。そしてよく噛んで食べるといっそう満腹感が早く感じられて食べ過ぎを防ぐことができるのです。
食欲と関係のあるセロトニンの分泌量を増やすことも大切です。できるだけ外に出て日光を浴びて適度な運動をしたり、趣味や好きなことをすることで楽しい気分になるとセロトニンの分泌量が増え、食欲の秋でも食べ過ぎを防ぐことができます。
しかしせっかくの秋の味覚も十分に味わいたいので、お金と体のことを考え外食や食べ過ぎに注意をして実りの秋、食欲の秋を楽しみましょう。